「五右衛門ロックⅢ」大千秋楽

2013-02-28 21:12:41 | 舞台
超大満足ぅっ!!すご~く楽しかった!!!

大千秋楽だけあって、めちゃくちゃパワー炸裂やった!今日の日のためにパワーを蓄えていたのか!?と謂わんばかりの発散ぶりにもう超楽しかった!

舞台からの勢いが凄過ぎてストーリーが分からなくなった(笑)

もうね、何が凄いって、一番は春馬君のパワー炸裂ぶりにめちゃ驚いた。今日は完全にあなたが主役です!と謂わんばかりの勢いに目を奪われました。第二部なんて前回と丸っきり役の入り方が違って、狂気を秘めた心九郎がめちゃ良かった。浦井シャルルも頑張っていたけど、浦井シャルルも古田五右衛門も今日は春馬心九郎に喰われてたね(笑)

ま、春馬君に限らず、麿さんに至るまでキャストの皆さんや、音響も含めて、ありとあらゆるものがパワー炸裂でロックテイスト満載で本当に超楽しかった!

それから、まさかのユリちゃんの映像であんな遊びを仕掛けてくるとは思ってもなかったから、もう大爆笑(笑)笑いが足りないとぼやいていた前回の感想を一掃するくらいお腹が痛かったよ(笑)ラジオのニセ竹vs.ホン竹しのぶさんの会話もかなり大爆笑もんやったけど、ユリちゃんのいっこく堂はそれを上回ったわ(笑)あれは卑怯やで!古田さんの間といい、ホンマ大爆笑もんでした(笑)

それから、ラストの四人衆のセリ上がりが超カッコ良かった!初めてシャルルがカッコいいと思った(笑)普通ならじゅんさんもいて五人衆が理想だったのかもしれないけど、あの四人の中にいるなんてホンマ浦井君は幸せもんやな。浦井ファンの一人としても嬉しい限りです。次回は是非とも二枚目役で…(笑)

今日も三階席での観劇だったのですが、まさか煎餅を頂けるとは思ってなかったのでめちゃ嬉しかったです。ちゃんと写メしておきました(笑)

本当は今日は全く観る予定ではなかったのですが、前回でDVDの購入を断念したのでせめて大千秋楽チケットがあるなら思い出にと思ってチケット購入したのに、こんな楽しい大千秋楽ならDVDが欲しくなったよ(笑)←これって策略にはまってる???

あまりにも前回との印象が違い過ぎて、貧乏人には困ります。予算の計画してたのに…。ホンマ、今日のためにパワーを温存してたん!?と言いたかった(笑)ホント、想像以上に楽しすぎたから、お蔭で夜道を一人で歩くのが寂しくなったわ(笑)

でも、たくさんたくさん元気を頂いたので、明日からまた仕事頑張れます。もう、ユリちゃんのいっこく堂で十分笑って過ごせます(笑)

東京公演から約三ヶ月、皆さんお疲れ様でした。

今日のまとめ:結局前回の疑問点分からず仕舞いや。秀吉にとって秘宝はあのおにぎりだったのかもしれんけど…、尼さんがしたかったことがイマイチ分からん。謎解きは謎解きやと思うけど…。秘宝と秘薬は別もんやろ?秀吉って秘薬が欲しかったん?よく分からん。今日は完全に勢い負けしました。もう完全に細かいことはどうでもいい状態やった(笑)

追記:ユリちゃんのいっこく堂、これってハプニングやったん???わざとじゃないん?えっ、どっち、どっち?


