雪組「ベルサイユのばら」フェルゼン編

2024-07-13 18:13:00 | TAKARAZUKA
先ずは、明菜さん、お誕生日おめでとうございます!

今、現在、ファンクラブ会員限定でイベント開催中。

生の明菜さんに会えて、歌も聞けるなんて羨ましい!!でも、さすがに値段が…。


では、本題。


いや〜、終演後のドヨメキが凄まじいな!

色んな意味で凄かった!

いやいやいやいやいやいや、

これはヤバい!

もう2階席では観れないやん!?

今日は1階A席で観させてもらいましたが、2階S席より安いのに、下手も上手も神席やん!

あともう1回、次は2階席で観ますが、できれは1階上手で観たかった…。

それはさておき、

植田御大、どないしたんですか!?

めっちゃ、なーちゃんの花組を踏襲してくれてるじゃないですか!?

第一部は、めちゃくちゃ良かった!

第二部は、隣席のおばあちゃんの鳴り止まないバイブ音のために、肝心なバスティーユから全然集中できなかった!涙

(よりによって、なんでバスティーユで鳴るねん!!)

おばあちゃん、やっとカバンの中を探ってバイブ音を止めてくれたかと思ったら、すぐバイブ音が鳴ってるし!

(電話かけてくる相手も何回も鳴らさんと諦めろよ!)

と思う存分叫んだったわ!

もちろん、心の中で!!

(笑)

こんなことなら、ちゃんと注意しておけば良かった…。過去に注意して「声が大きいです!」と逆ギレされ、劇場関係者をも巻き込む事態になったことがあったので、すぐに鳴り止だろうと我慢して待っていたのに…。

アーサの情熱バスティーユもあやちゃんの熱演カペー未亡人も、

全く感情移入も集中も出来なかったやんけ!!

大粒涙!!

次回は、2階席ですが、誰にも邪魔されないように願うばかり。

もちろん、ワタクシも邪魔しないように気をつけます。

それはさておき、2000年で上演されたベルばらの中では一番良く出来てる!

やっぱさ、ジャンヌいるといないとでは、作品の深みが違う!

加えて、失神夫人も悶絶夫人もいないと、貴族社会の栄耀栄華から没落へと導いたフランス革命という時代背景を説明?表現するのに説得力に欠ける!

フェルゼンとアントワネットの出会いと許されざる愛と別れ…、

オスカルとアンドレの身分違いの恋と死、

だけでは、ベルサイユのばらとは言わない!

咲いて散るタダのばら!

フランス革命という歴史背景があってこそ、悲恋が際立つ、

それがベルサイユのばらやねん!

最近は、脚本の改悪が続いていただけに、今作はめちゃくちゃ改善されてた!

もちろん、第二部にバスティーユをもってくるとせっかくの自然な流れが止まってしまうし、取ってつけた感満載になってしまうが、

まあね、アーサを第一部で終わらせるのはめちゃくちゃ勿体ないのはわかるけどね。ま、大人の事情があるのも分かるが…。

それを抜きにしても、プラスマイナスゼロどころか、プラス!プラス!プラス!の満足感だった。

個人的には、

第二部の1789モドキも衣装がな…

ジャンヌには歌って欲しかった…

という希望はあるが、

そんなの僅かな希望。

それらをも凌駕する見終えたあとの満足度!

逆に、バスティーユを二幕にもってきたことで、新たに加えられたいかにも植田御大の(戦争と)平和論的台詞がメッセージとして生きたのは確かだと思う。

それから、以前、配信でカリンチョさんと鮎ちゃんのトーク?番組を観た時に、鮎ちゃんがベルばらでの植田御大の演出について語られたことがあって、輪っかのドレスで大階段を降りる時の心構えとか、ベルばらというコスチュームプレイとしての品を大事にしている云々の話を聞いて、

ベルばらって、昭和生まれの宝塚の歌舞伎的な作品と言われるだけあって、様式美を大事にした伝統作品だから、それを平成生まれの現代っ子の生徒たちが受け継いでいるのが本当に素晴らしい!

トータルではマジで超オススメ!!

