先日、デザイナーズハウスと言いますか、ちゃんとした建築士が設計したとアパートを見学して参りました。空いている部屋の劣化したフローリングとか汚れた壁紙の参考になるかと思って。
私、全然知らなかったのですが、現在のアパートはメゾネットタイプが人気みたいですね。
見学したアパートは正直言って仙台の中心部からチョットだけ離れた、すごぉーく辺鄙な所です。仙台人でも地名は中々知らないと思います。
急な坂道の頂上付近の広場に数棟建っているのですが、正直、地下鉄の駅からも遠いし、寂しいし、夜は怖過ぎです。しかもここ、心霊スポットとされる公園の直ぐ近くです。嫌だな、ここの土地は。
実はこの場所からそんなに離れていない場所に、以前、50坪ほど土地で500万円の中古物件が売りに出されていました。
建物は昔流行った一部屋、一部屋を現場で合体させて建てるプレハブ住宅です。この住宅、子供の頃は近未来的な感じがして憧れたものです。それにプレハブだから劣化が少ない。「500万円は安いなぁー」と思った。しかも地下鉄駅から歩いて直ぐだし。
しかし、或るのです。近所にとんでもないモノが。
そのとんでもないものは処刑場。噂では7000人以上処刑したとされます。私には無理。こりゃダメだ。
でも、この家を貸したら12万円位で貸せそう。利回りは結構良い。借り手がいるなら良い財産になるなと思いました。まあ、住む人の気が知れませんけど。
でも買っていたら、10万円なら借り手が出そうだ。今思うと買って置いても損は無かったと思います。多分ですけど。
その話をそのアパートの受付の女の子に話したら、「今建築中の物件は墓場の隣です」と言ってましたわ。そう言うの気にならない人がいるから、この業者は手掛けているのでしょう。私の感覚では付いていけない部分がある。歳を取ったのかなぁー。
話をデザイナーズアパートに戻します。
このアパートは四角い箱型です。これ、カッコ良いのかなぁー。
ドアを開けるとコンクリート打ちっ放しの部屋。そして簡潔な階段を上がると中二階が有って、二階部分がキッチンとリビング。そしてまた階段でロフト。そこの天井がガラス窓で窓を開けると屋根の上にもスペースがある。何か縦長の5階建てみたいになっています。
私はこのアパートは嫌ですねぇ、階段ばかりで。階段が急で落ちそうになるし、はっきり言って上り下りがキツイ。これ、私のような身体が硬い高体重者と高齢者はダメです。しかも全部の部屋にドアが無い。プライベートが保てない。これは嫌だわ。
新婚の人なんかこんな部屋に住みたいのかなぁー。うーん、結婚したとしても鍵付きの自分の部屋が欲しい私はこんな部屋住めない。こんな所が結婚出来なかった理由なのかも。
家賃は86000円とか。高いよ。そんな家賃払うなら中古のマンションを買った方が断然良い。ここより広く、仙台中心部の古マンションが300万円台で買える筈。ハッキリ言ってこのアパート失敗作じゃないのかなぁー。
否、私の感覚が古いのか。私なら5万円でもここには住まない。断然買った方が良い。中古なら安いのがいくらでもあるから。
でも、一つ参考になった事がありました。実はフローリングと思っていたのですが、床がシールだったのです。
シールだなんて全然判らない。少し緑がかったクリーム色で洒落ているフローリングで気に入ったのですが、シールだったとは。
このシールフローリング、「フローリングそっくりさん」とか言うらしいですけど、通常のフローリングの半値以下だそうです。
キズも付きにくいし、傷ついたらシールを張り替えれば良い。これは良いですね。フローリングをリノベーションする時にはこれにしよう。これだけかな収穫は。
仙台の復興需要は終わっています。このアパートに住む人は家賃を出してくれる大企業の社員しかいないのでは。否、出してくれたとしても、もっと都心部に住んだ方がいいわ、こんなに家賃が高いのなら。
私はこのアパートは要らないですねぇー。こんなの建てたら地獄を見そう。クワバラ、クワバラ。
ではでは。