追記:古田さんのオールナイト聴いた。ぶっちゃけ聴くんじゃなかったと後悔(笑)でも、Upしてくださった方ありがとうございます。

だってさ、下ネタばっかやもん!中身なさ過ぎやしさ~。しのぶさんとの会話もつまらかったし…。あ、すみません、書き過ぎましたm(__)m

下ネタ嫌いじゃないけど、古田さんの口からオール下ネタは聴きたくなかった(涙)だから最後まで聴いてない(笑)っていうか、オンタイムで聴いてたら、100%千秋楽行かなかったと思う…。

ま、古田さんの人となりが見えたのは良かったかも…。どこかエエんですか!?(笑)m(__)mあ、古田さんのこと嫌いにはなってません。ただ見方はだいぶ変わりました(笑)

続き…

2013-02-23 22:36:52 | 舞台
めちゃくちゃ失礼なこと書いてます。申し訳ないですが、そのままUPします。苦情が出たら消します。


ラジオを聴いて思ったのが、私生活にピアフを引きずっていると思わせる発言があってぶっちゃけ心配してます。しのぶさんにしては珍しくマイナス発言が多かったので。ニセ竹さんとの会話は大爆笑だったのですが、そのあとがちょっと心配になりました。

なので、しのぶさんに限らないですが、今とても淋しくて、孤独感に苛まれている方に曲のプレゼントをします。

ズバリ、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」です。

特にこの、

♪寂しさを紛らすだけなら
誰でもいいはずなのに
星が落ちそうな夜だから
自分をいつわれない♪

の歌詞がキーフレーズというか、実は私が大好きな歌詞ですm(__)m

私の想像では、かつて流れ星に願い事をしたと思うんですよ。ある日、ふと夜空を見上げた時にその願い事を思い出したんだと思います。で、我に返ったんだと思う。

そりゃさ、人肌が恋しくなる時もあるわさ。だからといって自分を見失ってはいけないと思う。

寂しいなら誰でもいいのかい?結局、自分が傷つくだけでなく、相手も傷つけることになるんやで。自分の傷を癒せないのに、他人の傷なんてもっと癒せない。さあ、我に返って、やるべきことがあるでしょ?寂しいなんて言ってる場合じゃないと思うよ…。

ぶっちゃけ書くと、実は今日の観劇、しのぶさんの気持ちになって観てました。作品、役、キャストや、スタッフに恵まれて、しかも最高に楽しかったら、そりや現実に戻った時に一人だったら寂しいと思う。私は常に孤独だし、幸福感を味わえる仕事でないから、完全に孤独であることが当たり前で、それに麻痺してしまってるけど、人間に恵まれてたら寂しくて仕方ないと思う。って思いながら観てましたm(__)m

私からしたら、しのぶさんは天職に恵まれて羨ましいと思う。直接でなくても間接でもたくさんの人に愛されてるんやもん。しのぶさんの歌を聴いて泣いてくれる人がいるんやで。はい、私もその一人です。しのぶさん、テレビで言ってたやん!?

“天才は神様から与えられた役目”

だったけ…?

ズバリ、その通りだと思う。だから孤独感に打ちひしがれる前に、自分を見失わないでね。もちろん、私自身にも言い聞かせています。

今日のまとめ:毎度毎度、お前は何様や!?発言をお許しくださいm(__)m

全然感想になってなくてごめんなさいm(__)m

明日、古田さんのオールナイトに、しのぶさんが出るそうです。めちゃ聴きたい!でも諦める(涙)なんか、しのぶさんの質問攻めにたじろぐ古田さんが想像出来るんやけど…(笑)

そうそう、ニセ竹さんよりしのぶさんの方が桃井かおりさんのモノマネ上手いっ!と私は思った。…なんかBlogに書かずにラジオに投稿しろよ!って内容ばかりでごめんなさいm(__)m

追記:今日の観劇はまさに竹内まりやさんの♪チャンスの前髪♪でした。100%観れないと思ってたから本当に嬉しかったです。その代わり、ウタコさんのビルが観れなくなりました(涙)これは前から分かっていたことなので仕方ないのですが…。

チャンスの神様は前髪しかない。ホントその通りですね。

まりやさんの歌詞、色んな点でドキッとする歌詞が多いねんけど…。以前はまりやさんの声が好きやったけど、最近は歌詞がめちゃ胸に突き刺さる。まりやさんもしのぶさん同様不思議な存在です。

