総括です。続きます。
後日、凶相男は退室して行きました。最初引越ししてきたとき手伝った60代の男と一緒に家財を軽トラに積んで。手伝っていた60代男も「やっぱりな」って感じで。
私の弟は凶相男が以前住んでいたアパートに行って、そのアパートの住人に凶相男の評判を聞いたのですが、やっぱり夜中に大声をあげたり、両隣の部屋は勿論、上の階の部屋や下の階の部屋まで「うるせぇーぞ、静かにしろ」と怒鳴りまくり、不動産屋を困らせていたようです。
そう言えば引越しを手伝っていた60代男が「コンクリートのマンションはいいね。私も住みたいね」と何度も繰り返し言ってました。
引越し手伝いの60男も精神的な病で物音に神経質で幻聴も聞こえる。凶相男も幻聴が聞こえるため私のマンションに入りたいと思ったのかも知れません。通っている病院もスポーツクラブも近いと言う事もあるでしょうけど。
それにしても今回の事件で私の家では迷惑料として避難した201号室、203号室の家賃を二ヶ月分無料にしました。合計四ヶ月分です。とんだ損害です。しかも何時親が襲われるかも知れない。同じ建物の最上階が私の住まいですから。だから私も店に出れない。凶相男の襲来に備えて約二週間店を休みました。これも痛かったです。もう踏んだり蹴ったりです。
反面メリットとしては精神衰弱で7キロ近く痩せましたが、もう数週間続いたら本当に私も傷害事件を起こしていたかも知れません。本当に追い詰められましたからね。
でも、出て行く凶相男も気の毒です。彼は当時51歳。若年性のアルツハイマー&パーキンソン病です。若いから進行が早い。アルツハイマーかパーキンソンのどちらか忘れましたが、若年性の場合、平均余命は発病から8年だそうです。大抵、10年で死に至るらしいです。彼の場合、残りの寿命はあと長くて5年程度となります。
凶相男の狂乱ぶりを見ていない私の母親は「酷いことを言う」と私を非難しましたが、私もそれは自覚してます。
数ヶ月前にタクシー会社を辞めた時点ではまだ普通に話せたと言っていましたが、もうろれつが回っていないし、足の歩幅も短い。そして目は見開いたまま。数が月でかなり進行している様に思えます。しかも親族の兄には見放されている。私も少なからず気の毒だと思いましたし、罪悪感を覚えました。
蛇の様に目が見開いたままと言うのは、かなり辛いと思います。目も疲れるだろうし、誰からも怖がられる。そして幻覚・幻聴に悩まされる。現実と幻覚が分からなくなる。生きながらに心が死んで行く感じなのでしょうか。想像出来ませんが、現実に戻ると悲しいでしょうね。何かしら彼には行政の保護が必要なのではと思いましたわ。
私もこのままでは大変なことになると思い、彼のかかりつけの医者に話に行ったのですが、往診中と言われ一時間待っても会えませんでした。
会おうと思えば三分程度の時間位取れると思うのですが、何となく避けられている気配がしました。
凶相男の場合、一人で暮らすのは無理である事を言いたかったのですが、医者も商売。稼ぎになる患者を行政に渡したくないとの考えがあるのでしょうか。藪&悪医者が多い仙台ではそんな考えがまかり通っているとしたら、情けないですわね。
一応、受付の方にこれまでの経緯を語り、先生にお伝えてくれと言っておきましたが、多分、動かないと思います。それが仙台です。
以前、知的障害者の自殺に関わりましたが、金銭感覚がない彼にも施設は動かず一人暮らしさせていたので、とても無理だと思いますわ。
宮城県に金がないがのは分かっているが公務員には高いサラリーを支払って、人の命に関わる行政はケチる。金がかかるから動かないと言うのでは、ひと思いに県単位で経営破綻した方が良かったように思います(震災がなかったら宮城県は、2011年破綻確定と言われていた)。皆、困った方が人の痛みが分かるでしょうから。
さて最後になりますが、私、結構痛烈に自分の親父の悪口と言うか、批判しているでしょ。自分の父親なのに何て奴だと思っているでしょ。
実はですね、こんな事件があったのに震災後に不動産屋を通じてですが、二人も精神病の男に部屋を貸しているんです。また同様の騒ぎを起こしているんです。何とか追い出しましたけど。まぁー、全然学習しないんですよ。
不動産屋を威張りちらして、不動産屋に敵を討たれた感じなんですが、どうしても不幸を拾い集めるんです。
そして凶相男が住んでいた202号室には、以前書いた家賃滞納男が入っています。これも不動産屋に騙されたんです。
不動産屋も商売です。家賃二ヶ月分の利益は捨てたくないから問題のある奴でも人を紹介する。そして騙しやすい親父に白矢が当たったのでしょうが、いい加減にして欲しいです。
まぁー賃貸経営って楽そうに見えますが、結構苦労するんです。殆ど儲かりませんし。特に人の悪い仙台ではやるべきではないです。ホント、楽じゃないですよ。
ではでは。