諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

本来??の桃太郎のモデルは、応神天皇で間違いないと思う。その4

2020年11月22日 11時34分47秒 | 伝説
続いてます。

桃太郎のお爺さんが鬼である事は陰陽五行で証明出来ます。

犬、猿、雉は干支で言うと戌・申・酉。これは陰陽五行最強の金に分類される。

桃太郎の桃も未は柔らかいが種は硬い。これも金となる。

山神に守護されているお爺さんはどうか。

山に柴刈に行く。

芝刈りは草刈の事ですが、柴刈は雑木の手入れや薪拾いの事です。山や木々の手入れに行っている。その点から考えるとお爺さんは陰陽五行では「木」に分類されるのではないか。

五行相生。木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じさせる。

五行相剋。水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は
水に勝つ。

お爺さんを金である桃太郎が、同じ金に分類される犬、猿、雉の呪いを用いて殺した。木は鬼。やはりお爺さんが鬼だったと言えます。

そうなると川に洗濯に行ったお婆さんは「水」に分類される。水であるお婆さんが金である桃を拾ってきた。2人で桃を食べた。木であるお爺さんに勝てる金の桃太郎が産まれた。お爺さんは金の桃太郎に殺された。

お爺さんは仲哀天皇、お婆さんは神功皇后、応神天皇は桃太郎。仲哀天皇は住吉三神の呪いで殺された。

住吉三神は星神であり海神。仲哀天皇の父・日本武尊は海神である渡神に対峙し、山神である伊吹山の荒神に殺された。

日本武尊・仲哀天皇親子は、海神と山神に敵対していた。それなのにお爺さんは山神に守護されていたと言う。

これは神道の本来の信仰を意味しているのでは。

つまり、祟りを起こして欲しくないからお爺さんは敵対している山神を信仰していた。しかし、桃太郎とお婆さんによる犬、猿、雉の呪いで、山神の守護を跳ね返した。山神の守護が得られなくなったお爺さんは死んだ。

すみません。判らなくなっちゃいました。

ただ単に母と子で父親の仲哀天皇・お爺さんを呪い殺した。共通点はそれだけ。

住吉三神と山神の関係は判らず。

以上です。考えが練り足りませんでした。敗北です。

考えが練りあがったら、また書きたいと思います。

今回は素直に敗北を認めて逃げます。


ではでは。








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本来??の桃太郎のモデルは、応神天皇で間違いないと思う。その3

2020年11月21日 12時41分46秒 | 伝説
今回のお題、書いている本人が判らなくなってしまいました。どうしたもんかなぁーと思いながら続きます。

さて住吉三神ですが、航海での指標となるオリオン三ツ星の神格化と言えますので星神ですが、航海の神ですから海神なのも間違いないところです。

そこで大変困ったを事を思い出しました。神奈川県横須賀市の走水で日本武尊の行く手を遮った海神・渡神の存在を。

横須賀市に走水神社が鎮座しております。祭神は日本武尊と弟橘姫です。

走水の海上で暴風雨が発生。それを鎮める為に日本武尊の妻である弟橘姫が入水し、暴風雨を止めた。この暴風雨は渡神であるとされています。

鬼渡神は「海でも山でも川でも直ちに渡り行く故、鬼渡神と申す」と坂上田村麻呂に自己紹介しています。つまり海神でもあり山神でり、水神・川神でもある。

そして山神・大山祇神の別名は和多志神。つまり渡神、鬼渡神。

つまり大山祇神は山神でもあり海神でもある。海での名前は大綿津見神と私は考えております。

仲哀天皇の父親である日本武尊が海神である渡神と対峙している。住吉三神も海神。そうなると仲哀天皇が住吉三神に呪い殺されたと言うのも辻褄が合います。

その仲哀天皇は桃太郎のお爺さんなのか。

仲哀天皇は次期天皇を先妻??の息子である忍熊皇子にしたかったかどうかは不明だが、忍熊皇子ら先妻??の子等は応神天皇と次期天皇の座を争った。そして忍熊皇子達は滅んだ。

仲哀天皇や忍熊皇子親子は鬼だったのか。

仲哀天皇の「哀」。忍熊皇子の「忍」。これらの文字から不遇で悲哀に満ちた人生を送った敗者である事が分かります。

「福は内、鬼は外」、敗者は鬼。そう考えると日本武尊、仲哀天皇・忍熊子親子は鬼に分類されるのかも知れません。

しかし、桃太郎のお爺さんは山神に守られていた。山神・大山祇神は海神・大綿津見神と同神だとしたら、住吉三神と大山祇神(大綿津見神)は対峙している事になる。それが判らない。