追記2:実は、まさやんのライヴに行きます。なんというタイミングというか、なんせめちゃくちゃ楽しみ!オッサンが行っても大丈夫ですよね…?(笑)なんせ初めてなもんで…。

追記3:最近なぜか、ミスチルの最新アルバムの中の♪pieces♪をヘビロテで聴くくらいはまってます。最近までアルバム自体聴いてなかったのでたまたま聴いたら、めちゃはまってもうた(笑)なぜか♪常套句♪でなくこっちなんだよね…。かなり好きになった。なんせ曲とアレンジがめちゃ好き!サビが堪らんね(笑)何回も聴いてると歌詞も良いと分かる。

この♪pieces♪の歌詞は、今、倦怠期のカップルさん達にオススメします。桜井さん書いた歌詞の‘pieces’の喩え方が非常に上手い!何より前向きになれる歌詞なので、“こんなはずじゃなかったのに…”と思っている方に聴いてほしい?んっ?読んでほしいと思いました。これは歌詞検索出来るのかな…?歌詞は…私には…ほぼ関係ないですが、共感はできます。

このアルバムは♪常套句♪の中の単語で購入決定したんですが、今聴くと恥ずかしい歌詞やね…って気付いた(笑)

「ピアフ」

2013-02-23 22:29:20 | 舞台
ブラボー!!!

ではあったけども、ぶっちゃけ書くと、ピアフの孤独感がひしひしと伝わってきて、なんかしのぶさん自身の孤独感にも思えて正直めちゃくちゃ良かったとは言えない…。

っていうか、しのぶさんが歌った後に“ブラボー”の掛け声の多さに驚き。一瞬美輪さんのコンサートに来たのかと思った(笑)

で、この前のニセ竹しのぶさんがゲストだったラジオを聴いたからかもしれないし、まさかのオペラグラス紛失で表情チェックが出来なかったから余計俯瞰して作品を観てしまったからかもしれないけど、もちろん二回目というのもあるけど、なんせ、ピアフはしのぶさんが演じているんだけど、今日はしのぶさんがしのぶさんを演じているように思えてならなかった。

もちろん、♪愛の讃歌♪でも泣けたし、シャルル(アズナブール)に語る台詞でも泣けたし、他の歌でも涙がこぼれたんですが、やはり、見終えた後に感じたことは、しのぶさんに憑依したピアフではなく、しのぶさん自身に思えてならなかった。

なんかさ、テオといても幸せそうに見えなかってんもん。無償の愛の象徴のテオがそばにいるのに、最後までピアフって孤独だなって思った。と、この前のラジオで話していたしのぶさんの話の内容とダブったので余計そう思った。

オペラグラスを持っていたら、きっとそんなこと思わず、前回みたいにしのぶさんの演技にノックアウトされていたと思うんですが、なんせ今日は、立ち見だったので、完全に真後ろでの観劇だったので表情チェックなんて皆無。声と動き、シルエットでしか判断出来なかったんでね…。なので、いつもよりも客観的に観えてしまったわけです。

オペラグラスがなかったから、脚本的にというか、演出的に、ピアフが女版ジーザスに思えてならなかった。何が共通かというと、生き方がバイブルだなと思った。ジーザスは亡くなるまでが決められたシナリオに思えたけども、もちろんピアフの人生はシナリオ通りではないけど、キリスト同様、ピアフのような壮絶な人生を生きた人がどれだけいたんだろ?って思った。

生きてることが奇跡のような人生。何度も交通事故に遭っているのに生きている。まさに神様に生かされた人生だと思う。娼婦まがいの人生。男がいないと生きていけない人生。そんな人がフランスを代表する歌手でもあり、亡くなった今でも名作になるくらいのスターなんですよ。決して皮肉で言っているんじゃなくて、この世の中にピアフほど、波乱万丈で壮絶な人生で、尚且つ感動を与え続けられるスターがいますか?ってことです。

