諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

日本のど真ん中に鎮座する鬼渡神。その4

2024年02月27日 23時16分08秒 | 神道
続きます。

さて、千葉県市原市にこじんまりと鎮座している阿須波神社ですが、千葉県では松山神社の摂社として阿須波神社が鎮座しているだけです。

私の記憶では「阿須波神」を冠した神社はこの二社だけです。どちらも小規模です。

私の経験上の話ですが、主祭神よりも摂社に祀られている神の方が先に祀られていたケースが大半です。

そして私が常々言ってます「怨霊には武神、仏教、乱暴者(素戔嗚尊)」。

上記の松山神社には武神である八幡様の応神天皇が祀られている。

松山神社・摂社の阿須波神社には坐摩五座神が祀られていますが、坐摩五座神は怨霊として武神・応神天皇に調伏されている。更にはこの松山神社も地主神は阿須波神を筆頭とする坐摩五座神だと思えます。

阿須波神を祀る神社で有名なのは先にも述べました越前祖神・足羽神社ですが、「阿須波」ではなく「足羽」と表記している。

これは大っぴらに阿須波神を冠した神社名にしたら、都合が悪いからでしょう。朝廷側が黙っていないと思います。阿須波神を怖がっている。だから阿須波神を祀る神社は独自の信仰の地である、会津に集中しているのだと思います。

さぁーて、ここからが本題です。千葉県の海岸側、そして茨城県の海岸側に鎮座する有名な神社と言えば、香取神宮と鹿島神宮です。

香取神宮の祭神は人をフツッと切り殺して祓い清める経津主神です。人を祓い清めるのは水で洗い清めたり、着物を脱がせたり、箒で祓ったりするだけではないのです。殺してあげることで祓い清める。

日本の死刑制度は神道の流れがあると私は考えています。

鹿島神宮は出雲の武神・建御名方神を倒し、諏訪まで追い払った天津神の建御雷神です。

実は私、建御雷神は国津神である建御名方神を、天孫族の武神として生まれ変わらせた姿だと考えています。まっ、今回はその話はしませんが・・・。

香取神宮の経津主神。鹿島神宮の建御雷神。共に武神ですが、現地の伝承では同神であるとされています。私もそう考えています。

その理由は両神宮共に要石が存在する点です。この要石ですが、地震を起こす鯰を調伏する為に存在します。

その反面、この鯰を信仰している人々がいます。大工です。

私も仙台で東日本大震災を経験しましたが、建設業者はかつて無いほどの利益を上げています。

評判悪い仙台職人ですからね。人の弱味に付け込んで割高な費用で被害に遭った家をリペアしたり、新築したりしています。

アパートやマンションの賃貸物件もほぼ空室率はゼロでした。私の家の物件も全部埋まった程です。

たしか鹿島神宮が所蔵していると思いますが、鯰が金ピカの衣装を着て千両箱から大判小判を撒いている絵が存在します。地震や津波で家が壊わす鯰は大工達に富を齎すから信仰されているのです。

では、この鯰の正体は何なのか・・・・・。


続く。








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日本のど真ん中に鎮座する鬼渡神。その3

2024年02月22日 16時47分56秒 | 神道
続きです。

阿須波神、波比岐神、生井神、福井神、綱長井神の坐摩五座神の中で、リーダーと言うか、主祭神は誰なのか。

それは阿須波神で間違いないでしょう。坐摩神を祀る越前祖神・足羽神社の「足羽」は、阿須波神を指していますし。

因みに阿須波神と対の関係にある波比岐神は、その発音からアラハバキ神を連想します。

アラハバキ神は「荒覇吐」、「荒吐」、「荒脛巾」、「阿良波々岐」と表示されますが、「脛巾」は旅立ちで装着する物ですから、旅立ちの神をも連想します。そうなると旅立ちの神である阿須波神と同神。或いは夫婦神と考えられます。

