続きです。
さて、警察署での事情聴取が終わった二日後、仕事が終わって家に帰ってきた時、自宅に電話がありました。午前0時にです。こんな時間帯だから親族に不幸があったと思い、焦って電話に出ました。
そしたら地元のテレビ局の記者からでした。こんな時間帯に電話をかけてくる。相手の迷惑を全然考えていない。まっ、悪人の街・仙台市ですから、良くある事ではありますが。
電話の内容は取材の申し込みです。この放送局、地元なのに全国放送局に先を越されて報道された。だから特集的に詳しく報道したいと思ったようです。
私は勿論断りました。日中も店へ6社から電話がかかって来た。全部断っています。それなのに今度はどこで調べたのか自宅にもかけてきた。そして当然の如く取材を申し込んだ。
私は「こんな時間帯に電話をかけてくるようなテレビ局とは話をしたくないです。取材は全部断っていますので失礼します」と言って電話を切りました。
そして次の日、店で仕事をしていた時にその記者がやってきてまた取材の申し込みです。ホントしつこい。
私は「前回、お断りした通りです。真夜中に電話を掛けてくるような失礼なテレビ局には絶対に話しません」と断る。
断っているのに質問してくる記者。まるで自分は特権階級で、質問に答えるのは平民の義務だと言わんが如くに。
私は「犯人の名前も大々的に報道されたのです。もう十分苦しんでいます。
これ以上、犯人を追い詰めても仕方がないでしょう」と返答。それでも食い下がる記者。
これ以上、犯人を追い詰めても仕方がないでしょう」と返答。それでも食い下がる記者。
実は前日、私は母親に苦言を呈されていました。犯人の人が可哀そうだと。
母は自分のストレスを私にぶつけて生きている人です。ストレスを私にぶつけないと十二指腸潰瘍になります。9か月も入院したほどです。しつこく言われました。だからこの事件、早く忘れたかった。それでも質問を重ねる記者。
私は「前日のテレビ報道は間違っている部分があります。全然調べず報道されていますし、私の店も許可も得ずにテレビに出した。大変迷惑です。もし、お宅も勝手に適当にテレビで特集するのであれば、事実無根を放送したとして訴えますよ」と返答。
私もね、知らなかったとは言え総会屋系経済紙で記者をしていた男です。東京BJ、ブラックジャーナリストだったのです。潰し合いでは、こんな田舎のテレビ記者には負けませんよ。
私のキッパリとした態度で、地元テレビ局の記者は帰りました。
私もね、昔の殺伐とした記者時代を思い出していました。こんな私でも大蔵省、通産省の事務次官に取材したことがあるのです。こう言う戦いでは負けませんよ。
まっ、それで取材騒動は終わりましたが、一番悪いのは犯人です。奴は追いかける私を確認しておきながら、細道に入って逃げた。
私としては商品を置いていけば、事件にする気はなかった。あれだけ大々的に全国区のテレビで名前が流された。「2ちゃんねる」でも馬鹿な犯人として名前が出た。それで犯人は逃げるように引っ越した。仙台には住めなくなった。
あんな恥ずかしい捕まり方をしたのだ。親にも友人にも恥ずかしくて合わせる顔は無い。惨め過ぎる。
「もう十分だから、これ以上報道するな」。その想いもあったので取材には応じなかった。
一番悪いのは犯人だ。でも、報道には嘘がある。事件を面白おかしく報道した。報道した全ての媒体に悪意を感じた。
今のマスコミも反日報道に終始している。嘘ばかり、誇張ばかりしている。
マスコミは何時の時代でも悪。それも多くの人に見破られている。だからテレビ離れしている。週刊誌も売れなくなった。
今更遅いけど、そんな報道を続けて来たから誰も信じなくなった。ネットでの素人の報道の方が信頼性がある。
もうマスコミの時代も終わった。自業自得。
その言葉以外には無い。
ではでは。