ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

共通する感性「電車男」

2005-06-16 12:19:32 | 映画


…やはり、マーブルには、自宅でPCを維持するお金がない。しかし、ブログは続けたい。
1日おきに、赤いポストに100円ずつ、ブログ貯金をする事にした。
それを使ってネットカフェに行く。
ヘタすると、月1ブロガーになってしまうかもしれないが、コメントの返事は必ず書くので、
どうぞよろしく。

先日に引き続き、映画「電車男」について。
あれから他の人のブログを読んだ。
百式Tシャツがウケているようだが、マーブルには最初、何の事だかわからなかった。

「ブログでウケてるんだけど、『百式』って何?」

すると友人は、おそらく他のブロガーと同じ笑顔を浮かべながら、
「『ガンダム』に出てくるロボットの名前ですよ。他のと違って漢字だし、ファンもいるんですよ。」
「何でそれがおかしいの?じゃあ、『ガンダム』って書いてあるTシャツ着てたらどうなわけ?」
「例えば『白い巨塔』って書いてあるTシャツ着ててもおかしくないけど、
『財前五郎』って書いてあるTシャツ着てたらおかしいでしょ?」

ぎゃははははは。そりゃ、おかしい!「白い巨塔」に詳しいマーブルはウケた。
わかりやすい説明、ありがとう。

PC画面のエロサイトが消えずに、慌てている同僚に呼ばれ、すばやく処置したり、
予約した部屋にこだわって、フロントで食い下がる電車男のヲタクっぷりも面白かった。

ラストシーンを「くさい」と言う人もいるようだが、2人の泣きベソと会話はとてもナチュラルで、
アスキーアートの街並は、一枚の絵として見ればよいだろう。

山田孝之の演技は初めて見たが、ただ端整な顔してるだけかと思ったら、
母性本能をくすぐる可愛いらしさがあった。
すごく綺麗な目してるし、ファンになりそう。(笑)

マーブルは、家に戻っても、時々「電車男」を思い出して泣いた。
もう一度、あの2人に会いたくて、後からパンフレットを買いに行った。

原作では、応援していた2チャンネラーの達成感が良かったのだが、
映画では、メインの2人を見ていて、
「ああ、人って本当に、『普通』の事が楽しかったり、悲しかったりするんだなぁ。」と思った。

誰かが病気になって、死ぬわけでもない。
大きな苦労を、強いられるわけでもない。
特別、ドラマティックでもない、はがゆいばかりの恋愛話が、なぜこんなに胸を熱くするのか。

それは、誰にでもわかってしまうくらい、普通の感情だからなのだろう。
この映画はもう、原作とは関係なしに、フィクションとして良い出来だと思う。

エルメスさんが、「あなたは私に、小さなプレゼントをいつもくれるから。」と言う回想は、
ささやかな事でも共有できる、大切な人への思いであふれている。

1人の人間に、全てを望んではいけないと思うが、自分と感性が合う人って、
なかなかみつかるものではない。

例えば、回りの若い子達にブログの話をしても、ブログそのものに興味を示すのではなく、
マーブルのブログをつきとめて、ネタにしたいだけなのだ。
秘密にしているから、よけい面白がる。それではあまりに無粋だ。

又、いつも流行しか取り入れないある人は、マーブルが「電車男」を勧めているのに、
某男性キャスターが、「映画を観て泣いた。」と話していたのを聞いて、初めて興味を持ったようだ。
有名人の話にしか、耳を貸さないのだろうか。

先日、美容室でも、指名した担当者に「電車男」の話をした。
彼女は、「映画館で邦画は観ないですねぇ。」と一蹴した。

逆にマーブルは、娯楽大作をあまり観ない。
でも、邦画をつまらないと決めつけるのは、どうかと思う。

もはや「電車男」が、真実かどうかなどは問題ではなく、
どこにでもいるような2人のリアルが、マーブルの感性に響いてきた作品だった。

蓮音、先日はいらぬ近況や、こんな毒舌ブログの宣伝をしてしまい、ごめんなさい。
これからの環境の変化や、PCを持っていない不自由さに、思わずグチってしまった。
京ぽんの定額制は、プロバイダ接続料が別にかかるみたいだから、結局無理みたい。
明け方、蓮音からメールが届いた夢を見たよ。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする