月組新人公演

2011-03-30 23:17:04 | TAKARAZUKA
今まで生で新人公演を観たことないのでなんとも比較のしようがないのですが、見終えた率直な感想は、新人公演にぴったりな作品やな~です。

新人公演って、本公演に見劣りして歌もまとまりもイマイチなんだろなと思ってましたが、本公演見終えた直後だったのに、全くそんなことありませんでしたね。

本公演は本公演で良さがありますが、新人公演は新人公演なりの良さがありました。なんせすべてが新鮮。
幕開きは皆緊張していたとは思うけど、それがだんだんいい意味で緊張の糸がほどけて、本公演にはない別の感動がありました。

今回の作品が子供から大人まで楽しめる作品ってこともあって、マリモちゃんには申し訳ないけどベルは愛風あゆさんの方がベルのイメージにぴったりだった。
もし、仮に愛風さんが経験を積んでトップ娘役になったとしても、再演でこのベル役が回ってきてもこの初初しさはもう出せないんだろうなと思ってしまいましたね。

東宝の新人公演はお見逃しなく!って言いたくなりました。決してマリモちゃんを批判しているのではなく、娘役のマイナス点とプラス点を目の当たりにしたって感じでした。

野獣の煌月さんもしっくりしてたし、正直言ってなんのダメ出しもないです。野獣役って本当大変な役だったのが挨拶で伝わりましたが、大変そうに見えなかったよ。大変そうに見えないということはそれだけ役を自分のものにしていた証拠なので、東宝でもそのまま頑張ってください。

この新人公演、なんのダメ出しないです。

個人個人は今後男役として娘役としての課題が見つかったり、本役さんや演出家から駄目出しを頂いているでしょうが、私からしたら新人公演という名の本公演を観た感じだったので、本当新鮮でしたね。多少歌が下手でも構わへん。気持ちがあればそれだけで十分やと思うし、第一そんな下手な人いなかったしね。確かに緊張で思い通りにいかなかった人はいたでしょうが、全体的には全く問題を感じませんでした。

場合によっては大劇場、東宝各一回ずつというのは勿体ないな~って思いましたね。

今日のまとめ:新人公演って本当あったかい気持ちになります。観て正解やったわ。

月組「ONE」

2011-03-30 22:00:48 | TAKARAZUKA
タイトルが「ONE」だけあって「コーラスライン」を意識してる?って言いたくなるようなオープニングでしたね。

というか、いつの間にかダンスの月組になってしまいましたね。なんせキリヤンのダンスがめちゃイキイキしていて見ていて心地いい。清々しいです。男前なマリモちゃんが相手役だからデュエットダンスが最高に良いね。

トップコンビがダンスの人だから組子にまで大きな影響を与えてますね。「Heat On Beat」「Rhapsodic Moon」に続いてハズレなしです。

幕開きが「ジーザス・ディアマンテ」みたいやな~って思ったら、ホンマに「ジーザス・ディアマンテ」の曲使ってましたね。まさお&みりおが銀橋で歌うところ。シメさんが歌ってた曲です。

「One for all,all for one」なんて聞いたら、ドラマ「スクール・ウォーズ」を思い出して、少々気恥ずかったりするんですが、そこはさすが月組、気恥ずかさなんかぶっ飛ばすくらいの勢いとパワーがありました。今の時期にぴったりです。その代わりに宝塚讃歌的な曲の方がちょっと気恥ずかしくなりましたが…。

ユニコーンのキリヤンが本当にイキイキと踊られていて本当にアッパレ!って感じでしたね。

やはりショーを見て気付いたことは、そのかさんの存在は大きい。この公演で退団することもあってか、特にこのショーの群舞では一番目を惹き付けますね。組長になるまで残ると思っていたのに本当残念でなりません。東京の千秋楽の日まで、オフでは想像できないあのでっかい瞳とダンスで舞台を独り占めしちゃってくださいね。

まさおもみりおも歌が安定していたし、以前より圧倒的に存在感が増していたので、もりえちゃんファンとしては正直悔しかったりするんですが、こればかりは仕方ないですね。


大劇場では初日・千秋楽以外での異例のトップの挨拶。こんな時だからこそトップさんのお言葉は元気を与えてくれます。いいことだと思いました。被災地の方に直接届かないのは残念ですが、こうやってブログに書くことが自分の役割だと思うようにしているので、自己満足ですが続けてブログ書いていこうと思いました。

今日のまとめ:黒燕尾のもりえちゃんとみりおの並び、パレードのマギーさんとのツーショットに萌えたのは私だけでしょうか…?(笑)

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月組「バラの国の王子」

2011-03-29 23:13:04 | TAKARAZUKA
今日は宝塚南口駅から大劇場に向かいました。宝塚大橋を渡って大劇場に向かうことは多々あったのに、阪急電車に乗ることも多々あったのに、今日初めて、武庫川の砂辺に描かれた「生」の文字を見ました。

小説「阪急電車」を読むまでは「生」の字があるなんて全く知らなかったので、ほんまに「生」の字が描いてあるわ~と震災のこともあり感慨深げに眺めてしまいました。ホンマ誰が作ったんでしょうね?その粋な計らいに思わず感謝してしまいました。

そしたら今日、キリヤンがショーで「私の夢は阪急電車のエキストラに出演すること」と言った時はさすがにドキッとしてしまいました…。思わず何か通じたのかと思ってしまいましたが、確か明日大劇場で試写するんですよね。あまりの偶然に驚いてしまってました。

前置きはさておき、「バラの国の王子」、やっと観ることができました。しかも新人公演まで観てしまいました。

今日までに観る機会はあったのですが、家にいなくてはいけないことがあったため今日まで来れませんでした。まさか新人公演がある今日来ることが出来て、しかも当日券が残っているなんて、これも何かの縁と思い、宝塚歴は長いですが初めて新人公演を観させていただきました。ここでは書けないことも含めて、あまりの偶然の出来事の多さに驚きまくってました。


さて「バラの国の王子」。キリヤンの野獣、これってどうなん?トップにあんな被り物させて、なんか意味あるん?とマイナスイメージで臨みましたが、意味多アリでした!

