恐るべし成河君、凄い!凄すぎる!!
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当たり前だけど、ルキーニとも義経とも違う表現力に圧倒されっぱなし!
特に、19歳から53歳?に瞬時に変わる演技がもうバケモノの領域でした!全身から出るオーラが全然違う!!突然現れた幽霊を見たような驚き。マジ凄すぎる!!!
てっきり、イメージ的には福士誠治君が私を演じるんだと思った彼役も、めちゃくちゃ良かった!
福士君の舞台は、今回で2回目ですが、声がめちゃくちゃ良くなってて、めちゃセクシー!第一声から彼でした。クールさとエロさが見事に融合されていて、声も佇まいも魅力的でした!
成河君演じる私の10代の演技が、それがまためちゃくちゃピュアだったので、より福士君のエロさが引き立ってました。
お互いが引き立て合いつつも、演技バトルしていて、噂通りの素晴らしいコンビネーションでした!
ということで、大阪公演があるのは知ってましたが、やはり、シアターウエストの小空間で観たかったので、運良くチケットが取れたので感染対策して観てきました!
何度も再演を繰り返すだけある、素晴らしい作品!男二人の濃密な時間は、やはり、シアターウエストにピッタリだったと思う。
本当に濃密で濃厚で、なかなかの知的なBLものでした。
ぶっちゃけ、もっと魂を売った演技でも観たい!と思った。もっと激しく狂って演じたver.も観てみたい。
私と彼の関係は、まさにファウスト博士とメフィストフェレスの血の契約そのものだったし、福士君演じる彼はニーチェに傾倒していたし、しかも、台詞でサヨナラをドイツ語で言ってたしで、なんでもっと早くに観なかったのか後悔したほど。
物語の核である、愛、依存、渇望が見事に表現された脚本で、私は彼に、彼は父親に愛を渇望していて、
父親は登場しないけど、父親に自分に振り向いて欲しいがために私を利用して罪を繰り返し、更にエスカレートしていく。父親に溺愛されている弟に嫉妬する彼。
彼に愛されたくて、彼の心を独占したくて彼の言いなりになる私。
この物語では男同士だけど、現実問題として、男女関係においてはよくニュースで聞く話。彼の言いなりになって我が子を虐待死させたり。彼は実の親ではないパターンが多い。欲しいものと大切なもとの価値観が狂って起こった悲しい事件。
でも、この舞台の私は、単純に彼に依存しているわけじゃないから作品として面白い。いや、演じる側にとっては超美味しい役。私も彼も。
ミュージカルスタイルをとった作品なのに、全くミュージカル感や音楽劇感がないのも魅力的。歌が台詞にしか感じられない。これは、訳詞が上手いとも言える。
ま、成河君も福士君も台詞を喋るかのように気持ちで歌っていたし、なにより、言葉が明瞭で聴き取り易い理解しやすかったのが良かった!
久々に衝撃的な作品を観させてもらった感覚。
そうそう、劇場出たら、しのぶさんがいらっしゃってました!マスクされてましたがすぐ分かりました。まさか、しのぶさんを拝見できるとは!
東京は、劇場で芸能人に遭遇する機会が多い!
25日から緊急事態宣言が発令決定しました。どうか劇場は封鎖しないで頂きたい!