ということで、咲ちゃんのサヨナラ公演を観てきました。

壮さんトップ時代に、咲ちゃんの新公フェルゼンを観てる者と致しましては、全く文句なしのフェルゼン像でございました。

内容は、壮さん時代というより、ナツメさんの花組公演を踏襲したフェルゼン編になっており、

それだけで、大満足!

何度も書きますが、やっぱジャンヌは必要やで!ヒール役ではあるけど、フランス革命を象徴する役やん!?

ジャンヌがいるだけで時代背景がフランス革命がリアルになる。ま、漫画の世界だけど…。

あ、話が逸れた…m(__)m

もちろん、新公とは比べものにならないくらい素晴らしいフェルゼンだったし、なんてたって、宝塚110周年、ベルばら50周年を代表するに相応しいのは咲ちゃんしかいないので、

本当に本当に期待を裏切らないフェルゼンでありベルばらだった。

このベルばらで、咲ちゃんだけでなく、多くの生徒が卒業するので、フィナーレが定番でなくサヨナラ仕様になっていたのも逆に新鮮で良かった。

マリー・アントワネットのあやちゃんは、

さすが、女優夢白あや!

フェルゼンとの出会いの乙女感、

自分が女王であること、ルイ16世の王妃でもあり、王太子と王女の母であることの自覚、

そして、死刑を受け入れるカペー未亡人、

それぞれの心の変化を丁寧にかつ的確に演じられていて、

マジ素晴らしかった!

噂通り、客席ではあちこちですすり泣きが!

私もウルウルしたかったよ、隣のおばあちゃん!!

(笑)

アーサのオスカルは、マジ漫画の世界から飛び出してきたくらいリアル2次元!

女性を意識したオスカル像ではありましたが、リアル2次元オスカルだったから文句なし!

バスティーユは、マジ、色んな意味で美しい!

バイブ音で感情移入が出来なかったけど、ヴィジュアルや世界観はブロマイド購入決定もん!

それくらいバスティーユ世界観が見事に再現されてた。ま、何に対して再現と言っているのかは、自分でも分かってないが…(汗)

アンドレの縣君もそのままのアンドレ像だった。アーサより下級生なのにちゃんと市民感も出てたし包容力あって、ピッタリだった!

アーサと縣君の並びを観て、これで確信した!

アーサのエドガー、縣君のアランで「ポーの一族」再演、絶対絶対可能!!

ハバマイちゃんのジャンヌはマジ出色!小憎たらしさがめちゃくちゃ良い!

ハバマイちゃんに限らず、それこそ今の生徒たちは、2000年代のベルばら世代やん?

なのに、私が平成初演ベルばらで宝塚にドハマリしたその時代のベルばら、一歩間違えれば学芸会になりかねない作品なのに、誰かの真似事でもなく、コレが宝塚のベルばらです!と堂々と謳い上げることが出来るくらい、2.5次元の世界観が繰り広げられていて、本当に本当に素晴らしい!

あやちゃんがトップ娘役になった今、次の私の推しはハバマイちゃんなので、これからの活躍も楽しみ!

それにしても、〇〇さんが卒業したら、私も宝塚を卒業しよう!といつも思っているのに、必ず新しい推しが現れる。

第2次マイ宝塚ブームも、なんだかんだで14年だよ!このブログと共にだからね。

それにしても、客席の黄色い悲鳴に慄くばかり!藁

1階A席マジ神席!

第一部ラストは咲ちゃんが客席下手に捌けてくれるわ!

フィナーレも客席上手も下手からも男役が歩いて出てくるわで、客席はキャ~キャ~黄色い悲鳴で沸き返ってた!

まるで全ツのごとく(笑)

さぞかし、2階席は冷やかなんやろな…と想像する。

パレードで客席から登場とか、二番手のアーサが銀橋一周してるやん!あ、あれは一周じゃないか…。など最後まで度肝を抜く演出ではありましたが、

昨今味わうことなかった大変満足なベルばらでございました!




星合世十三團 &…

2024-07-10 02:37:39 | 古典芸能
早変わりっていうから、スーパー歌舞伎や伊達の十役みたいなテンポ感があると思ったら、

ガッツリ歌舞伎だったね!

