ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

崇高なるは「愛を読むこと」

2009-07-02 12:47:34 | 映画


ケイト・ウィンスレットは、いったい何才?
「タイタニック」の時も、
ディカプリオより、年上に見えてしまったが。
「愛を読むひと」では、相手が若いから、
よけい老けて見える感じ。

若い頃、年配者同士が、
ホテルのPの「のれん」をくぐるのを見た時、
醜くて気持ち悪いと思った事がある。
相手が同年代ならば、
ケイトのクラシカルな美しさも良いのだが、
子供と絡むとなぁ…。

ハンナの弱点は、メニューのところで気づいたが、
車掌や看守の仕事なら、できるものなのか?
その事は、無期懲役になってまで隠す事か?
過去を話したとしても、
マイケルは、それを証明できたのか?
ひと夏の体験で、
あれほど、1人の女に思い入れがあるものか?

色々な疑問が残る上に、
「読めなかったから読んでもらいたかった。」
このシンプルな想いに対して、
アウシュヴィッツの話が、中途半端に関わっていて、
映画として、インパクトに欠けてしまった気がする。

でも、大人になったマイケルが、朗読したテープを、
せっせと、ハンナに送り続けるのには涙した。

ハンナは、かつて「坊や」に、
「私を怒らせるほどの男じゃない。」と言い放ったが、
やはり、「坊や」の世話にはなれないって事か?
それとも、世間に出るのが恐かったのか?
なぜ死んだ?

勉強して、本を読んじゃったって事か?
殺された人達の気持ちを、学んじゃったって事か?
だから死んだのか?

「老い」は悲しい。
私は「若くても鰯」だった。
「腐ったら鯛」になりたい。

それは学び、「品性」を身に付ける事だ。
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腐ってもマイケル

2009-07-02 12:15:02 | 気になる


黒人がTVに映っている時、家族がたまに、
「土人が…。」などと、口走る。
「そういう事言うから、マイケルが白くなっちゃうんだよ。」と私が言うと、
「そうか。」と、珍しく反省している。

昔のPVは、今見てもカッコいい。
才能があって、
「そのままのあなたでいい。」と、誰もが思っても、
本人は取り憑かれたように、いらぬ物まで求め、
精神的にも、肉体的にも、ボロボロになっていく。

富と栄光の引き換えに、
自分の全てを捧げなければ、
神様は許してくれない。

どんなに有名でも、無名でも、
人は、恐ろしく一人ぼっちだと思う。

マイケルが、ファンに向けて振り上げる、
美しく伸びた指先は、

永遠にスター、腐ってもマイケル。

Aちゃんの訃報も、告知板から剥がされた。
誰の死も、いつか、その心から剥がされてゆく。

「死ぬまでの命」と思えば、
しがらみや、いらぬ感情を削ぎ落として、
シンプルに生きられるのか。
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