「阿良波々岐」と言う名にも注目です。伊勢神宮・内宮前に矢乃波波木神を祀る社が鎮座していますが、この矢乃波波木神は箒神です。家の穢れを箒で祓う。

波比岐神は庭神ではありますが、屋敷神でもあるのです。矢乃波波木神は波比岐神で間違いないでしょう。そしてアラハバキ神の可能性も考えられる。

疑問点は矢乃波波木神を祀る社は、伊勢神宮の社で唯一??禁足地とされています。何故かは不明ですが、禁足地と言うからには祟りが考えられます。それだけ鬼渡神の波比岐神には怖さを感じます。

話を阿須波神に戻します。

千葉県市原市に大変小規模ですが、阿須波神社が鎮座しています。

不思議ですよね。足羽神社は阿須波神の名を暈して足羽神社と称している。そして鈴鹿峠は以前、阿須波峠と呼ばれていた。其れなのに阿須波神の名を冠した神社が市原市にしかしかない。しかも小さい。

何故、市原市に鎮座しているのか。

それは「庭中の 阿須波の神に 小柴刺し 吾は斎はむ 帰り来までに」との防人の歌が有りますが、その歌が詠まれた場所がこの阿須波神社だと言われてます。

歌の意味は「庭の中に祀られている阿須波神に小柴を捧げ、私は戦に行った夫(多分)の無事を身を清めて祈ります。夫が無事に返って来るその日まで」と言う事です。

阿須波神は庭神だから庭に祀られる。それは正しいと思いますが、何故、この地に阿須波神の名が残っていたのか。

古代、常陸の国から蝦夷の国・日高見国と呼ばれていました。茨城県の「茨城」も蝦夷の城を意味します。蝦夷である佐伯氏の城だと聞いています。

多分、千葉県市原市も蝦夷の住む地であった。蝦夷は阿須波神を信仰していた。阿須波神はこの地の地主神であったと私は考えます。


続く。

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日本のど真ん中に鎮座する鬼渡神。その2

2024年02月17日 20時39分43秒 | 神道
続きです。

他に坐摩神を祀る神社はあるのか。

大阪に坐摩神社があります。そして大阪城でも坐摩神を祀っている話も聞いたことがあります。

坐摩神の二神、庭神・鬼渡神は蝦夷の神です。それが何故、朝鮮人の血筋が多い大阪に祀られているのか。

それは大阪は古代、蝦夷の領地だからと言えます。理由は登美彦神こと長髄彦神です。

「登美」は大阪の地名です。長髄彦神は大阪、更には大和を支配していた蝦夷の族長だったと考えられます。

そこに神武天皇軍が襲って来た。神武天皇の兄・五瀬命は長髄彦の軍に討たれたが、長髄彦神は敬っていた饒速日尊の裏切りに遭い命を落とした。大和は天孫族に支配された。

天皇家を含め天孫族は大陸から渡って来た民族の血筋と言えますので、朝鮮の血筋が多いのかも知れません。

話を長髄彦神に戻します。長髄彦神はその名の通り脚が長い神だとされています。長い足で突き進み台風の様に辺り一面を荒らし捲る神とされています。

っと言う事は鬼渡神と共通点があります。鬼渡神も走り渡った後は、鬼が荒らしたような惨状になるからその名が付けられたと言われています。

そして手長足長も同じく、天変地異を起こして自然を破壊する。

長髄彦神は足長と同化した説がありますが、長髄彦神や手長足長も鬼渡神と同神、或いは同じ系統の神と考えられる。少なくても日本の地主神なのは間違いないでしょう。

台風を起こす神として手長足長が挙げられますが、長髄彦神や鬼渡神も台風をイメージさせる神だと言えます。

そうなると大阪に坐摩神の一員である阿須波神・波比岐神が祀られているのも、長髄彦神と同神なら頷けます。長髄彦神は大阪、そして大和地方の地主神なのですから。

更に大阪にほど近い鈴鹿峠は以前、阿須波道と呼ばれていた。

大阪の羽曳野市は阿須波神と対の波比岐神の神名から付けられたとの説もあります。大阪も鬼渡神との関連がある。長髄彦神と被るのです。


続く。




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日本のど真ん中に鎮座する鬼渡神。その1

2024年02月13日 09時24分50秒 | 神道
今回は簡単に書きます。序章としてです。

正直、考えが纏まりません。ただ、偶然とは思えない。多分、地震が関連していると思う。そして地震の裏に鬼渡神あり。これは間違いない。

今回の能登半島地震も鬼渡神を祀る地で発生した。これは偶然とは思えない。

東日本大震災の震源地と言える宮城県牡鹿半島を中心に福島県や岩手県、そして茨城県、千葉県でも、鬼渡神を祀る神社は点在している。特に震源地と言って良い牡鹿半島には6社の二渡神社が鎮座している。