でも、大詰めは圧巻の早変わりの連続!桜猛吹雪も、客席の掃除が大変そう…藁

まさか、2回も宙乗りがあるとは!

休憩入れてトータル4時間半の長丁場の舞台。

團十郎さんは出ずっぱりで、13役を演じ分けないといけない。ただでなくてもカオスな役替りなのに、段取りが狂ってしまったら、物語が成立しなくなる。4時間半、集中力が大事。っていうか、集中力が命。

そりゃ、初演の時は大変やったと思うわ。義経千本桜の各段の主演は演じたことはあったかもしれないけど、今作は主役に限らずやん。

替え玉さんありきの早変わりではあるけど、替え玉さんも含め段取りと集中力が命。

ちなみに替え玉さん、團十郎さんのお面付けてた!ナイスアイデア!

初演の時は休演も致し方なかったと思うよ。ホンマな大変な役替りやと思う。

13役の中では、知盛と源九郎狐がピカ一でした!

ぶっちゃけ、すしやの粗筋だけは、ちゃんと予習してから挑めばよかった…と後悔しましたが、それ以外は圧巻の早変わりで、私みたいな義経千本桜ほぼ初心者でも楽しめる内容でしたね!

物語を知ってる人は知ってる人で、早変わりの妙を楽しめる作品になってると思う。

ということで、19年の初演の時は、チケットを取っていましたが、團十郎さんの体調不良で公演中止になって観ることが出来なかったので、今回はそのリベンジで観てきました。

いや〜、ホンマに、團十郎さんお疲れ様です!と直接言いたくなるくらい出ずっぱり&早変わり!

同じ出ずっぱりだった、ヤマトタケルの團子君や隼人氏も大汗かいて大変だったとは思うが、
團十郎さんに関しては、2回目ということもあり余裕を感じたかな。楽しんでる感はあった。

大物浦の碇知盛は、名場面中の名場面だから、本当に迫力があって良かった!っていうか、生で観れて良かった!

実は、ワタクシ、義経千本桜をまともに観たことありません。映像をちょこっとだけしか観たことありません。

渡海屋と川連法眼館は、大体のあらすじは分かりますが、すしやは全然知りません。

そもそも、以前、古典芸能と源平合戦の勉強をしていた時に、源義経の卑怯な戦い方で嫌いになって以来、義経を英雄扱いしている作品、というか義経が出ている作品が毛嫌いで観れなくなってしまったんですよ。「この恋は雲の涯まで」は別もの扱い。

それまでは、源氏が善人で平家が惡人だと思っていましたが、

源平合戦について調べていくうちに、平家の方が家族愛に溢れてることが分かり、むしろ、源氏は骨肉の争いが絶えなくて嫌気がさす。

いつの世も、勝利したものが善人とは限らない!

三谷さんの「鎌倉殿の十三人」はよく描けてる!

今回は、ワタクシの義経嫌い、源氏嫌いといった嗜好抜きにして、観劇リベンジとして観させてもらったら、

確かに義経は善人のように描かれているけども、本当の悪は、義経でも平家でもない点を描かれていることを知って、むしろ感動したくらい。

義経なんてルール違反をするわでめちゃくちゃ異端児やけども、それもあってか、義経は兄の頼朝に嫌われていたわけやん。いいように使われるだけ使われて。

を踏まえても、平家にも義経にも恩情をかける内容だったのが、意外と良かった。

本当の悪は?

今の世界情勢や社会情勢と同じ。戦争の原因は国民のせいですか?と同じ。

ずっと義経中心の物語だと思っていたけど、そうでなかったのが新しい発見だった。

すしやに関しては、早変わりすればするほど、人間関係や心情が複雑過ぎてワケワカメ状態になりましたが、

あとで粗筋を読んだら、人間味溢れた内容だったので、理解できなかったことが残念でならなかった。

本来は、壇ノ浦の戦いで亡くなった平家の人間が実は生きていたという前提で描かれた作品だけども、

結局、どんなにあがいても歴史の歯車には逆らえない現実を描きつつ、たとえ安徳帝が女の子だったという仮定であっても僅かな希望が描かれているのは良い。

善悪の価値観について考えさせられる内容だと思った。

團十郎さんがほとんどの役を演じられているので、雀右衛門さんの静御前と梅玉さんの義経だけが主要キャストでそれ以外は出番が少ないのに、時間的には贅沢なキャスティングだと思った。

明日が仕事でなかったら、幸四郎さんの夜の部も観たかったのですが、

なんせ今、東京では、超話題スポットが一部のファンの間で賑わっているので、行かないわけにはいかない。なんてたって15日までですからね!