一歩間違えなくても、(表現は悪いですが)娼婦上がりのスターではあるけど、歌の才能がなければ歴史に残る偉大な歌手にはなりえなかったわけやん。彼女の人生そのものが結果的には奇跡の連続で、愛した男は出世し、人生の最後にはテオに出会えたわけやし。マルセルの出会いも、イヴ・モンタン、シャルル・アズナブール、そしてテオも出会うことは必然であり、またその出会いがあったからこそ、数々の作品がリアリティーを伴い名曲として歌い継がれていると思う。そもそも世界中で愛され続けて泣ける曲ってそうないと思う。有名な曲はたくさんあってもね。と思うとピアフの人生がホント聖書の中のキリストに思えてならない。

この、しのぶさんの「ピアフ」を観ると“無償の愛”はあまり感じられないけど、ピアフの人生には“無償の愛”や“本当の愛”は大きく関わっているもんね。

生きる勇気というか、ピアフの人生を知ったら、いかに自分の悩み事ってちっぽけなんだなって分かると思う。そう思ったら、例外を除き、いくらでも人間って生きていけると思う。

最近のニュースで一番ショッキングだったのが、小学生五年生の飛び込み自殺。なぜ学校の統廃合で死なくてはならないのか…?本当にこれほど残念で居たたまれないニュースはない。まだ10年しか生きてないない小さな子が死を選んだんやで…。大人には大人の事情があるし、子供には子供の事情がある。でもこの自殺は、人間魚雷、自爆テロに匹敵するくらい愚かなことです。自分の命と引き換えに世の中を変えれるかもしれないと思ったことが本当に残念でなりません。あまりにも悲しすぎる。生きて自分がよくも悪くも模範になることの方が世のためだと思って欲しい。江原さんじゃないですが、生き抜いてこそ命だと私は思います。

話が脱線しましたが、オペラグラスがなかったがために、普段観劇の際には感じることがないことを感じたのでそのまま書いています。気を悪くされたらごめんなさい。今日は、オペラグラスがなかったのも必然かなと思ったのも事実です。

話を「ピアフ」に戻します。感じたこと書いていきます。

藤岡君の歌、痺れた!メリハリを付けた歌い方でとても良かった!

小西君も良かった。小西君の歌で、ピアフが化粧をするシーンなのですが、なんか映画を観てる感覚でジーンときました。

サエちゃんこと彩輝さんも見事な演じ分けでした。ディートリヒと秘書、完全に別人でしたね。さすが、宝塚の元トップ。

梅澤さん、前回同様いいキャラですね。しのぶさんといいコンビでした。

辻さん前回も出演してたんやね。記憶になかった…m(__)m

そうそう、しのぶさんが美輪さんに見えた時があった!腰に手を当てて歌ってる時。あれは♪アコーディオン弾き♪の時だったかな…?どの曲か忘れた。あれはホントに美輪さんに見えたよ。意識してました…?

しのぶさんが歌った曲はどれも歌い方が違っていて本当に素晴らしかった!ラストの♪水に流して♪は魂の叫びでしたね。一人の人生、しかもたった三時間に凝縮された人生をメリハリを付けて演じられていたのはさすが大竹しのぶ!だと思いました。←これは一観客としての意見です。







「五右衛門ロックⅢ」

2013-02-20 21:09:11 | うらけん
ネタバレしてるので、ご注意下さい。

白浪五人男ならぬ四人衆、まさかのエリザベートの楽曲もどき、映画「レオン」の♪Shape of my heart♪を思わせる旋律、床一面の見事な絵巻画、映像だけのユリちゃんのアンヌ、薔薇&サムのお馴染みのキャラクターに、マローネの秘密兵器。エスパーダの殺陣めちゃカッコいい!は、さておき(笑)脚本的には今一つでしたが、演出はお見事でした。