そして日本が一番恐れているのは関東大震災。東日本大震災の3倍以上の規模になると言われている。だったら東京にも鬼渡神は祀られているのではないか。

祀られていました。東京のど真ん中に。その場所は何と皇居です。

正しくは江戸城と言えるのですが、城も皇居も攻守の要となる拠点。つまり境界線。外敵を阻む拠点だと言える。

そして城で一番大切なのは水。籠城する時には水は不可欠。だからこそ境界線の神である鬼渡神(庭神)と井戸の神が祀られている。それらの神は総じて坐摩神(いかすりかみ)と呼ばれています。

詳しく言うと阿須波神・波比岐神の庭神(鬼渡神)。そして生井神・福井神・綱長井神の御井神。五神合わせて坐摩五座神と呼ばれてます。

この坐摩神を祀る神社で一番知られているのは、福井県に鎮座し越前祖神とされる足羽神社です。

この足羽神社には坐摩神信仰していた継体天皇も祀られている。神紋は「太陽、月、星」。つまり宮城県の青麻神社同様、三光信仰の神社です。

何故、坐摩神を祀る足羽神社の神紋が三光なのか。三光と言えば太陽は天照大神、月は月読命、そして星は天之御中主神となりますが、天之御中主神は北極星の妙見信仰と結びついているから、神道オリジナルの神とは言いづらい。

他に星神と言うと昴星の猿田彦尊。オリオン三ツ星の住吉三神も考えられますが、関連があるのか。

ここでピンと来る人もいると思いますが、福井県は47都道府県で唯一神の名を冠した県です。御井神の一神である福井神の名をです。そして能登半島大地震で福井県も甚大な被害を受けた。

チョット話を変えます。縄文時代で一番人口が集中していた場所はどこか。

それは千葉県・茨城県の海岸線が一番。宮城県の仙台周辺が二番。そして青森県の弘前市周辺が三番です。

縄文時代の主な食料は鮭です。鮭が遡上して来る東北が縄文時代に栄えた。

しかし、人口が増加した。縄文時代の食生活では1万人が暮らすのが限度。そうなると稲を食しなければならない。稲なら1億人のカロリーを賄える。だから熱帯植物である稲を栽培するのに適した西に、縄文人は移動したと考えられます。

でも、それだけだろうか。


続く。






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「マンホールから屎尿が溢れ出た」顛末記。

2024年02月10日 15時29分54秒 | 不動産賃貸業
あっーつ、現在、鬱状態です。っと言うより、昨日から鬱が深まりました。抗鬱剤のリーゼ5mg錠も飲んでいます。今の私はアクシデントに大変弱いので。

さて、昨日は歯科医での歯石取りの予約が入っていました。私の知人でスリープ歯科を経営している人がいますが、私も歯科は苦手。出来れば寝ている間に治療して貰いたいものですが、まっ、歯石取りなので何とか耐えられます。

でもインプラント手術で過呼吸や失神したこともある。念の為にリーゼは飲んで向かいました。

その途中、私の家の物件に寄った。父母が生活していた部屋がある物件だ。そこで洗濯をしようと考えていた。

それと不安要素があった。脇のコンクリートぶちの庭に水が溜まっていた。最初は店舗のエアコンの水かと思っていたが、マンホールから染み出ていた感じだった。下水が詰まっている感じがする。それを心配していたのだ。