その超話題スポットとは!




はい、明菜さんが生まれ育った清瀬駅でございます!

今年清瀬駅設立100周年ということで、駅の構内と外に明菜さんからのメッセージボードが!
   
そして!

発車メロディーが!!

DESIREとセカンド・ラブ!!!

清瀬駅に行かないわけにはいかんでしょ!?

しょっちゅう行ける場所じゃないから、発車メロディーを録音しないわけにはいかんでしょっ!?

マジ、ただのオタク!(笑)

ただただ怪しい人!(笑)

さすがに録音していたのは私だけだった…(汗)

ボードを写メしていたのは他にも゙いました!

そして、そして、東京に来ていたので、ラジコで井上君のラジオ、浦井氏ゲスト回を聴かせてもらいました。関西だと、エリア外だからお金払わないと聴けないからね。

井上君も、鶴瓶さん同様、素晴らしい人格者!鋭いツッコミも含めて(笑)

そうそう、私も鶴瓶さんは怒ってるんじゃないかと思ってた!

井上君と浦井氏の闇広がめちゃくちゃ良かった!Wトート&Wルドルフを一番と二番で交互に歌ってたね。

トート閣下も若者へと世代交代してるから、浦井氏の可能性はないのだろうか…。


アンメット & 4月期ドラマ &…

2024-07-05 09:46:43 | ドラマ
花ちゃんの映画を観たので、ここではドラマの話を。

今さらですが、ドラマ「アンメット」の花ちゃんと若葉君の演技が素晴らしかった!

編集もわざと2人の間を大事にした長回しがめちゃくちゃ良かった。

若葉君のあのツンのお芝居は新鮮だった。今まで優しい役が多かっただけに。

もちろん、2人だけでなくバーチーも岡本天音君も絵梨花ちゃんもその他のキャスト陣も、ゲストさんも含め皆さん素晴らしかった。

普段癒やしキャラのバーチが、若葉君に対して不貞腐れた演技がめちゃくちゃリアルで良かった。あと、食事シーンでは必ず左手で食べていたのも役作りとして素晴らしい!

絵梨花ちゃんの冷静な嫉妬ぶりもリアルだったし、まさか天音君があんな癒しキャラな役が出来るとは思ってなかった。2人のシーンは結構端折られたのでは?という印象がある。

吉瀬美智子さんの最初の頃の鉄の女キャラもカッコ良かった!

井浦新さんは、吾郎ちゃんにしか見えなかったけどねm(__)m


ゲストの方も含め、キャスト陣のリアルな感情と間が本当にピカ一だった。

ゲストと言えば、YouTubeのCONECOフィルムの赤間麻里子さんが出演された時は、人選ナイス!と思った。

ワンクールという日数も時間も限られている中で、役者陣の間を大事にした編集が本当に素晴らしくて、ドラマじゃなくてドキュメンタリーを観てる感覚だった。それくらい生きた人物を魅せる脚本演出だったと思う。だから、編集しきれないから昨今では珍しく11話まであったのかと推察。

もちろん、演技だけでなくドラマの内容も良かった。

ま、ニコールの「リピーテッド」に似た設定には驚いたけど…。ぶっちゃけ、記憶がなくなってからの日記は、ドラマが始まってからじゃないからとても一冊だけだとは思えないし、出勤前に全て読み切れるとは思えないから、設定上リアルさには欠けるが、そこはストーリー的には大事ではない。

障がい者を特別扱いせず、健常者と対等に尊厳を大事にする姿勢はとてもいい。

最終話の蝋燭のシーンがめちゃくちゃ良かった!前話かその前で触りがあって、正直理解不能だったから最終話でスッキリした!メッセージ性があり見せ方も良かった!

