今までに様々な飛行機を見てきたが、飛行艇 (地上展示) を見たのはたったの一回だった。
それはある機会で高齢の男性から戦争の話しを聞いたが、その方は旧日本海軍の元将校で 「通称・二式大艇 (正式名は二式飛行艇 (にしきひこうてい)」 に何回も乗ったことがあるとのことだった。
私もこの二式大艇のことは雑誌などで読んだことがあったが、その話しを聞いて実際に見たいと思った。
まだネットなどで検索する時代ではなかったが、やっと東京臨海副都心地区にある 「船の科学館」 で地上展示してあるとの情報を得た。
そうなると私は即対応するタイプなので、妻を連れ出して 「船の科学館」 を訪れたのは平成12年8月12日のことだった。
やっと二式大艇を見ることができたが大きな素晴らしい機体だった。垂直尾翼の 「T41」 は 「詫間基地所属41号機」 を意味するらしい。
大型高速で日本の軍用機としては珍しく充分な防御火器を装備した二式大艇は連合国パイロットから 「フォーミダブル (恐るべき)」 な機体と呼ばれて恐れられたほどだった。
日本の軍用飛行機では零戦や一式陸上攻撃機などは有名だが、この二式大艇についてはあまり知られていないようだ。戦後この 「T41」 号機がアメリカに引き取られて性能確認試験が実施されたが、圧倒的な高性能を発揮してアメリカ側を驚かせたほどの飛行艇だった。
私はやっと二式大艇を見てご満悦だったが、この機会を利用して羽田空港へ行き飛行機を撮った。妻は私の趣味に良く付合ってくれて有り難かった。
それから数年後、また 「船の科学館」 を訪れたが二式大艇の姿は無かった。事務所で確かめると平成16年4月末からは鹿児島県鹿屋市にある 「海上自衛隊鹿屋航空基地史料館」 に保管 (野外展示) されているとのこと、残念でした。でもどのようにしてあの機体を鹿屋基地まで運んだのでしょうか?
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写真説明: 二式大艇 と ジェット旅客機 撮影場所: 船の科学館 ・ 羽田空港 撮影日: H120812
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その技術は新明和工業の最新のUS-2に受け継がれています。
US-2は3メートルの高波でも着水可能ですから
救難には最適の飛行艇です。
ワイコマさんが鹿屋に行く機会があれば
ぜひ二式大艇の写真を撮ってください。
私は20代の頃、会社の出張で鹿屋基地に行きましたが
出来れば私ももう一度二式大艇に逢いたいものです。
それと飛行艇の離水、着水を実際に見たくなりました。
飛行機・・滑走路が無くても離着陸が可能で
その分操縦技術が・・日本人ならではの
飛行機が世界でも大きな評価を受けていたのは
嬉しいことですね、当時の飛行艇と現代の
俗に言うジャンボと比べても引けをとりませんね
さすが日本人の設計の素晴らしい飛行艇・・
いつか鹿屋航空基地史料館を訪ねて見ましょう