星組「南太平洋」

2013-03-26 20:24:04 | TAKARAZUKA
オッサンの目にも涙でした…。「ミス・サイゴン」のCDを聴いた後だけに余計とても良かったです!

いや~、マイナス要素が結果的に見事にプラスに働いた珍しい作品でしたね。


そうそう、プラス発言しているようで、めちゃくちゃマイナス発言が含まれているので、未見の方・ファンの方・ひょっとしたら関係者さんに気分を害しましたら本当にごめんなさいm(__)m言葉を選ばず感じたままを書いてます。嫌な予感がされた方は読まれないことをススメます。




本当はこの作品観る予定になかったんですよ。ポスターを見た時に、トドちゃんどこ見てんねん!?って突っ込んでたくらい興味なかったし、ポスターを見ながら色んな憶測が、具体的なことは書きませんが、頭をグルグル回っていたので余計に観る気なかったんですよ。

でも、ヒロインが、あの「ダンサ・セレナータ」の新公でアンジェリータを演じた方だと知って、即チケット購入した訳であります(笑)あのポスターを見る限り全くもってあのアンジェリータだとは思ってなかったので…。あの時のアンジェリータ上手かったもんね。そうです、妃海ネリー目当てで観ることにしました。

で、結果…、

ぶっちゃけ書くと、綺咲リアットが登場するまでは超つまらなかった。最初は、失敗した…、評判を当てにするんじゃなかった…、帰りたい…(涙)と思ったくらい私にはダメダメでした。

まず、ストーリーについていけなかった。最初の男子集団が訳分からんかった。あれは、最初はセーラー服着て登場すべきやと思う。何の集団か分からんかったから最初からストーリーにつまずきました(涙)

妃海ネリーは私がイメージした役作りでなかったので、なんでトドちゃんエミールがネリーに惹かれたのか説得力に欠けていて、歌もダンスも上手いけど、ネリーを演じるには大人の雰囲気が足りなくて、あまりにも子供っぽくて大人のエミールとのバランスが悪くてガッカリしてたんですよ。他のキャストも評判ほど良くなかったし…で、本当後悔しながら観てました。ストーリーが入って来なかったから本当に帰りたかった…。

それが…、

綺咲リアットが登場してから、ガラッと雰囲気が変わった!この綺咲リアットがめちゃ良かった!第一部の唯一の収穫でしたね。この綺咲リアットが出て来なかったら第一部で帰るとこでした。

この綺咲リアット、台詞や歌はないけどもオーラといい表現力といい、ズバ抜けて上手かった!めちゃ惹き付けられました。花組で初めて彩乃かなみさんを見た時と同じ印象を受けました(ちなみに、すみ花はテレビでの発見なので除外)。ぶっちゃけ、第一部は妃海ネリーが綺咲リアットを引き立ててた感覚が強かったかも…。

なんせ、これは私の偏見かもしれませんが、真風ケーブルが綺咲リアットに出会ってめちゃ良くなった!急に男らしくなってめちゃ格好良く見えたから驚いた。本当、綺咲リアットが登場してから軸が見えたというかストーリーが見えましたね。久々に衝撃な娘役に出会った感覚。まともに声と歌を聞いてないのであれですが、オーラだけならトップですね。ってくらい私には衝撃的な発見でした。

第二部は第一部のマイナス要素が全てプラスに変わって、子供ぽかった妃海ネリーが本当の愛を知る過程と、子供から大人への階段を上る過程とダブって見えてこれがまたマジ泣けるんですよ(涙)結果的には役作りはあれで正解だったということですね。

しかも、トドちゃんも真風君もめちゃ本気で役を演じていて、今でも思い出すと泣きそうです(涙)この3人が本当にめちゃくちゃ良くて、本気で本当の愛を教えてくれるんですよ!色んな点で、本当に第二部は真骨頂です。

男役としてはあまり好印象ではなかった真風君がマジ格好良くなってたし、いつの間にかこんなに心で演じられる男役になっていてマジ驚き&感動しました!

作品的にも、メッセージ色が強くて、本当の愛をメインとして反戦・人種差別による偏見もテーマになっていて、第二部はマジやばかったな…。号泣された方の気持ちが良く分かりましたね。

「ミス・サイゴン」を聴くの必然だったのかも…と思うくらい結果的には良く出来た話でした。映画も東宝版の舞台も観たことないのではっきり書けませんが、原田先生の演出はバウの「ロバート・キャパ」に引き続き相変わらずシンプルな演出なんですが、そのシンプルさが余計メッセージ色を引き立たせていたと思います。

マイナス発言しまくりですが、未見の方はめちゃオススメします!

