先日、憧れだった「江の島アイランドスパ」に行ってみた。
オープン当初から、このスパは、
綺麗で高いと思っていたので、敷居が高かった。
横浜ウォーカーのクーポンで、かなり安くなるから、
遠いけど、交通費を使ってでも行こうという気になった。
湘南モノレールは、「西鎌倉駅」の手前で、ジャングルに入り、
トンネル内に轟音を響かせ、すごい速度になる。
面白い!
遊園地の乗り物みたい!
駅~江の島への通り沿いに、
小ジャレたイタリアンレストランがあり、
メニューの写真に、目がいった。
しらすピザ テイクアウトできます。
食べると、どうって事ないのは分かってるのに、
旬だと思うと、「しらす」に反応してしまう。
(特に生しらす)
ピザだなんて、珍しい。
帰りに買おう!
長い橋を渡り、江の島に入ると、魚クサイ。(笑)
しかし何だ、見た目の良さと、居心地の良さが、
「万葉倶楽部」と正反対じゃ。
誰だ、設計者は。
迷路のようなエレベーターで、右往左往。
トイレの荷物フックは、届かないほど高くて使えない。
別館と紹介されているエリアは、
本館で清算してからじゃないと、利用できない。
いったん出たら、本館に再入場はできないのだ。
それじゃー、別館じゃなくて、別な建物だろう。(笑)
リラックスルームに、女性専用が無いのは、落ち着かない!
リクライニングできない、ウッドに合皮張りのリゾートチェアは、
オットマンなのか、物台なのか、不明な小机が、横に置いてあり、
私は、それに足を乗せた。
硬いチェアだったが、疲れていた私は、少し眠った。
岩盤浴も、ネットコーナーも無いので、
ガツガツ時間を使うのは止めたのだ。
内湯より、水着着用のプールのスペースの方が広いのは、
カップルをターゲットにしているせいか。
階下の洞窟プールは暗いだけで、どうって事はない。
だが、アロマのサウナは、良い匂いだった。
内湯のサウナは熱いが、プールだと温水でも、体が冷える。
でも、このスパで唯一のウリは、
オーシャンビューのプール
左の遠方に、烏帽子岩らしきものが見えた。
何人かに、確認したのに、
みんな「そうかもしれませんね。」と言うだけで、
断定してくれる人は、いなかった。
違うのか?(笑)
青い海に突然、藤沢防災から、大音量のアナウンスが流れた。
「昨日、行方不明になっていた男性が発見されました。」
遺体でか?
こんな綺麗な景色に、いらぬ情報だ。(笑)
下がどんなふうになっているのか、身を乗り出してみたが、
やっぱり、みんな同じ事をやっていた。(笑)
景色を損なわない為か、柵が無くて危険だ。
洞窟プールに下りる階段に落ちたら、怪我するぞ。
とにかく、人に優しくないスパだった。
腹、減った。
早目に出て、別館の回転寿司屋「三浦三崎港」に行く事にした。
生しらす、本日105円なり
いい時に来た。
しらす丼を食べるより安いし、味がシッカリ分かる。
食べ終わったら、すっかり暗くなっており、
橋の上で、江の島にデジカメを向けていたら、
「遠くから来たんですか?」
横を見ると、とっちゃん坊や風の男。
(キモイ。)
恐くなり、足早に橋を渡った。
橋のたもとで、自分を入れた写真を撮りたくなり、
近くで撮影していたオジサンに、シャッター押してもらう。
帰ろうとしたら、
「2~3分、時間ありますか?」
「(恐っ!)いや、もう帰るので。」
(待てよ、2~3分て何だ?)
考えてみたら、私は、2~3分以上、オジサンにシャッター押させたのに、
自分は、2~3分も余裕が無いなんて言うのは、失礼だよな~。(笑)
聞くと、趣味で人物を撮影しているのだとか。
「私を、ですか? ネットとか、他の事に使用しないのならいいですよ。」
石段に腰掛けて、横から撮られた私は、
固まったポーズで、顔は、頬とメガネしか分からない、
「匿名希望さん」の写真のようだったが、あれでいいのか?(笑)
橋のたもとで、ウロウロしていた私に、
知らないオバサンが、歩きざま話しかけてきた。
今日、満月よ。
仲秋の名月だった。