二銭銅貨

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妻として女として

2006-06-08 | 成瀬映画
妻として女として  ☆☆
1961.05.30 東宝、カラー、横長サイズ
監督:成瀬巳喜男、脚本:井手俊郎、松山善三
出演:高峰秀子、淡島千景、森雅之、星由里子、大沢健三郎、仲代達矢

淡島千景と高峰秀子の静かな激突。
意地と意地とのぶつかり合いで、お互いに譲りません。
誰だって子供は可愛いし、手放したくはありません。
別れたくはありません。
そんな激突の陰でオロオロする森雅之。

一方、子供達の星由里子と大沢健三郎は健気。
大人の世界に幻滅しつつも、明るく元気で、
しっかりとしています。
落ち込みながらも、絶望しつつも、でも、
若いですから、未来がありますから。

子供達は家族の芯です。
子供達は映画の芯です。

森雅之は大学の建築の先生。
大学の校舎の場面では、
それは、何となく東工大の校舎に似ている感じがしました。
05.10.22 NFC

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