エジプトの長男殺しから3千数百年後、ナチス・ドイツのガス室では、連日、多くのユダヤ人が殺されていた。
それは「ユダヤ人問題の最終解決」の結論、どうにもできない状況に追い込まれていたようだ、連合国側は、それを知っていたのではあるまいか、数百万人分の食糧をどうするか、ドイツでも、ドイツ人だけでもタイヘンな状態だった、実は、第一次大戦では、ドイツは敗けていなかった、戦争が長引いて国内に厭戦気分が盛り上がってくる、これを煽ったのが平和主義者やジャーナリスト、その多くがユダヤ系か、そのように受け止めているドイツ人が多かったようだ、だから、理由はあったのだ。
そもそも厭戦気分の原因の大半は食糧不足、そこでナチスは十分に配慮していてベルルンが陥落する直前まで支給している、確か平常時の91パーセントだったのではあるまいか。
しかし、収用所の何十万人何百万人の食料配給はムリだ、収容所では幾つかの小さなジャガイモのためにカラダをあたえる若い女、そして一日の水の配給が150cc,そこで水たまりに口をつける老婦人がいた、ユダヤ人問題の最終解決は、そちらの方に傾いていかざるをえなかったのだろう。