ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

いいドラマじゃけ。

2018-07-18 12:07:16 | ドラマ

思っていたイメージと違って、
意外とシリアスで良かったのが、「高嶺の花」。

カット割りが、映画みたい。
セリフも。
野島伸司の脚本って、こんなだっけ?

ただ、石原さとみ、もうちょっと抑えた方がいいかも。
エキセントリックな役が続く中、演技が同じに見える。

峯田和伸って人、やっぱりミュージシャンなのね。
ホワイトボード持って、
「いい女」の説明した時は、驚いた。
あんなクサいセリフを、自然に言える人、いない。

千葉雄大の、イヤミキャラもハマる。

「この世界の片隅に」は、
アニメ映画も観ているので、分かりやすい。

すずは、アニメよりも呆けている。
頭が弱い分(バカにしてないよ。)、
優しくて、絵が上手いのかと思わせるくらいだ。

スイカを盗み食いする、腹を空かした不審者に、
先入観なく、「もっと、もろてきましょうか?」と言える心が、
今の私達にあるか?

哲に虹郎、いいねぇ~。
すずが、代わりに描いた海の絵、素晴らしい!

楽しみだった仙道敦子、
何だか、オノ・ヨーコに似てきたね。(笑)

でも、なぜ松坂桃李?
うーん。
これが、つまらなくさせるんだよな~。

「永遠の0」みたいな、現代の導入もいらんだろ。

呉は今、色んな意味で気になる。

でも、この2作品、楽しみなのだ。
そして、他の人にも、見てほしいのだ!

 

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アサハラ焼香

2018-07-18 10:43:21 | Weblog

人の死は、それだけで、気分のいいものではない。
たとえそれが、犯罪者の死であっても。

執行するなら、もっと早くするべきではなかったか。
まだ、解明されていない云々言っておいて、
平成が終わるからチャンチャンって、おかしいだろ。

遺族は、恨んでいた相手がいなくなって、
よけい、むなしくなってしまうかもしれない。

実は私は、アメフト事件の時、
オウムの事を考えていた。

危ない組織だと、反発・脱退で、命を失う恐れがある。
スポーツなら、命令に背いても、殺されはしないだろう。
だったら、断れよって。

しかし、所属している者にとっては、
見せ場を失う事は、「死」を意味するのかもしれない。
人は、居場所を失う事に、不安を感じるのだ。

麻原の死刑執行後の特集を見て、
ふと、思った事がある。
もしかしたら、弟子達は、
あのオッサンを、止める事ができたんじゃないかと。

中川の手紙には、
「麻原は、武装化について行けない弟子には話さない。」とあった。

上祐さんが、麻原との会話で、
「平和的にね。」と言っていたテープを聞いた事がある。
だから彼は、はずされたんじゃないか。

遠藤は、麻原が、「警察ごとポアしちゃえばいい。」と言った時、
「はい?」と、聞き返している。
それは、「マジ? あんた、何言ってんすか?」のようにも聞こえる。

麻原が、命令した事もあれば、
弟子から、進言した事もあったと言う。

そもそも、極秘テープだなんて、
証拠になるようなものを、何で録音しておくのだ?
麻原の、ありがたいお言葉だからか?

井上は、手紙に、
「当時の麻原の質素な身なりと生活、
そして飾らない口調は、とても希有なものに思え、
忘却されつつあった精神や魂の夢を彷彿とさせるものがあった。」と書いている。

そうか。 残念だったな。
弟子がみんなで、止める事ができていたら、
麻原は、居場所の無い人達の、
父親代わりになれたかもしれないのにね。

そもそも、出家してでも、戻りたくない家庭って、どんなだよ。
そっちの方が、気になるよ。

何で、三女のツイッターに、嫌がらせを書くんだよ。

知らないうちに、子供に不信感を抱かせている親。
誰かをたたかないと気がすまない、哀れな人達。

そういう奴らが(いるから)、
オウムみたいな場所を、作り出していくんじゃないの。

組織が不誠実なのは、
言いなりになっている個人の不誠実。

教祖は、弟子に責任を取らせるな!
弟子は、自分が信じた教祖のせいにするな!
(悪く言わなかったのは、新実だけだろう。)

人を殺すという事は、自分も死ぬ覚悟がいるという事だ。
無差別っていうのは、最悪なんだよ。

世の中の、嫌な奴らよ。
あなたの正義は、私の正義ではない。
それでも私は、あなたを知らなきゃならない。

そして、あなたを殺さずに、
ガマンしなけりゃならないのだ。

 

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恋は稲妻のように

2018-07-18 09:39:45 | 映画

友人の手紙の追伸に、
「『恋は雨上がりのように』が、思いのほか良かったです。」とあった。
この一文で、観に行く気になった。

新刊コーナーの、オススメ本のセンスが良い本屋でも、
原作コミックと共に、映画が紹介されていたので、
ますます気になった。

ファミレスのバイトには、思い入れがあった。

しかし、大泉洋のルックスと、上映時間が、
私に合わなかったのだ。

お金が無いので、1100円の日にしか観ない事にしている。

あきらめていたその日、仕事から帰ってヘトヘトで、
缶ビールを飲んでいたら、急にゴキゲンになり、
居眠り覚悟で、映画館へ向かった。

作品は、「思いのほか」どうという事もなかった。(笑)

まかないに、あんなサンドイッチが出されるなんて、ありえない!
私が、バイトしていた当時、コックは、
ランチタイムにサンドイッチをオーダーされると、
手間がかかるので嫌がっていた。
それを、従業員に出すなんて。

それに、まかないは、全員同じ物を食べていたし、
モテる子だけにオマケだなんて、ヒドイ!
サンドイッチといい、オマケといい、今はアリなのか?

「じゃあ何で、こんなに胸がちぎれそうなの?」

この映画は、この一言に集約されている。

貴方が、さえない男だなんて言い訳は、
どうでもいい事なのだ。
彼女にとっては、必要な時に、
必要なものを与えてくれた、唯一の人なのだから。

たとえ、恋が雨上がりのように始まっても、
その感情は、稲妻のように激しい。

若くストレートな感情が、大人を困らせる事や、
あきらめさせる為の、一度だけのデートを、
懐かしく思い出した。

店長が、あきらの告白に困惑しつつも、
小説を書き上げてゆくのを見て、
まさに、「芸術に恋は不可欠」だと思った。

片想いも、迷惑をかけるばかりではなく、刺激にもなると、
今更だが、改めて驚嘆。

しかし、濱田マリ、他人の小説を勝手に読むなよ。(笑)
ファミレスのパートに、濱田マリみたいな人いる!

恋は音楽のように

あの夜、バイト仲間と便乗した、主任の車の中で聴いた、
山下達郎の「ペイパー・ドール」は、カッコ良すぎた。
(ただし、カセットテープはバイトの子の物。)

別の映画のエンディングで、
山下達郎が歌う「REBORN」を聴いた時、
劇中で、他の役者が歌っているのとは、
まるで違ったので、鳥肌たった。

「クリスマス・イブ」もそうだが、
山下達郎の歌をカブせると、
どんな恋も、オシャレになる気がする。

この映画は、山下達郎じゃないが、
大泉の間の抜けた顔に、似合わないサントラは、
「思いのほか」良かった。

店長が昇進したら、店からいなくなる。
あきらに残された「友達ならメールを。」というアプローチも、
今の時代だから、できる事だ。

「フラれても、そのくらい聞いておけ。」
私は心の中で、
彼女のあきらめきれぬ恋を、後押しした。

もう恋はできなくても、
恋を思い出す方法は、いくらでもある。

 

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