The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

合理主義のアメリカと祭政文化のニッポン

2015-01-25 10:07:44 | 世界経済
           
 日本人の人質解放の条件は、ヨルダンに囚われている政治犯との交換、どうするつもりか、ところで、かつては、中東の国の大使が、日本に赴任すると、真っ先に、原宿の東郷神社を参拝した。

 それは、南下するロシアをストップしたからで、あのままだったら、オスマントルコの支配・占領どころではなかった、ところで、中東が、これほど混乱しているのは、イギリス・アメリカの中東政策の結果であり、石油の利権を巡っての謀略、また、自国の政治システムを押しつける、部族社会・民族国家には向いていない、もっとも、混乱させ分裂させることが目的なら、別だが。

           
 さて、アンケートを取ると圧倒的に嫌いな国は、韓国と中国、これに対して、アメリカは人気がある、アメリカは、不器用そうに見えるが、ここイチバンでは素早くて巧妙、西側の世界を上手にリードしていく、それが、この70年間のプロセスか。

 そのアメリカにとって、近代的祭政国家の存在ほどやっかいなものはない、なんとか解体したい、それが、一貫した政策ではあるまいか、
 「ニッポンの祭政社会は近代以前であるが 近代を超克するパワーがある」

 あの時点で、アメリカが押し進めようとしていた世界プラン・アジア支配プランを根底からひっくり返すポテンシャルがあった、ルース・ベネデクトの「菊と刀」は、かなり肉薄している。

 数々の激闘・死闘を通して、アメリカの頭脳は祭政システムの威力を痛感する、
 「これをなんとかしないことには アジアへの進出は不可能になる」
 「二度と立ち上がれなくなるまで こっぴどくタタカなければいけない」

 そこで、二発の原子爆弾、アメリカは、これを謝罪しただろうか。

 戦後のアメリカの根本戦略は、とにかく、この国を強くしないこと、団結させないこと、そのために様々の手を打ってきた、あるいは、あの労働運動の背後にCIAの資金があったのかもしれない。

 日本を強くしない・強くさせない根本は、やはり、あの憲法なのかもしれない。