意味不明なミュージカルシーンが無駄に多かった感は否めませんが、場面転換など見せ方はホント上手かったです。もう、五右衛門の登場シーンと四人衆のセリ上がりには唸ったよ(笑)古田五右衛門、超カッコいい!今回も美味しいとこ取りでしたね(笑)

ぶっちゃけ、第一部は無駄に多いミュージカルシーンにゲンナリ気味でしたが、第二部は見せ場が多くて面白かった!笑えるシーンが少なかったのが残念でしたが、それなりには楽しめました。

今日は台詞を忘れるというハプニングが続き(笑)台詞を忘れた兄ちゃんへのフォローが全くフォローにならず…。また、冴えたアドリブだったのにこちらも台詞が飛んでもう一回やり直した妹の優ちゃん。あれは、自分でヨッシャ!と思ったら頭が真っ白になったんやろな…?まさに兄妹愛やね(笑)どっちにしても、最近では滅多にお目にかからないハプニングだったので、作品的にも全く問題ないというか、逆に美味しいハプニングだったので観てるこっちも楽しめました(笑)

薔薇&サムの脚本がピカ1だっただけに、今回は物足りない脚本ではありましたが、第二部はホント見応えがあって面白かったです。

聖子マローネの捨て台詞・ツッコミ・ぼやきがホント笑えた。今回は、じゅんさんの古田さんへの一方通行片想いシーンがなくて非常に残念でしたが、その代わり聖子マローネでたくさん笑わせてもらいました。ホンマ聖子姐さん最高!

そうそう、この脚本の最大のツッコミ処である金塊を見つけるところ、謎解きに時間をかけた割にはいとも簡単に渡してしまう尼さんに、思わず何がしたかったん!?って心の中でツッコんでもうた(笑)隠しておいたのに見つけさす意図が分からん。ま、金塊が見つからないことには話は進まないねんけど、あそこ意味不明。これからご覧になる方は是非とも理由を見つけて下さい。

第一部だけだと登場人物の存在理由が不明な方が何人かいたんですが、第二部で存在価値があったのが良かったですね。麿さんの秀吉って必要???と思ってたけど、第二部のキーパーソンでしたね。

いや~、まさかこんなに村井さんの歌が聞けるなんて思ってなかった(笑)悪役は似合うわ、歌声に痺れるわで、個人的に嬉しかったです。

麿さんめちゃ渋い!「毛皮のマリー」の時は体調の心配をしたけど、今回は声にも張りがあってめちゃ良かった!です。やらしさと威厳さが醸し出されていてホントに素晴らしい秀吉でした!

古田さんの五右衛門は相変わらずの美味しいとこ取りで、本当カッコ良かったです。殺陣がかっこいい!あの登場シーンもマジかっこ良かった!

明智心九郎役の春馬君、めちゃ浦井シャルルとかぶるキャラやねんけど…。っていうか、完全にシャルルに喰われているのは良かったのか…?衣装からして地味。シャルルの方が目立つのは演出ミスでないのかい?歌もダンスも殺陣も噂通り上手かったけど、シャルルに喰われていたのが気になるところ…。私には喰われているように見えました。あえてダメ出しするなら、第一部は逆にシャルルを喰うくらいのお馬鹿キャラに徹底して、第二部で闇を抱えた役どころを強く出したらもっとメリハリが効いて良かったのでは…?と思った。

その心九郎に心惹かれていく猫目お銀の優ちゃん。地声と声音の使い分けが惜しかった。声音を使える技があるなら上手く使い分けて欲しかった。歌になるとキーが高くなるのも残念やった。地声で良かったのに。歌の時に声のトーンでキャラが変わるのが残念やった。めちゃくちゃ演技やダンスのセンスがあるのに不自然にキャラチェンジするのが本当に惜しかった。だからさ、お銀と心九郎が惹かれ合うのが今一つ説得力に欠けるんだよね…。