今日のまとめ:リアット、あれからどうなったんだろうね…?

実は、トドちゃんの主演作品の生観劇、これが初めてなんですよ(笑)結果的には本当とても良かったです!

大空祐飛vs.蜷川幸雄

2013-03-22 21:51:27 | 日記
めちゃ嬉しいっ!!!

待ってました、祐飛さんの本格女優活動情報!

しかもその第一弾が、すみ花同様、蜷川作品に出演。「唐版・滝の白糸」。完璧主役やん!?私は唐版ではないですが、新派で観てます。唐版とどう違うのか分かりませんが、是非とも大阪でもやってくださいm(__)mめちゃくちゃ観たい!!!です。

蜷川さん、本当にありがとうございますm(__)m

祐飛さんはやはり舞台に立つことが神様に与えられた役目だと思うので、迷ったとは思いますがご決断ありがとうございます!

蜷川さんの作品に出るということは、色々可能性があるわけやんな…。いや~今後が楽しみ!

本当に大阪に来て下さいm(__)m

今日のまとめ:「唐版・滝の白糸」ではなんと平さんと共演です。めちゃええやん!蜷川さん、ナイスキャスティング!

追記:お甲という役は、やらしい意味でなく女性の色香が必要だし、和の所作も要求されるから、祐飛さんには大チャレンジかもしれませんね。なんか、観れると決定している訳じゃないですが、めちゃドキドキワクワクしてます。祐飛さんが最初に演じるにはかなりハードルが高い役だと思われますが、難役に挑戦している祐飛さんをマジで観たいです!

訂正:「唐版・滝の白糸」の粗筋読みました。新派とストーリー全然ちゃうやん!名前もお甲でもなかったし。唐さんの戯曲だけあって、なんかめちゃアングラなアロマを感じる。いや~怖いね~(笑)でも観たいね~。大阪に来て下さいm(__)m




東宝版「ミス・サイゴン」初演CD

2013-03-21 23:26:26 | 日記
近くのBOOK・OFFに行ったとき、まるで、私に買え!といわんばかりに陳列されていたので、しかも半額以下だったので躊躇せず買ってしまいました。

いや~帝劇で観たときは泣かなかったけど、やはり美奈子さんの歌声を聴くと泣けてきた。

でも、二回目以降はやはり、観劇時の記憶が蘇りイラっときた(笑)脚本構成がね、やっぱアカン!楽曲は最高にいいんだよ。でも脚本は最悪。安易に娼婦とGIの恋愛を書いていてマジ苛々する。「ムーラン・ルージュ」となんとなしに似てるけど、説得力が全然違う。

同じスタッフの「マルグリット」は本当の愛が描けているけど、「ミス・サイゴン」は騙し騙しに描いているだけで、キムという女性には全く同情の涙が出ない。

なぜなら、クリスと離ればなれになってタムが生まれてからの三年間どうやってキムは生活してたのさ?不思議に思わない?

ベトナム戦争時、娼婦として生きていかなくてはならない女性が、どうやって生活するのさ?クリスへの愛だけを頼りにキムはどうやって生きていけたわけ?

マルグリットにはパトロンがいたけど、キムにはいたん?エンジニアではないよね。じゃあどうやって?娼婦しかないでしょ?そこは明確には描かれてないけど、そういうことでしょ?

ホント詰めの甘い脚本に苛々してくる。本当の愛を描くならその三年間を描かないと説得力がないんだよ。それを描かなかったら、キムはただの娼婦になるんだよ。本当の愛が偽りになるんだよ。ホンマに安易に女性を描きすぎ。

私からしたら、キムもクリスもダメ人間なんですよ。世の中、ダメ人間だらけだけども、一生懸命生きている訳やん。ちゃんと一生懸命生きている姿を描こうよ!と言いたいんですよ。あれじゃ、キムもクリスもアホです。同情の余地なし。逆に言わせてもらうと、「ミス・サイゴン」で感動して泣いた方の心理を疑ってしまう。めちゃ喧嘩売って申し訳ないですが…。

