ユダヤの10部族が日本列島にやって来て、古代の国家建設に関与したという説があり、時々、テレビ・雑誌で取り上げられる。
「青い瞳の日本人」となんらかの関係があるのであろうか。
もし、ユダヤ民族が来訪していたとしたらその証拠が無ければならぬ、「証拠」はメノーラ・七枝の燭台とトーラ・モーセ五書であろう、あと動物供犠があるにはあるが、これは他の遊牧民族にもある。
ところで平安時代の初期に、牛を犠牲にする儀式が流行して大騒ぎになったことがある、これに対して仏教教団が反撃に出ていて、ちょっとした宗教戦争になっていた。
横浜生まれのK君とこの問題について語りあってみた、彼は根っからの浜っ子で目から鼻に抜けるような頭の回転である、私が、
「インターネットに青い目に関するサイトがあって、『私の目はブルーです、私の一族には青い目の人がたくさんいます、ちなみに私の家は神官です、この神社を中心にして、代々、過ごしてきました』というのがあった」
「どこの人なんだろう」
「残念ながらメール番号が無かった」
「確かめられないんだ」
「ああ、それ以上はね」
「だけど・・・」
「そう、私の推測が正しければ、これは絵に描いたようなケースになる」
「なんらかの理由で、この列島に渡来したグループ、彼らはモンゴロイドでは無いことになる」
「明らかにね」
「彼らは、自分たちの宗教を神道にデフォルメして地域で生活する方法を選択した」
「いつごろのことだろう」
「だいぶ古いんじゃあないかな」
「君はユダヤの失われた10部族だと思っているのかね」
「このケースは違うようだ」
「なるほど、特定しない方がいいか」
「そう、決めつけない方がいいようだね」