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25国立劇場1月/彦山権現誓助剣/歌舞伎

2025-01-24 | 歌舞伎・文楽
25国立劇場1月/彦山権現誓助剣/歌舞伎

彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)

発端  豊前国彦山権現山中の場
序幕  周防国太守郡家城外の場
    長門国吉岡一味斎屋敷の場
二幕目 山城国小栗栖瓢箪棚の場
三幕目 豊前国彦山杉坂墓所の場
    同 毛谷村六助住家の場
大詰  豊前国小倉真柴大領久吉本陣の場

毛谷村六助:菊之助
京極内匠:彦三郎
お園:時蔵
お菊/立浪家家臣 井村六郎:吉太朗
友平/立浪家家臣 十時伝五:萬太郎
早川一学/杣斧右衛門:亀蔵
立浪主膳正:楽善
吉岡一味斎/光秀亡霊:又五郎
老女福栄:萬次郎
一味斎孫弥三松:秀乃介(歌昇の次男、祖父は又五郎)
久吉:菊五郎
子供たち:尾上眞秀、中村梅枝、尾上丑之助、坂東亀三郎、中村種太郎(歌昇の長男)

菊之助はくっきりすっきり貫禄のある六助で、気持ちがいい。声が劇場にさわやかに響く。彦三郎は貫禄の悪党でどっしりと安定している。とげのある悪党だ。時蔵は男まさりの女形で、しぶとく強い感じはいつものお姫様とは違う芝居をやっていて、こっちの方が良く似合ってると感じた。吉太朗はサッパリ、ハキハキした感じでさわやかな若い女性を演じた。萬太郎もハキハキと小気味いい感じ。声がいい。亀蔵は出番は少ないながら渋い爺さん役とコミカルな役の二本立て。楽善はキレの良い元気な姿を見せた。又五郎はあっさりめの渋い芝居。萬次郎は気迫のある、気骨のある婆さん役。秀乃介は出番やセリフが多かったが見得も含めて頑張った。子供たちは五月人形のような武者の衣裳で剣劇の舞踏を披露した。菊五郎は最後だけ座ったままの芝居で登場。声は元気だ。途中、いつも通り、去年の流行語を使ったセリフの芝居や歌ががあって、全体に地味目の芝居の中で明るく場内を沸かした。

国立劇場が建て替え準備で閉鎖中。新国立劇場、中劇場で実施。

25.1.18 新国立劇場、中劇場

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