The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

「街道を行く」の絡繰り 10

2019-01-01 10:12:55 | 世界経済
 
 今年はタイヘンな年になりそうだ、ところで正月のテレビで伊勢や熊野をやっていたがカッカソーヨー(隔靴掻痒)、ほどほどである、経団連の要請なのかな、その趣旨は、
 「現業維持」
 これでは、人々のレベルは上がらない。

 さて、司馬遼太郎の「街道を行く』、当初は成果なし、郷土史研究家にバカにされる、
 「そんなこつも 知んねーのかい」
 「・・・」
 「それで よく物書きなんか やってられるなあー」
 そんな調子、こういった人々はヘンクツなのだ、東北の調査で身にしみた、タダでは教えてくれない。

 彼らにとっては、何十年もかけた情報だ、おいそれとは手放したくはない、そこで人気作家、アクセン・クトウ、ようやくコツをつかむ、
 「あなたの名前をのせましょうか」
 「あなたの意見をたっぷり紹介しましょう」

 そして、とっておきの一手は「あなたの県のおえらいさんに云っておきますよ」、この国の、行政・教育・文化のタテ型構造を、しっかりとおさえる、そこで「街道を行く」ことができたのだ。