キリヤンを野獣にさせてまでも伝えたいメッセージがたくさんありました。

「大江山花伝」に通ずるところがあるのですが、いかに人間が傲慢であるか、ま、傲慢は言い過ぎですが、心を無くした人間は悪魔ではなく獣だと言わんとしているのがよく伝わりました。なぜ家臣たちが、ポットおばさんや燭台おじさんでなく動物であったのか、なぜまさお演じる王子が出る必要があったのか、その隠された強いメッセージ性が劇団四季でも映画もない宝塚オリジナルの「美女と野獣」に仕上がっていたと思います。

ベルの本心を知って言葉のない本物の動物になりたいと望むキリヤン演じる野獣の気持ち、その野獣に会いたいために小さな動物になりたい(檻から逃げるため)と望むベル。上手いこと動物というものを対象的に表現しているな~とキムシンの脚本に感心してしまいました。

全体的に「リア王」「シンデレラ」「ファウスト(天使の微笑み、悪魔の涙)」を足して3で割った感じで、多少強引な展開ではありましたが、ファンタジー系の作品は苦手な私でもうかつにも泣いてしまうそんな作品でした。

キリヤンは本当によく演じたと思います。歌、お芝居ともに説得力があって、野獣を演じられるトップは今はキリヤンしかいませんね。

まさおがいつの間にかいい存在感が出るようになったのには驚きました。歌も伸び伸びと歌い上げていて自然でした。男を意識して太い声を出そうとしなかったのが良かったのかもしれませんね。

みりおの方が声が太かったけど、こちらも歌が伸びやかで家臣のトップとしての存在感が存分にあって良かったです。

ベルを演じたマリモちゃんもベルになりきっていてとても上手かったし、彼女の台詞で泣かされてしまいました。が、新人公演を観た後で気付いたのが、ベルは新公で演じた子の方が初初して新鮮だった。マリモちゃんの場合は経験と貫禄が邪魔したかもしれないなと思いました。

で、一番のお目当てのもりえちゃんはというと…、もりえちゃんを引き立たせるためにはもっとまさお王子が暴君になってもらわないと…と思ってしまいました。

まさお王子あってのもりえちゃんではありますが、今回に関してはまさおにダメ出しはなく、もう少し脚本でもりえちゃんを引き立たせて欲しかったですね。本人は非常に難しかったと思う。それでもやはり、もりえちゃんの軍服姿はよく似合し、カッコ良い!カッコ良さではまさおに負けてない!まさおファンさん、ごめんなさい。

あと、ベルの姉役のマギーとスーさん。ピッタリ!もっと役で遊んで欲しかった。

お妃の二人も、ベルパパも良かったですよ。

家臣は多すぎ。新人公演の方がスッキリしてました。

今日はとりあえず、ここまで。次回はショーと新人公演書きます。

今日のまとめ:キムシンへ、野獣がバラと戯れるシーンがあれば尚よろしいかとおもいますが…いかがなもんでしょう?

「これからは」

2011-03-23 00:45:10 | 日記
とんちゃんこと毬谷友子さんが作詞作曲された曲です。

YouTubeで聴くことができます。個人的には、先々週の日曜日、とんちゃんのコンサートに行く予定だったのが仕事でいけなくなり、聞くことのできなかったとんちゃんの歌声が聞けて嬉しかったです。

そして今の気持ちは、たくさんの方にとんちゃんを媒体にした天国からのメッセージを聞いて欲しいですね。

よかったら、YouTubeで検索して聴いてみて下さい。その時は閲覧も読んで頂きたいです。

私にも両親がいません。悲しくも淋しくも思ってません。決して強がっているわけじゃないです。まだ兄が生きているし。それに姿・形はなくとも私の心の中に常に生きてますから。時たま、近くで私を見ているようなそんな気配を感じる時があります。ま、美輪さんと江原さんの影響かもしれませんが…。

今日のまとめ:とんちゃんのコンサートには例の友達に行ってもらいました。そして、会場では私の分も募金してくれました。

友達曰く、とんちゃんのストローで水を飲む姿が、喋のように美しかったと。歌も褒めてましたが、立ち姿に感動してました。さすが我が友。見る視点と発想が人と違う。

このコンサートで歌われた曲のリストを写メして送ってくれました。そのリストの中には…。ま、それはよしとして、とんちゃんの「愛の讃歌」聞きたかったです。


続き

2011-03-18 20:52:50 | TAKARAZUKA

義援金のためだけではないですが、被災地以外が活気づかないと共倒れになると思います。今その時ではないのではなく、今被災地で行うべきではないのです。被災地以外ではどんどんやるべきだと思います。

自粛自粛っていつまで自粛するんですか?いつから?どうなったら自粛を解禁するんですか?って言いたいです。不謹慎ですが、心からそう思いました。