諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

永井平九郎の長兄は酒呑童子?!、土蜘蛛?! 【平良門伝説】  その1

2013年02月05日 09時05分54秒 | 永井平九郎

次いでと言っては大変失礼なのですが、平将門公の長男、平良門についても語っておきますね。

っと言っても、平良門の史実と言えるかどうかは知りませんが・・・・。

 

先ず、生き延びた話です。

 

この平良門はフルネームで言うと、平太郎良門と言うらしいですが、家臣6名と一緒に三豊市高瀬町音田の毘沙門谷(現在はおにが谷)に落ち延び、そこに住み着き六名氏(ろくみょう)を名乗ったそうです。

 

更にもう一つ。

良門は下総国の光圀という者に匿われていたが、将門公が討たれた事で、やはり六名の家臣とともに各地をさすらい、逃亡の成功を祈っていたのか、通るを神社ごとに律儀に参拝しながら大麻神社(多分、茨城県の・・・)に到着。

そこで変なおじさん・・・じゃなく、常人とは思えない爺様と会う。

 

その爺様の言うことには、自分の異様さを棚に上げて、「汝らは常人とは見えない。落人ならばいい隠れ家を教えてやる」とのたまい、善通寺から丑の方角へと連れて行きます。

そして、何か深い谷に来たとなぁーと思ったら、その爺様、ドロロンってな感じで消えた訳です。

 

良門一行は、「やらっちゃー、狐に騙されたぁー、悔しぃー」と言いながらも、何もする事も無いので、しょうがなく木陰で休んでいたそうです。

 

そして日が暮れ始めると、遥か向こうの林の中に火の光が見え、人家を見つけて一晩泊めてもらおうと行った訳です。

 

その家に行くと、また違う爺様が出てきて、「あんたら遠国からの落人だべ。狐に騙されて、こんな山奥まで迷い込んで、えらい目に合ったない。よがす、すがす、我が家に呼ばれない(茨城弁??)」ってことで、一晩の宿を借りる事になりました。

 

「処で爺様、ここは何てとこだい」と良門が聞くと、その爺様「毘沙門谷だよーん」と答え、その後、良門一行は就寝。

朝、起きてみたら、そこは家もなく、爺様もおらず、山中のただの野原で寝ていただけでした。

 

良門一行は、「また狐に騙された。チクショー、こんなとこ、居らったもんじゃにぃー」ってな事で、早々に立ち去ろうとしたら、そこに書付があり、「我は下総国妙見神である。ここに導いたのは、この地に隠れ住めば、末永く栄えるからだよーん」と書いてあったそうです。

 

良門一行はびっくりして、「昨夜の二人の爺様は、俺らの産土神だったのだ。ありがたやー」と喜び、ここの山谷を開き村を造り暮らした。

 

その後、良門は「武田丑之助」と名を改め、この地で暮らし75歳で亡くなり南穴薬師に埋葬。

良門の子孫は相馬氏を名乗ったという事でした。

めでたし、めでたし。

 

つづく。

 

 

 

 

 

コメント (4)
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