現地に行ったら水溜まりは残っていない。考え過ごしか。良かった、良かったと思い洗濯機を回した。そして部屋から出て歯科に向かおうとしたら、うわぁー。

何と脇の小さ目な青いプラスチックのマンホールがズレて水が溢れていた。見たら紙が混じっている。屎尿だ。うわぁー。

マンホールを外してみたらティッシユだらけの屎尿がいっぱいだ。うわぁー。

以前、「もらいゲロのトラウマ」と題して記事を書いたが、私はこう言うのに弱いのだ。ちょっと見ただけでも気分が悪くなる。鬱になる。うわぁー。

仕方がない。取り敢えずは歯科医だ。それから対処を考えよう。

リーゼを飲んでいたので、或る程度は鬱を抑えられて歯科を後にした。そくて向かったのは泉区役所内の水道局。

水道局では建設局の電話番号を渡された。「そこに電話せよ」と言う。

私は知っている。電話では仙台市名物「たらい回し」にされてしまう。私は場所を聞いた。仙台市役所の五階にあると言う。

そこに向かう途中にお気に入りの水筒を置き忘れたと思われる、タビオに寄った。

ここでは「タビオ大学」と言う無料のセミナーをやっているのだ。私は聞きたいセミナーがあったのだが、日日を間違えてサロンで水筒の水を飲んで帰った。その時、忘れたのだ。

あった。落とし物が届いていると言うのは私の人生史上滅多にない事だ。これは屎尿問題も上手く行くかも知れん。そう思いながらバイクを仙台市市役所に向けた。

建設局の下水担当者と話をする。屎尿が溢れているマンホールだが、一番道路側に近いマンホールなら市が所有している下水路なので、市が無料で直してくれるそうだ。

だが、その後ろは大家側が所有している事になるので、修理は大家負担となるらしい。

私は何番目のマンホールが溢れているか確認していなかった。

でも、私の人生史上、こう言う場合、私側に瑕疵があるケースが大半。費用負担は覚悟した。

取り敢えずは市が指定している業者を向かわせることとなったが、私の経験上、仙台市の指定を受けている業者は大変割高なのだ。

以前、ガス給湯器の交換で18万円の見積もりを提示された。それで他の業者を探したら8万円前後だった。倍以上違う。私はそれを危惧した。

そして担当者に「仙台市の指定を受けている業者は大変割高で知られていますが、大丈夫でしょうか」と聞いてみた。

担当者は「全ての業者の料金は知りませんが、市の既定の範囲内の価格ですよ」と言う。それが怖いのだよ。

だけど、こちらで業者を探す暇はない。建設局に業者を頼んだ。

私は物件のアパートに帰った。屎尿が溢れ出ていたのは2番目のマンホールだった。

父母が暮らしていた部屋に入った。そして業者に電話してその旨を伝えた。そして料金を聞いたら3万円との事。仕方がない。仕事をお願いした。

電話中に部屋の呼び鈴を押す者がいた。2階の部屋の老女だ。「マンホールからウンコが溢れている」と叫んでいる。知っているよ、そんなの。

私は業者との電話を切りドアを開けた。そして「今、業者に電話して頼んだ」と伝えた。

弟からも電話が来た。店舗の住人から連絡が入ったとの事。

業者は5時に付いた。大きな排水車とワンボックスカーに乗って4人の業者が来た。

先ずは費用を聞いた。仙台業者は信用ならない。作業の後となると、最初の見積もりよりも必ず高い金額を提示する。もう何度も経験している。

業者は消費税を含めて33000円を提示した。そして頼んだ。

先ずは全部のマンホールを外し、一番奥のマンホールから水を流した。屎尿は溢れることが無く流れた。

暫く流し、周りを消毒。庭にあふれた屎尿も下水に流した。作業時間は30分位か。まっ、仕方がないな。

原因はティッシュペーパーを大量に流した為。仕事の性質上、店舗の男が一番怪しい。

でも、追及はしなかった。本人もティッシュは流していないと言っているし。

今回は不問にするしかない。33000円は当方で払った。ここが大家業の辛い所だ。

人間、歳を取ると器が小さくなります。22歳の時、親の金で買った株で一日に400万円損したことがあったが、あの時は希望があった。耐えられた。史実、利益を上げて逃げ切った。

でも今は33000円の損失で鬱が深まる。

その気になれば屎尿をスコップですくい、バケツで除去して水で流せば何とかなった気がする。33000円損したと凹んでいる。

はぁー、スケールの小さい男になったもんだなぁー。歳は取りたくないなぁー。

ではでは。









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