優ちゃんはストレートプレイもさることながら、もっとダンスミュージカルにも出て欲しい!抜群の身体能力に長けているのが実証されたから、これを活かさないわけにはいかんと思う。日本のミュージカルって基本歌とお芝居だけやからな…。これはもったいない。宝の持ち腐れや。優ちゃんのダンスがもっと見たいと思った。

春馬心九郎を喰ってしまった浦井シャルル。出番は思った程は少なかったけど、存在感はウザイくらいあったね(笑)春馬君にもっとウザキャラになってもらってシャルルとウザ対決シーンがあっても良かったかも(笑)それにしても、どうして浦井君は三枚目の役の方が二枚目よりこんなにキラキラして目立つのか…?あのヴァレンティンは何処にいったんだ!?あれは本当に浦井君だったのか…?謎や…(笑)っていうか、このままだとシャルルが浦井君の当たり役になってしまうのか…?次、新感線に出る時は二枚目役で脚本演出でお願いしますm(__)m

高橋尼さん、第二部のキーパーソンの一人なのは良かったんやけど、無意味な動きが多くなかったかい?あの船漕ぎ、笑わせたかったのか…?意味不明…。でも、年齢不詳で可愛い尼さんだったので許します(笑)

いいたい放題書いてしまいましたが、新感線は殺陣が本当にかっこいい!これだけでも観る価値ありますね!個人的にはもっと笑いが欲しかったけど…。あと音楽もカタルシスがあるようなドッカーン!が欲しかった…。薔薇&サムが本当に良く出来た超娯楽エンターテイメントだっただけにちょっと残念でした。←結局愚痴で締めくくるのか!?(笑)

今日のまとめ:普通に面白いと思います。←どっちやねん!?

カーテンコールで麿さんが春馬君と異様なくらいにはしゃいでる姿にホッコリしました。

「祈りと怪物」蜷川ver.

2013-02-12 20:36:48 | 舞台
普通だった…。

でも、やはり蜷川さんの選曲は好きです。ぶっちゃけ、ワーグナーの♪ローエングリン♪で泣いてしまいました(笑)すみ花が背中を露にするシーンで流れたの確かこれだったよね?シーン的にもとても良かった。やらしさがなくめちゃピュアなシーンだったね。

ま、全体的にはケラ版の方が良かったかな…。やはり座付きだけあってキャラと役者がドンピシャだったのに対して、蜷川版は四番打者がそろっただけで適材適所ではなかったように思えた。

ぶっちゃけ書くとね、声が完全に空間負けしていたのが残念。勝村さんはそれを一番気付いていたと思う。勝村さんだけは常に発声を意識していたのが分かった。勝村さん以外は、怒鳴る台詞以外は響いて来なかったのが残念やった。ケラ版と列的には変わらなかったから違いがよく分かる。

演出的にもケラ版の方がダークファンタジー要素が強くて、舞台美術&セットを含め絵本的な感じが良かったかな。蜷川版は、役者ありき感が強くて、それはそれで見応えはあるけど、声が聞き取りにくいと話は別やな。しかも、ケラ版を観てないと分かりづらい演出だったと思う。合唱隊のラップは、アメリカンチックでなかったので私は嫌いではなかったでのすが、いくら字幕があっても聞き取りにくいのはいかがなもかと思う。

これもぶっちゃけ書いて申し訳ないですが、演出的にはやはり、効果音、手品、映像とファンタジーの中にもリアリティーある見せ方をしたケラ版の方が良かった。蜷川版はいくら雨を降らしたからといっても演出的には安っぽく感じたのが残念だった。見方としては、蜷川版を観てからケラ版を観た方が良かったかなと思いました。

この蜷川版の一番の注目は、もちろん女優・野々すみ花なのですが…、

すみ花、マジ良かった!特にカッサンドラが(笑)

これって楠見さんの独白の役と同じやんね?あまりの偶然の一致に驚きました。

いや~、すみ花のカッサンドラは、まさに北島マヤなる役やったね!普通の女の子…、いやノリの悪い女の子にカサンドラが乗り移った感を上手く表現していて、これはマジ北島マヤでしたね!これからご覧になる方はすみ花がラップを歌ってるところから注目しておいて下さいよ!突然乗り移るからね(笑)レティーシャは、ぶっちゃけ宝塚で観てきた娘役に近く、それなりに良かったけど、カッサンドラは別格です!蜷川さん、本当に本当にありがとうございます!m(__)m

すみ花の背中も注目やけど、カッサンドラはもっともっと注目ですよ!最初だけだから見逃したら大損ですよ!