4月期ドラマでは断トツ1位やね。

ちなみに2位はキムタクの「Believe」と「花咲舞が黙ってない」が同率。「花咲舞が〜」は、最終話見逃してしまった…。

っていうか、4月期は、朝ドラと大河以外はこの3つしか観てない。 

「Believe」のキムタク&ユリちゃん夫婦役は超新鮮!ラストが良かった!

「花咲舞が黙ってない!」の今田美桜ちゃんも素晴らしい存在感だった。華やかな見た目と裏腹に、感情豊かに力演されてた。

「花咲舞が〜」では、「ブギウギ」の茨田りつ子役でも素晴らしく、ちなみにCD買っちゃったよ!(笑)素晴らしい演技と歌声と表現力だった、

寡黙で頭がキレ、実は情熱家役の菊地凛子さんがめちゃくちゃ良い!最終話を見逃したのが残念でならない。素晴らしい存在感だった。

ちなみに「Believe」は、まさかの逃走劇がメインストーリーだったことにドン引きしたけど、全体を通して、相手を思いやる気持ちの大切さをテーマにした作品だったので、ストーリー展開云々抜きにして良かった。

わざわざ橋を爆破さてた理由は、「朽ちないサクラ」に通じるものがあった。

「花咲舞が黙ってない!」も同じことが言えるが、今回は、メガバンクに限らず、大企業の存在についてめちゃくちゃ考えさせられた。

メガバンクや大企業になるには並大抵の努力では築けない。統合を繰り返して大きくしていく。それだけでなく、酸いも甘いも噛み分けて、苦虫を噛み潰し飲み込まないといけない決断も必要になってくる。

そこに入社したからには従業員も、罪は同罪だと思うんよ。ドラマに反するけど、大企業の長い経歴の中の、ほんの赤ちゃん的存在の人間が、間違った体制を変えるのは、なんか違うような気がしてならなかった。

そんなに体制を変えたいなら辞めて独立して自分が理想とする銀行を作ってメガバンクまで伸し上がってこいよ!東京第一銀行?を食っちゃえよ!って思ってしまったんよね。

ぶっちゃけ、悪事が明るみになっても会社自体が変わらない、または潰れないなら、土台が強いんだと思うよね。零細企業だとすぐに潰れる。銀行からお金が借りれなくなったら、返済出来なかったらそこで終わりやん。

政治家もそうだけど、所詮国民の代表。世の中を動かしているのは、国会議員でも一般国民でもなかったりする。土台には必ず有能な策士や財界人、牛耳る人間がつきもの。株主もそうやん。

出る杭は打たれるんじゃなく、刈られる。都合が悪いものは排除。

総理大臣が日本で一番偉いというなら、戦争を終わらせてみろよってことですよ。今まで戦争(全世界)を終わらせることが出来た総理大臣や大統領がいたか?世界史上、戦争がない時代はない。

当たり前だが、制裁は戦争を終わらせる手段ではない。むしろ助長させるだけ。それが意図としか思えないが。これも「朽ちないサクラ」と同じだよ。

「Believe」もしかり、「花咲舞が〜」もしかり、「朽ちないサクラ」もしかり、

本当に変えないといけないのは、目に見えている部分じゃなくて、見えていない水面下の氷山なんだよ。

都知事選もしかり、首を変えたところで、水面下の土台が変わらないなら同じ。ってついつい思ってしまった。







朽ちないサクラ

2024-07-05 09:13:39 | 映画
ぶっちゃけ、私の脳ミソではちゃんと把握しきれていませんが、

やはり、花ちゃんの演技には睡魔をも吹き飛ばすくらい惹きつけるものがあった。

というのも、実は広島で観てきました。いつもなら、墓参りと掃除してから夕方の大阪行きバスで帰っていたのですが、夕方のバスがなくなったため、夜行バスで帰ることに。ちなみに新幹線は使いません。新幹線片道でバス往復できるから。

だから時間がめちゃくちゃ余るので、映画を観ることにしたのであります。

しかも、映画の前に、予定してなかった山登りを2時間したがために、映画館までの道中疲れでずっと大アクビしてました。

だから、映画を観たら絶対寝ると覚悟していたのに、素晴らしい演技と頭を使う内容に完全に覚醒したわけてあります。

最初、これって、花ちゃんが主演じゃなくて、安田顕さんと豊原功補さんのバディもの?安田さんが主演じゃないの?花ちゃんお飾り??と思って観ていましたが、

はい、ちゃんと花ちゃんが主演の物語でしたね。

ラストの花ちゃんの演技はリアルなものがあってめちゃくちゃ良かった!

