The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

虹彩色調の変化

2008-12-07 06:17:45 | Weblog

 瞳の色とは、厳密には虹彩・irisの色ことであった。
 「虹彩」は眼の水晶体の周囲を包む膜で、眼球正面から角膜を通して見える部分である。
 この虹彩は色素を含み、ほとんどの日本人は茶褐色である。
 目の色は、虹彩色調といわれ、それは、虹彩表面・虹彩実質・色素上皮に含まれるメラニン色素顆粒の量と色調によって決定される。
 目の色を区別する要素は、メラニン色素だけということになるようだ。
 黒人やメラネシア人の色素は黒く、インド・蒙古・マレー人はやや淡い褐色から黄色、ヨーロッパの人々は淡色が多く、黄褐色から青・緑色へとさまざまの色調となる。
 それは、黒人や蒙古人種では色調の個人差は少ないが、ヨーロッパ人では身体の色素の減少とともに虹彩の色が変化すると考えられる。
 つまり、黒人や蒙古人種では虹彩表面の色素が多いが、ヨーロッパ人は虹彩実質が直接に見えてしまう、そのため、実質の色素が多ければ青色、少なければ灰色に見える。
 また、「淡色の虹彩」は脱色素のプロセスで出現するので、毛髪や皮膚が淡色の人々に限って発現するということになる。
 なお、白子・albinoは虹彩全層に色素が欠如しているために血管が見えてしまって赤色になる、だから、「色が白く・青い目の人々」が白子ということにはならない。