私なら、大まかに構成変える。

まずヘリコプターのシーンは第一部のラストにもってくる。あそこで、クリスとキムが別れる。それまでは二人の愛を描いて、どうしてもクリスはアメリカに帰らなくいけなくなって第一部の幕が降りる。早い話がヘリコプターのあのシーンをそのままもってくる。

ということで、第一部はトゥイも死なないし、タムも産まれていない。もちろんエレンも出てこない。でもクリスは既にエレンと結婚しててもオッケー。第一部はキムとクリスの運命の出会いをして愛しあう。

第二部で、キムは娼婦仲間に守られて生活していて一応キムはクリス以外の男には抱かれていないということを観客に見せておく。タムは生まれてます。クリスはアメリカどエレンと生活している。ここで♪今も信じているわ♪を歌う。

いずれにせよ、クリスはアメリカにいてもキムのことが忘れられない。で、ちゃんとエレンにキムの存在を伝える。

で、何かのきっかけで夫婦でベトナムに来て、キムと再会。

トゥイは常にキムにつきまとう。もちろんキムはトゥイを拒絶する。偶然、タムの存在を知って、嫉妬に狂ってタムを殺そうとしてキムに撃たれる。これは舞台と同じです。トゥイが第二部で殺されることで、キムがタムをクリス夫婦に託す理由&自殺する理由が明確になる。ぶっちゃけエンジニアは主役扱いではない。

構成を変えるだけで、全然説得力のある作品になると思うですよ。

私は、この「ミス・サイゴン」、ドイツでもロンドンでも観ましたが、全然面白くなかった。楽曲は最高に素晴らしいのに、本当残念な脚本。

で、こんなにボロクソに書いていておいて、こんなこと書くのもなんですが…、

このCD聴いて思ったのが、またもし再演があるなら、やはり浦井クリスと知念キム、エレンは茜さんで観たい!と思った(笑)

これは前から思っていたことなんですが、初演のクリスの岸田智史さんは声も顔も浦井君に似ている。で、もちろん、知念さんも美奈子さんの声質が似ているけど、キムはバカがつくくらいピュアな女性なので、歌声に透明感が必要だと思うんですよ。キムには力強さは要らないんですよ。力強かったら一人で生きていけるやんって思ってしまうので、キムは新妻さんや笹本さんのイメージじゃないんですよね。この二人なら十分一人で生きていけると思ってしまう。やはり知念さんの声質と雰囲気がキムにピッタリだと思った。再演観てないのにこんなこと書いて申し訳ないですが…m(__)m

ま、叶わぬ夢ですな…。

あ、そうそう、「レ・ミゼラブル」、知念さんが大阪に来るなら観てもいいかもと思ってます。ほとんど知らないキャストばかりなのでそこがネックなんですが…。ギリギリ考えます。

今日のまとめ:新演出ではクリスがPTSDという設定になっているそうですが、あの脚本でクリスがPTSDという設定なら、思わず、そんな男に子供を預けるな!と言いたくなる。虐待の原因や。子供が可哀想。本当、こんなこと書いて申し訳ないですが、自分の精神をコントロール出来ない人間に子供を育てさすな!って思ってしまうので、安易に精神疾患をネタにするな!と言いたい。

こんなこと思ってるの私だけなんだろうね…。

気を悪くされた方、本当にごめんなさいm(__)m

でも、これだけは書かせてください。精神疾患があるなら子供を産む・育てるのは…よく考えてね。もう1つ、子供は道具じゃないから、相手を繋ぎとめる手段にしないでね。

追記:この「ミス・サイゴン」、あの方もオーディション受けられてましたよね、たしか…?ふと思い出しました。あえて名前は伏せますが…。ホント、不思議な人やわ(笑)

しのぶさんです。

「SEED FOLKS」

2013-03-13 00:32:35 | ライヴ
まさやんのライヴに行ってきました。

いや~、めちゃいっぱいオッサンパワーを頂いて参りました(笑)

思ってたより同世代らしき方がたくさんいて安心しました。もっと若い世代が多いのかと思ってました(笑)m(__)m

いや~、まさやん最高!でした。まさやんの“オッサン”発言でめちゃ親近感が湧きました(笑)

まさやんはアコギのイメージしかなかったから、まさかエレキギター使用のロック調の曲があるなんて思ってなかったので、今日は、どんなライヴなのか手探り参加だったので中途半端にしかのれなかったのがマジ悔しい!(涙)なんせ超久々の音楽アーティストのライヴ参加だったし、♪One more time~♪の生歌が聴きたかっただけやったからな…。こんなに楽しいライヴだとは思ってなかった(涙)