犯人を探す刑事ものではありますが、めちゃくちゃ社会派ドラマでもあり、とてもフィクションだとは思えないくらいリアルなものがありました。安田顕さんの役がね。

ぶっちゃけ、インファナル・アフェア要素(=スパイ)があって、それが作品のカギとなっていているので、ホンマ日本の闇を感じる内容だった。

映画を観たあとだと、タイトルの素晴らしさに気付かされる。めちゃくちゃ意味深。

大勢の命を守るために一つの命を犠牲にすることを厭わない現実。

一つの命の犠牲どころか、何百万の命を守るために何百人の命を犠牲にしても厭わない。

一体、正義とは何かを考えさせられる内容でしたね。

ぶっちゃけさ、犠牲という意味では、警察に限らず、政治も芸能界も、一般社会もそうだけど、誰かの犠牲で成り立っている部分は大いにあるはず。

ブラック企業は淘汰される時代にはなっているが、ブラック要素は、どの社会もまだまだ残ってると思う。残業代払い続けて会社は儲かるの?むしろ、残業なしで仕事が片付くの?

9時から17時でパンの生地を捏ねて焼いて陳列して販売して儲けでるの?ってことよ。ま、役割分担があれば成立するけど。

派遣で人数穴埋したら人件費減なるの?会社が存続させるためには、結局最終手段は、損切りとリストラでしよ?

本当にクリーンな会社は存在してるの?会社として成立するの?建前上、国の方針に従ってますとしか思えない。今田美桜ちゃんの「花咲舞が黙ってない」でも取り上げられたエピソードだけど。マジ、甚だ疑問。

皆仲良く楽しく頑張ろう!精神が通用するのは幼稚園くらいじゃない?

話が脱線しましたが、

命の犠牲は、まさに戦争。一体何人殺したら平和になるんですか?

この作品を上映することで、真実と虚構の境目があいまいになって、噂が独り歩きしSNS で拡散され、都合が悪い方がたくさんおられると思う。でも、よく映画化したと思う。

ホリプロが映画制作ってめちゃくちゃ珍しくない?なかなかやるやん!

警察でない広報職員役の花ちゃんが、親友の新聞記者に慰安旅行に言った話をする。その慰安旅行に行ってる間にストーカー殺人で女性が殺されていた。しかも、ストーカー被害届けを提出していたのに受理されていなかった。世間からのクレームの電話に警察は対応に追われる。その間も記者が真相を聞き出そうと野次馬取材で集まっている。

一体誰が新聞記者にリークしたのか?

花ちゃんは、親友を疑っていた。親友は、自分じゃない!と怒り、リークした人間を見つけると言って花ちゃんから去る。数日後、親友が殺害された。

死に追いやったのは自分のせいだと思い込む花ちゃん。

なんとかして犯人を見つけ出そうと、上司の安田顕さんと捜査一課の豊原功補さんの協力の許、犯人にたどり着く。

だが、一連の事件には真実という闇が隠されていた。花ちゃんは、真相を追求し、推理した内容を安田顕さんに聞いてもらうのだった。

犯人探しまでは、安田顕さんと豊原功補さんが大活躍。だけとこれはミスリードに過ぎなかった。本題は花ちゃんが覆す展開。

一見、安田顕さんと豊原功補さんが主役にしか思えなかったが、見事な伏線でした。

最初は、花ちゃんは受け身の存在だったのが、親友の殺害を機に警察の人間ではないが独自の捜査を行う。真相を解明?してからの演技が本当に自然で良かった。それまでも良かったけど。