レティーシャは、宝塚で観たことがあるすみ花な感じがあって、めちゃくちゃ良くも悪くもなかった。って以前に、ケラさんには申し訳ないですが、すみ花には役不足。どっちかというと、すみ花はマチケだと思う。ま、すみ花がマチケだとカッサンドラが観れないしな…。こればかりは、なんとも言えませんわ(笑)

本当、この蜷川版は四番打者が勢揃いで見応えはあったんやけど…、やはり発声が気になって仕方なかった…。

ま、発声は別として、トビーアスの森田剛君、上手いっ!役者の才能ありますね!ピュアさと引き換えに心が穢れていく様がお見事でした。最後はウルッときました。迫真の演技に感動しました。でも、トビーアスは小出君の方が好きやなm(__)m

ドン・エロス、いやいやドン・ガラスの勝村さん。声が良かった!肉布団は…いらなかったと思う。これもトータルで生瀬さんの方が良かった。っていうか、蜷川版、エロくなかったよね、全体的に。キスシーンも含め。蜷川さんにしては役者に優しい演出だったと思います。

と…ケラ版と比較していくとどれもケラ版の出演者に軍配が上がるのでこれ以上は書きませんが、一番良かったのは、パブロ役の満島君でした。トビーアスよりパブロの方が主役に思えるくらい圧倒的な存在感と見せ方・演技力でした。若かりし頃の勝村さんと顔が似ていたし、演技も似てると思った。満島君がヤンでも良かったかも。いえいえ、パブロで良かったです。

そうそう、ヤンの染谷君。鬘が残念やった。地毛でよくなかったかい?(鬘じゃなかいかも…。地毛ならごめんなさい。黒髪の方が良かったです。。。)って以前に、中嶋姐さんとは釣り合わん。これはどっちを基準に配役するかがポイントだったと思うね。あまりにもアンバランスやった。

三姉妹も悪くはないけど、やはりケラ版には劣ったかな。これはトータル的に配役のバランスやと思うね。あと声質。発声でなくね。ケラ版はトータル的にキャラ立ちしていたし配役のバランスも良かったからな。

以外と注目してた方の役がケラ版と印象が違っていて、おばあちゃんの出番が意外と少なく感じた。と思うと、木野花さんがいかに個性的だったのかがよく分かる。

と思うとはやり、ケラ版の方がキャラと役者がドンピシャだったな~と思った。

蜷川版で、個人的に楽しめたのは、日の浦にも出ていた鼻から芋虫垂らしてる人がいたことかな…。個人的にめちゃ笑えた(笑)

今日のまとめ:すみ花の女優としての第一歩は成功だと思う。やはり、あのカッサンドラを見たら、すみ花でヘレンが見たくなった!さて、次はどんな役でお会い出来るのか楽しみです。

今日、客席に村井国夫さんがいらっしゃってました。間近で拝見出来て嬉しかったです。そう、村井さんの声も好きなんですよ。村井さんのジャベール好きでした。っていか、実は東宝版のジャベールは村井さんでしか観たことないのです。っていうことは…。

ということで、次は村井さんも出演している「五右衛門ロックⅢ」。浦井君のまさかのシャルル続投。あ~、新感線なら真面目な役で見たかった(涙)

追記:勝村さんのドン・ガラス、間違いなく「ゴッド・ファーザー」のマーロン・ブランドを意識してますよね???

すみ花レティーシャvs.宮本マチケはかなり見応えありました(笑)