ということで、大阪フェスティバルホール追加公演参加決定!チケット取れたらね。今日でライヴの雰囲気が分かったので、次はタテノリで参加したいと思います(笑)

今日はまさやんのモノマネも見れたし、トークも面白かったし、ほとんど知らない曲ばっかりでしたが、まさやんに限らずベースとドラムの方もオッサンパワー炸裂だったので今日の音源めちゃ欲しくなりました。これは必然的にフェスティバルホール行かなアカンな!?(笑)

今日のまとめ:今日のまさやんのライヴのお蔭でロック欠乏症に陥ったわ(笑)めちゃハメ外してタテノリしたくなった!(笑)タイミング良くBON JOVIが来てくれたら絶対行くのに…。大好きなカサビアンは今年はロックフェスやからな…。夏のロックフェスはオッサンにはきついんよね~。これはロックフェスではないけども幕張のエミネムでもう懲りました(涙)出来ればオールスタンディングでなく椅子があって、単独公演が良いです…。

訂正:カサビアンのロックフェス参加は不明です。確か何かで出るようなこと書いてるの見たと思ったのですが、見間違いかもしれませんm(__)m実は「TDV」千秋楽の日、ちょうど大阪でカサビアンのライヴがあったんですよ。行こうか迷いましたが「TDV」選んだんすよね~。今さらどうでもいいことですが…(笑)あと、BON JOVIの新譜が今日発売みたいです。しかも今ワールドツアーが始まったばかりだとか…。でも日本に来るかは分からない。なんか情報的にめちゃくちゃタイミングがバッチグーで驚いた(笑)輸入盤買おうかな…?

音楽アーティストではマドンナか、オフ・スプリング以来ライヴ行ってないので、邦楽アーティストは限定されますが、洋楽アーティストならエエのがあったら行こうと思います。

五右衛門ロックですら火が付かなかったのに、まさかのまさやんでロック魂に火が付くとは…。

BON JOVI来日せんかな…?今はUKロックの方が好きなので、レディオ・ヘッドあたりが来てくれると嬉しいねんけど…。ま、最近の音楽事情はトンと疎いので活動しているのかどうかすら分からないですが、これといったアーティストが来日するなら行きたいと思います。っていうかめちゃ行きたい!

全然関係ないこと:ボン・ジョヴィの新譜からの曲が聴けるかも…と思って約2年ぶりにFMラジオを聴いていたら、高野寛さんがDJで番組やっていて、聴き入ってるナウ。もう14日の2時ですが…。もう寝られない(笑)めちゃ懐かしい~!声が若い!♪虹の都へ♪大好きでした!

どうでもいいこと2:ビョークがフジロックフェスに来る!!!実はラースやカンヌに興味を持つきっかけはビョークだったんですよ。元々ビョークのファンで音楽のセンスが大好きやったんですよ!あ、ちなみにビョークはマドンナにも楽曲提供してます。これがきっとメジャーへの架け橋になったのでは…と思ってます。あ~、なんで単独やないねん!(涙)ま、単独だとしても東京だけやと思うけど…。





「いのちの歌」作詞:竹内まりや

2013-03-11 23:26:42 | 日記
好きな歌詞を書きます。

♪泣きたい日もある
絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて
寄り添うあなたの影
二人で歌えば
懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの
優しいあのぬくもり

本当にだいじなものは
隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に
かけがえない喜びがある♪

震災から2年が経ちました。まだまだ復興に程遠い現実。被災されたほとんどの方がまだかつての日常を取り戻せてません。

私の生活は2年前と同じです。当時とほとんど何も変わりません。被災された方、仮設住宅で生活されている方のことを考えると、今ある平凡な日常に感謝せざるをえません。

私に出来ることは、ただただ祈ること、2年前の今日の日を忘れないことです。

生きてさえいれば、必ず生きていて良かったと思える日がくる。皆一人だけど独りでない。そう信じて生きていくしかないと思っているので、震災で亡くなられた方のご冥福を祈る気持ちと同時に、すべての人に平等に日常が訪れる日がくることを心からお祈りします。

結局、こんなこと書いても綺麗ごとやもんな…。ま、嘆いても何も始まらないけどね。だからこそ前を向いて歩くしかないんですよね…。