今日、心療内科・精神科に通院した。薬はまだあったのだが、鼻炎の薬が欲しかったのだ。私の通院しているクリニックは内科も兼ねているので。
行ってみてビックリ。平日なのに60人以上患者がいる。医師は4人いるが、90分は掛かるのは間違いない。
私は大型テレビの直ぐ前の椅子に座った。会計と薬局の真ん前でもある。そこで会計や薬を受け取る患者を観察していた。
まず一番に気が付いたのだが、女性の患者は太っている方が多いと言う事。
うーん、何か馬鹿にされていそうな感じがする。事実、社会から馬鹿にされているのだろう。そのストレスで精神を病んで通院していると言えるし。
男性の患者は変人っぽい方が目立つ。変なデザインや漢字の刺青入れている方もいるし、かなりの長髪の方もいる。
ただ、共通している点は皆、礼儀正しい感じだ。言葉遣いも丁寧。悪い感じの患者はいない。
これっ、勿論、例外はあるが、精神を病んでいる方は心の優しさに原因があると思う。
この世の中、悪で溢れている。自然界も悪でなければ生きられない。人間社会も悪でなければ成功しない。これは或る程度は当たっていると思える。
しかし、悪に走り過ぎると必ず破滅するのも事実。
否、必ずと言うのは間違いか。ジャニー喜多川みたいに死ぬまで負を払わずに生きた人間もいる事だし。
でも、人生、生きる事には程々の悪は必要なのではないか。
出世する奴も程々に悪の奴が多いし、善なる者は出世や成功から遠ざかっている感じの人が多い様に思えるし。
うーん、分からん。ただ、一つ言える事は馬鹿に見える人は馬鹿にされるし、不幸になる可能性が高い。これは間違いない。
人が良さそうな顔をしている人はモテるかも知れないが、不運をも引き寄せるのも事実。
そう言えば精神科・心療内科には、高倉健みたいな只者じゃない感じの者はいないな。
誰からも一目置かれる顔をしているってのは、幸せな人生を送り易いと思う。
私は知っている。高倉健は本人も語っている様に、大変な不器用者だと言う事を。事実、彼はクルマをバックで入れられないそうだ。
私もそうだ。駐車場には頭から突っ込んでクルマを駐車する。私も大変不器用なのだ。だから高倉健みたいな顔に憧れる。出来れば天地茂みたいな顔になりたい。人が良さそうな顔をしている者は、大抵、不幸になると思えるし。
例えばフランク永井だ。彼は人が良さそうな顔をしている。だからフランク永井なのだ。
そして彼は愛人に子供が出来たと騙されて、苦悩して自殺未遂を起こした。その影響で脳に障害を持った。悲惨な晩年を迎えた。
自殺も失敗してしまう。不器用だなぁーと思う。不器用なのに愛人なんか持つかなぁー。
フランク永井に悪の心があったらどうか。多分、自殺なんてしないと思う。成功者としての人生を送れたと思う。
うーん、やっぱり程々の悪の心は必要なんだろうなぁー。
うーん、精神を病んでいる人達を観察して、私は何を考えているのだろうか。
うーん、私もよっぱど病んでいるのだろうなぁー。生きるのに向いていないのだろうなぁー。
そんな事を今年も思い続けての年末。今年も変われなかったなぁー。
ではでは。