中国名菜 孫＠六本木 「担々面」

酒ってよりは
おそらくそっち系で
脳髄にキイていると思われる

始終ロレツが回っていない
メンドウなおっさんが

しゃいこうの中華をみちゅけましたょ
じぇひとも行ってみてくだひゃぃ

いやしかし
コレほどに信憑性がないことも
なかなか無いだろうな

なんて事象が
逆に大トロに映る
ワタクシですから

早速翌日
おっさんには気付かれないように




ほう ココなんスカと
ミッドな対面サイド
奥の方までキマシタヨ




っつか
アッパーじゃんかと




あのレロレロのおっさん
株でうん千万溶かしたとか
回らない口で漏らしてたけど

いったいどこで何やって儲けてんのか
まったく読めてこないワケで




うーん

最安の担々麺でも
ランチにサの字の見えてこない
平気に壁超えの
1020万円という

ラヲタの端くれとしては
清湯そばの方にしようか
悩むところだけど

ふっと目を向けた下の方には
当然の「税別」という

込められてないのは
税だけじゃなくて
お昼のお客の心情を分かろうとしない
上からのアイサイトでは
なんつてね




まあとりあえずの
「担々面」にしましたよ

いやしかし
大陸サイドの担々麺とくれば
THE 単調でおなじみ




やはりというか
なんというか

刻まれたチンゲンに
ひき肉がパラパラりと

ロンのモチで
チャーの一枚なぞ
味玉のひと欠片なぞ
添えられるはずもなく

とは言いつつも
抑揚付けてなんぼの
外食のひとときじゃないっスカ

ゼッタイに足りない
という確証のもと

そしてモチロン
ふんだくられるだろうな
という確証のもとに

あのー
半ライス
お願いできますか？

半ライスないので
ライスになりますけど
よろしいでしょうか？

よろしくなさスギるけど
口火を切ってしまったのはワタクシですから
グッと奥歯を噛み締めて
ココは覚悟のひととき




っつかコレ
半ライスじゃんかー！！




そして当然の
容赦ナッシング！！




それでも
アリとナシとでは
大きくタイムラインが変わるであろう
216万円の抑揚めしに仕立てつつ




なるほど
ロレツなおっさんにしては
よくぞ持ってきたぞ的

四川を吟醸して
四・五川に格上げしたような
磨かれたカラシビ

大辛を謳ってはいても
痛覚を壊さないほどの辣に
逆に甘みを喚起させるほどの麻使い




悔しいけど美味いな

何が悔しいって
ロレツなおっさんが
コレを持ってきたのも

千円の壁と
全ライスと
外税と

地下の部屋の端っこに
いまやTシャツの
ワタクシ

ホメなきゃイカンのが
悔しスギていたりして




でもまあ一度だからね
なんつてね

普段なら
スルッとね
通り過ぎるとこなんだけど

告白しちゃうとすれば
担々麺を完汁したのって
いつ以来かも
覚えてないぐらいかもしれなくて




1360万円（税別）の
「海老と野菜たっぷりの清湯そば」

ああ
果たして
どんだけたっぷりなのか

ああ
果たして
ライス抜きでヤリ切れるのか

ああ
もうすでに
たっぷり気になっていたりして

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