全話観たのに存在を忘れてた…汗
いや~、一歩間違えたらB級オカルトドラマになりかねなかったのに、藤原君とアリスちゃんの真剣な演技でS級に格上げしたよ!
八百万の神々大好き人間には堪らんドラマだった!
謎の神ヒルコによる神々の粛正と不要な人間の撲滅。
いや~、
ラストにこのドラマの重要なメッセージが語られてましたね。
そうだよ、
世の中のSNSとあらゆる情報によって惑わされて、人間不審に陥ったり、逆に傲慢になって他人を陥れたり、と不穏な時代に突入しても、
それでも尚、人間が人間を信じられなくなってどうすんねん?
人間が人間をやめるにはまだ早い!
少しでも希望があるなら、思い遣る気持ち、助け合う気持ちを失わずに生きていこうや!
人間はまだまだ捨てたもんじゃない!
という強いメッセージ性があるドラマでしたね。早い話が。
八百万の神々は、森羅万象のみにあらず。見えるものだけでなく見えないものにも魂があり、人間も皆神様。
あ、お客様は神様じゃないですよ!
と言いたいとこですが、
お客様だけが神様じゃありませんから!営業マンも、レジのお姉さんも皆神様やからね!
じゃあ、反社や罪人は?と言われそうなので、
世の中の犯罪も、吉田松陰の
罪はことにあり人にあらず、
だと私は思っている。
人間は誰しも、罪人になるために産まれてきたわけではない。
犯罪を行うには、それ相応の過程と理由があるはずなんよね。家庭や社会環境であったり、深層心理であったり。
その人だけに罪があるとは思えない。
だから、人間も神様。反面教師にもなる神様。
と今だけこの表現を変えます。
信じるものは救われる、
じゃなく、
信じる気持ちを失うな!
が正しい表現だと思う。
本当に、藤原君とアリスちゃんが真剣に演じれば演じるほど、
もちろん二人だけでなく、登場人物皆さんの真剣な演技が、
リアルなドラマに昇華させたと思うよ!
やっぱさ、露骨に神々って言ったら胡散臭いやん!?
その胡散臭そうな神々に対抗するかのように存在する、警察というリアル人間組織が対象的に存在するからこそ、全領域異常解決室の面々の存在、また神々の存在にリアリティーが出たと思うんよね。
これが、全領域異常解決室しか登場してなかったら間違いなくB級ドラマのままになっていたと思うんよ!
結末はさておき、ユースケ・サンタマリアさんと成海璃子ちゃん、柿澤勇人君の存在が、神様の存在を信じていない代表として存在することで、B級ドラマになるのを阻止したと言っても過言じゃない。
圧倒的にB級ドラマになるのを阻止したのは、藤原君、アリスちゃん、小日向さん、迫田さん、福本莉子ちゃんの存在が大きかったね。
前半は、特に莉子ちゃんが良い伏線だった。一見、莉子ちゃんがヒルコなのでは?と思わせる演出が良かった。
藤原君なんて、なんでこのドラマに出ようと思ったの??と不思議でならなかったが、
最終話で、
デスノートの逆バージョンやん!?ってことに気付いた。
藤原君は、デスノートでは新世界の神を演じて、殺戮を繰り返してきた悪魔だったが、
今度は、その殺戮を止める神の側の役だったからね。
藤原君とアリスちゃんが真剣に演じれば演じるほど、
撮影現場は、乗り移ってるとか、超能力?に掛けられてるとか、そういう振りの演技をしないといけないわけやん!?ぶっちゃけ、恥ずかしいよ、演技だからなおさら。エキストラさんも頑張ってた!
藤原君もアリスちゃんも、素に返ったら恥ずかしくなるような演技も真剣に演じてくれたからこそ、回を重ねる毎にリアリティーが出てきたんだと思うよ。
ラストのメッセージも含め、藤原君とアリスちゃんの演技も、本当に胸を打つ素晴らしいメッセージと演技でした!
脚本的には、なんとなく、誰がヒルコ(?)か想像はついたけど、それでも二転三転しようとするチャレンジ精神にも感動した。
ぶっちゃけさ、そんなに神々を粛正したら、神社に神々がおらんくなるやん!?日本の神道がなくなるやん!?御利益なくなるやん!?と思って観てたけど、
ちゃんとラストで、ユースケ・サンタマリアさんと藤原君の会話で解決しました。
はい、見えないだけってことやね。早い話が!藁
それも含めて、
最終回って、時々後味悪くてモヤモヤして終わることが多いけど、これは最後まで魅入ってしまった!
そうだよ、きっと第二、第三のヒルコが現れるよ!的オーラスも良かった。
本当に面白かった!
アメノウズメが猿田彦ではなく、天岩戸別神(アマノイワトワケノカミ)に恋する設定、あ、逆か…、も斬新設定で良かった。
っていうか、天岩戸別神という神様なんて知らん!(笑)
神様と妖怪がミックスされた内容のドラマでしたが、
知ってる神々が登場するだけで激萌え!(笑)
残念なことに、国常立尊様は致し方ないとして、スサノオもツクヨミも登場したのに、姉のアマテラス様が登場しなかったのはなんでだ?見そびれたか??