
今東光は、ワセダに来たことがある、堅牢な上半身、
「なるほど ケンカが強いはずだ」
その際、この「今」は「金」かもしれない、
「ツングース系騎馬民族の血統か入っているのかもしれない」
そんなコトを思った。
その後、今は、叡山に入る、天台宗の僧侶になったのだ、この辺の着眼点は非凡、天台宗には、
1、教義
2、止観
3、国際性
そして、「ロイ」という伝統、「ロイ」とは「口伝」のこと、文書に残しては危険な情報を口伝えにした、今は、無いだろう。
ここで、今は、秘本中の秘本に巡り合う、そして、数十年をかけて解読した、脱字や欠字だらけの古文書、タイヘンな作業だった、
「これをベースに小品をものにするが その跋文は 谷崎が書いた」
この時代には、まだ日本男子の精神が生きていたんだろう。
大雅 久しく おこらず
吾 衰えなば
遂に 誰をか 陳べん