第五福竜丸 ☆☆
1959.02.18 近代映画協会、白黒、横長サイズ
監督:新藤兼人、脚本:八木保太郎、新藤兼人
出演:宇野重吉、乙羽信子、小沢栄太郎、千田是也、清水将夫、
稲葉義男、殿山泰司
1954年3月1日未明、ビキニ環礁での水爆実験に巻き込まれて
遭難した、遠洋漁業の漁船、第5福竜丸の実話。
記憶喪失の私たちの為に、当時の悲劇を克明に記録した、
ドキュメンタリ・タッチのドラマです。
分かり易く、しっかりと事実を記録しています。
はっきりとした構図、くっきりとしたカメラワーク、
淡々と、あった事を述べています。
被爆した第5福竜丸が悲しそうでした。
トークショー付き:(黒い雨との併映で)
ゲスト:新藤兼人監督、武重邦夫監督
ホスト:プログラムから変更
新藤監督:当時、予算が無くて大変だった話。旅館に払う金が無く、旅館側がおかず抜きの食事にしたので、しょうが無く、玉ねぎを買って来て鰹節をかけて醤油で食べたこと、ギャラを払えなくて、俳優も無一文となり、電車で来れなくて徒歩で来て1時間半遅刻をした話、船主が逃げて居なくなって船長と機関長だけが居残っている船を190万でうまく借りることができた話など。この映画の次の「裸の島」が賞を受賞して、資金が入ってきて、当時の旅館などの借金は返したそうです。貸し布団屋はつぶれていたそうですが、追っかけて行ってちゃんと返したそうです。
原爆については、当然、社会的に許せないものであるが、自分自身が広島出身なので、特に個人的に許せない、と思っていると言っていました。
武重邦夫監督は今村プロの監督さんとのことで、今村プロの話をしました。黒い雨は、今村昌平監督がその独立プロダクションを起こした時から作りたがっていた映画なのだそうです。
2006.03.21 新文芸座
1959.02.18 近代映画協会、白黒、横長サイズ
監督:新藤兼人、脚本:八木保太郎、新藤兼人
出演:宇野重吉、乙羽信子、小沢栄太郎、千田是也、清水将夫、
稲葉義男、殿山泰司
1954年3月1日未明、ビキニ環礁での水爆実験に巻き込まれて
遭難した、遠洋漁業の漁船、第5福竜丸の実話。
記憶喪失の私たちの為に、当時の悲劇を克明に記録した、
ドキュメンタリ・タッチのドラマです。
分かり易く、しっかりと事実を記録しています。
はっきりとした構図、くっきりとしたカメラワーク、
淡々と、あった事を述べています。
被爆した第5福竜丸が悲しそうでした。
トークショー付き:(黒い雨との併映で)
ゲスト:新藤兼人監督、武重邦夫監督
ホスト:プログラムから変更
新藤監督:当時、予算が無くて大変だった話。旅館に払う金が無く、旅館側がおかず抜きの食事にしたので、しょうが無く、玉ねぎを買って来て鰹節をかけて醤油で食べたこと、ギャラを払えなくて、俳優も無一文となり、電車で来れなくて徒歩で来て1時間半遅刻をした話、船主が逃げて居なくなって船長と機関長だけが居残っている船を190万でうまく借りることができた話など。この映画の次の「裸の島」が賞を受賞して、資金が入ってきて、当時の旅館などの借金は返したそうです。貸し布団屋はつぶれていたそうですが、追っかけて行ってちゃんと返したそうです。
原爆については、当然、社会的に許せないものであるが、自分自身が広島出身なので、特に個人的に許せない、と思っていると言っていました。
武重邦夫監督は今村プロの監督さんとのことで、今村プロの話をしました。黒い雨は、今村昌平監督がその独立プロダクションを起こした時から作りたがっていた映画なのだそうです。
2006.03.21 新文芸座
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