今年はタイヘンな年になりそうだ、ところで正月のテレビで伊勢や熊野をやっていたがカッカソーヨー(隔靴掻痒)、ほどほどである、経団連の要請なのかな、その趣旨は、
「現業維持」
これでは、人々のレベルは上がらない。
さて、司馬遼太郎の「街道を行く』、当初は成果なし、郷土史研究家にバカにされる、
「そんなこつも 知んねーのかい」
「・・・」
「それで よく物書きなんか やってられるなあー」
そんな調子、こういった人々はヘンクツなのだ、東北の調査で身にしみた、タダでは教えてくれない。
彼らにとっては、何十年もかけた情報だ、おいそれとは手放したくはない、そこで人気作家、アクセン・クトウ、ようやくコツをつかむ、
「あなたの名前をのせましょうか」
「あなたの意見をたっぷり紹介しましょう」
そして、とっておきの一手は「あなたの県のおえらいさんに云っておきますよ」、この国の、行政・教育・文化のタテ型構造を、しっかりとおさえる、そこで「街道を行く」ことができたのだ。