尾道十八番＠新橋 「ラーメン・味付玉子」

天ぷらそばの
衣がスープを含んで
もろもろ～っと


油側も
スープに溶け出すこと
ジワッとコッテリ度を上げつつ
親密なる
ギブアンドテイク


ソバを大方
食べ終わったころあい
汁も大方
飲み干した季節頃


丼の底の方に沈殿した
膨らんだ衣
ソバ片
七味


その他魑魅魍魎を
いっしょにまとめて
キュッと飲み干して




なんて感じの記述が
ラーメンには無い


脂の罪悪感が
それを許さない



今は亡き
御苑のあっことか
今もアリ
池袋のあっことか


実は
一回でヨカッタりするのは


ラーメンに揚げ物は合わない


クドい
クドすぎる


そんな
暗黙の了解がアル
と思われる可能性が
濃厚に秘められている
かもしれない
だろうからで
アルノデス



でもゼッタイ
油のなにがしが
強さを与えないはずは
無いのであって


ラーメンなんてものは
パンチ勝負で
あるのであって





この辺の
控えめに散らすぐらいが
ギリでセーフで
ギリでオケー




ギリでマストで
ギリでウマイ




と
面倒なことを
述べるのも一興


要は


浮いてなかったら




食べてないかも　　


背筋ピーン



おのみちおにいさん曰く
ラララ　ラーメンは
ててて　天ぷらの背脂ミンチ



いやいや
どうして


この一杯を
今一度
考えてみるに



脂にしか価値がない

というのは
言いスギだから



脂のみに価値がある

というのも
言いスギで



脂だけに価値がある

というのも
言いスギであって



どうしよう
良い言葉が
浮かばない




脂があるだけ価値がある　　と

逃げそびれそうな
逃げを打って出る