赤門＠北海道広尾郡大樹町 「みそラーメン」

不定休って
電話しても出ないって

いまのご時世
商売としてどうなのよ
ってハナシだけど

ネットやら
スマホやら
存在しないあの時代

寅さんやら
ハマちゃんみたいな大人
「それが尊い」
扱いだったよなぁ

なんだかんだ
許されていたよなぁ




とりあえず
10時から
のはず

5分前
微動だにせず

湯気のひとつなし
物音のひとつなし
カーテンもフルクローズ
匂ってみてもナッシング

後続の1台
横にピットインするも
地球は静止したままで


と
思っていたところ

まさに10時ジャスト
軽自動車が一台
お店の裏に回り込むと

スミマセンねー！！
なんつて
おかーさんが一人

真っ暗な店内に
明かりを点けるのも忘れながら

あたふた
アタフタ
あたふた
アタフタと
我々を招き入れてくれたけど




安心するというより
不安の渦に飲み込まれながら

このキャパを
おかーさん一人でやってんのか

まさか今から
火を入れたりすんのか

お店の明かり
いつ点くのか

ワタクシの味噌ラーメン
どんだけ待つことになるんですかー！！




10分というマジック
まさに奇術と言えるレヴェル




炒の音色
ひとつ聞こえないところに
もやし＆ひき肉というマジシャン

そりゃジャストに現れるワケだと
そりゃこのキャパも回すワケだと

このおかーさん
家事力もパネェんだろうなと




マイルドなパンチラインながら
しっかりニンニク漂う
紛うことなきポロサツタイプ




今旅にて初めて出会う
求めたるウェービーに




8杯目にして遭遇
炒のもやしという
記憶の中のスタンダード




味噌のみに炒が入る代わりに
チャーシューがうずら卵にリプレイス

なんて事前情報もどこへやら
ワタクシのうずらはどこへやら

いやしかし




美味いじゃ (ﾟдﾟlll) ないっスカ！！

先程までの心配の山はどこへら

久しぶりの正統派ポロサツに
心躍っているワタクシがいました

帯広～襟裳岬という
空白地帯の朝10時
忘れられない一杯になることでしょう

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