二銭銅貨

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07国立劇場5月/絵本太功記/文楽

2007-05-23 | 歌舞伎・文楽
07国立劇場5月/絵本太功記/文楽

第1部
発端   安土城中の段
六月朔日 二条城配膳の段
     千本通光秀館の段
六月二日 本能寺の段
六月五日 局注進の段
     長左衛門切腹の段
六月六日 妙心寺の段

第2部
六月七日 杉の森の段
六月九日 瓜献上の段
六月十日 夕顔棚の段
     尼ヶ崎の段
大詰   大徳寺焼香の段

 切腹やら何やらで、皆死んでしまう。可愛そうな物語。戦国の世の渦巻きの、激しい濁流に飲み込まれて行く人々の、欲望と自己犠牲。
 吉田蓑助が操る、光秀の妻の操は、動いていない時は呼吸をしているようで、動いている時は滑らかで、人の動きにそっくり。端整な妻の操を、煩悩に苦しむ光秀の好対照として、薄紫の衣装とともに、その落ち着いた色合いを表現している。

 歌舞伎では人形をまねる歌舞伎俳優。
 文楽では歌舞伎俳優を真似る人形。
 おもしろいです。
07.05.12 国立劇場
コメント
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