ラストの安田顕さんとのシーン、親友の母親役の藤田朋子さんの会話シーンは本当に、これぞ杉咲花の真骨頂でした。

安田顕さんは、めちゃくちゃいい人なのに…からの展開が超ピカ一!あそこで終わってたら、完全に安田顕さんが主演作品になってたよ。

熱血捜査一課の豊原功補さんもよかった。冷静沈着な安田顕さんと熱血豊原さんの、おじさん2人の、ある種バディ感がなかなか新鮮でよい。

花ちゃん、安田さん、豊原さんの演技が本当に素晴らしかった。

彼らを引き立ててるわけではないが、萩原利久君の、大活躍するわけではないが若手巡査の純粋さが良い。

個人的には、巳之助君の闇を抱えた寡黙な演技がめちゃ際立っていて良かった。ラストは…。

この作品、カルト集団がキーポイントになっていて、インファナル・アフェア的オチ、こちらは闇ではあるが、ちゃんとどんでん返しがあるのは映画作品としは本当に良かった。

いくらフィクションといえども、実際にあり得る闇が本当にリアルだった。

ここからは全然関係ないこと…。

今回、広島で登った山は三滝山でした。

時間があるから、龍神様と関係がある三滝寺に行ったら、案内図に゙双子岩という文字に惹きつけられ、急遽山登りを決行。三滝寺に着いてから決めたから重い荷物を背負ったまま登ることに。

たった300メートル強のお山ですが、なかなかハードでした。

お寺から頂上、頂上からお寺まで引き返さず一周できるコースなのですが、

岩場はあるわ、標識なしの分かれ道があったり、道なき沢沿いを歩いたり、標識がないから正しいのかも分からず、一歩間違えると遭難しかねないわで、なんとか勘を頼りに無事お寺に戻ることが出来ました。

なかなかの修行でした。


↑どうしても見たかった双子岩。



↑そこからの登頂と眺め。

↑ほぼ真中に見えるのが宮島。

↑三滝寺の龍神堂。






落ちつけ浦井健治!

2024-07-02 00:31:53 | うらけん
マジ天才やわ!

鶴瓶さんがね!

(笑)

浦井氏をフォローさせたら鶴瓶さんに敵う人おらんで。 

それにしても、

浦井氏、

いやいやいやいや、

本番は、ずっと

なんでやねん!なんでやねん!

とツッコミまくったわ!

全く笑う箇所あらへん!

オイオイ、ちゃんと人物設定決めとけよ!

まじ、ツッコミ所しかあらへん!

ビーチ全く関係ないやん!

鶴瓶さんが不憫で仕方なかったわ。


でも!!

見返してからは、

めちゃくちゃオモロ過ぎ!

やっぱ、鶴瓶さん天才やな!

全てを笑いに変えてくれてたね。

めちゃくちゃ笑えた!

これが、モディリアーニを演じた同じ人間だとは思えないくらい

浦井ワールド炸裂!

共演者が観たら絶対驚くと思うで!

ある意味、本当に天才技!

誰も真似出来ないよ!

鶴瓶さんと中井美穂さんと見返してる時、顔を赤くして恥ずかしがるどころか、真剣に自分のVを観てる姿に 

まじ尊敬の念しかない!

私ならその場から逃げてるわ!

(笑)

鶴瓶さんに気に入ってもらえて良かった!
 
次呼ばれた時は、絶対生で観たい!!

ということで、井上君の体調不良のため急遽ピンチヒッターで登場することになったスジナシを配信で観ました。

テレビのスジナシは何回か観ましたが、アドリブ合戦と筋書きがないストーリー展開が本当に素晴らしかった。

そこにピンチヒッターで浦井氏が出るんや!と期待したら…、

私が知ってる浦井氏のまんまでビックリした。いや、それ以上やったわ!

台本がなかったら、突拍子もない所、予測不能な着地点へといざなってしまうスーパー天然さん!

どうしようもないくらい、

ホンマ、愛すべきキャラやな!

最高過ぎるわ!

(笑)

いずれにせよ、ピンチヒッターお疲れ様でした!

ホンマに楽しませてもらいました!