二銭銅貨

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07歌舞伎座5月/泥棒と若殿、勧進帳、与話情浮名横櫛、女伊達/歌舞伎

2007-05-22 | 歌舞伎・文楽
07歌舞伎座5月/泥棒と若殿、勧進帳、与話情浮名横櫛、女伊達/歌舞伎

女暫(おんなしばらく)
出演:萬次郎、松緑、菊之助、海老蔵
 劇の最後で、萬次郎が市村羽左衛門の追善公演の挨拶。菊之助の若菜の衣装はツヤのあるオレンジに黒、二色の衣装できっぱりとした姿、全体にギャグ満載のナンセンス劇にあって紅一点。萬次郎の良く通る声、「ああ恥ずかし」のセリフは劇に柔らかさを与え、無用に長大な刀で切り払われる雑兵の首8つはこの世の不浄を表しているように思われる。終わった後で、三津五郎が萬次郎に引っ込みのやり方を教える。口でツケの音を出しながら、動きにあわせた掛け声を交えて説明。役者は、あんな風にして練習しているのかと思った。

雨の五郎(あめのごろう)
出演:松緑
 夏の初めの宵の口、小雨模様の柳の木の下で、白に青い筋の浴衣姿に素足をにゅっと出した気風のいいおにいさん2人と、しぶきを飛ばす勢いで、争いながらバシッ、バシッと踊りを踊る。松緑の清々しい姿。

三ツ面子守(みつめんこもり)
出演:三津五郎
 おかめ、ひょっとこ、恵比寿さま。次々をお面を変えて1人3役は楽しい踊り。人生を楽しみ、踊りを楽しむ。

神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
出演:菊五郎、團十郎、海老蔵、松緑、梅玉
 江戸時代の鳶の気風の良さと、まったりと人の良さそうなお相撲さんの喧嘩は半端ではありません。命を賭けています。覚悟しています。鳶の大集団の駆け抜けて行く様子、次々と屋根に登って行く様子、江戸っ子のこころいき。 

07.05.13 歌舞伎座(3F)

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