住吉三神はイザナギ命の禊から産まれた。っと同時に綿津見三神も産まれている。っと言う事は住吉三神と綿津見三神は兄弟神。若しくは同神の可能性がある。住吉三神は山神・大山祇神と言えなくも無い。

仲哀天皇の父親・日本武尊は、白い巨猪に姿を変えた伊吹山の荒神による雹に当たり体調を崩して亡くなった。

伊吹山の荒神は八岐大蛇、つまり山神。

海に置いては海神・渡神、山に置いては山神・八岐大蛇の攻撃を受けて亡くなった。

息子の仲哀天皇は星神であり海神でもある住吉三神により呪い殺された。自然神に殺された。

そうなると山神に守護されている桃太郎のお爺さんが、仲哀天皇である訳が無い。こりゃ、やっちまったなぁー。


続く。








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本来??の桃太郎のモデルは、応神天皇で間違いないと思う。その2

2020年11月19日 02時18分05秒 | 伝説
続きます。

桃太郎が神であるなら、誰に該当するのか。

ヒントは父親殺し。そして母親に溺愛される。そうなるとあの神しかいません。応神天皇です。

歴代の天皇に置いて「神」を名乗る天皇は神武天皇、祟神天皇、そして応神天皇の3人だけ。

これは天皇家と称していますが、3つの系統がある事を示している。それぞれ、その初代である可能性がある。私はそう考えております。

だから天皇であっても本当の神である。そう演出するにはやはり聖婚のセオリーを踏む必要がある。

そうなると父親が邪魔になる。神は生まれる前からも神。父親は存在しない。

応神天皇の父親は仲哀天皇、母親は神功皇后ですが、仲哀天皇はただの人。神ではない。

仲哀天皇は熊襲との戦いで矢に当たって落命したとの話もありますが、記紀におていは祟られて亡くなったとされます。

その内容ですが熊襲征伐で筑紫へ行き、そこで妻の神功皇后が神懸りとなる。

神は神功皇后の口から「熊襲を攻めても意味は無い。我に田と船を捧げ新羅に渡れば、労せず金銀財宝を得ることが出来るだろう」と語る。

しかし、高い丘から海を見渡しても新羅は見えない。仲哀天皇は「この神は偽物」と疑う。

神は其れを察知し、仲哀天皇に対し「お前は新羅を手に入れられず、神功皇后の腹の子が国を得るだろう」と予言。翌年、仲哀天皇は熊襲の矢に当たり落命する。

古事記に置いては神功皇后が神懸りし、新羅を取れと神託。琴を弾きながら信託を聞いていた仲哀天皇は、この神は信用出来ないと琴の演奏を中断。神託を授けていた神は怒りだす。

側近の武内宿禰は恐れ慄き、仲哀天皇に琴の演奏を続ける様に諭す。仲哀天皇は渋々演奏を再開したが、暫くして琴の音が途絶えた。仲哀天皇は亡くなっていた。

こんな感じですかね。

仲哀天皇の父親は熊襲や蝦夷と戦った、悲運の英雄・日本武尊。

そして息子は側近の武内宿禰に討たれた忍熊皇子。当然、次期天皇の座を応神天皇に継承する為に、神功皇后が仕組んだと言える。因みに忍熊皇子は神功皇后の子ではない。

因みに忍熊皇子は武内宿禰に追われ、滋賀県の瀬田川、若しくは琵琶湖で入水自殺したとされていますが、実は生き延びて宮城県の花淵浜まで逃げて来て、洞窟で塩を造っていたとの話も伝わっています。

つまり、塩釜神社の本当の祭神は忍熊皇子。塩釜の隣の下馬には武内宿禰を祀った仁和多利神社が鎮座しておりますが、武内宿禰の日高見国の視察は忍熊皇子を追って来たとも考えられます。あくまでも伝説ですけど。

話を戻します。

応神天皇の本当の父親は武内宿禰との説も有るが、応神天皇は神として祀られている。父親が人間である武内宿禰の筈はない。

神功皇后は主に天照大神と住吉三神に守護されていた。神功皇后の三韓征伐は当然、海路を通る。

航海の指標になるのはオリオン座の三ツ星。航海の神である住吉三神はオリオン三ツ星の神格化と考えられる。

三韓征伐は神功皇后の腹の中にいた応神天皇が指揮をしたと言われる。

そう考えると応神天皇の父親は住吉三神。若しくは聖婚の考えから、応神天皇は住吉三神と同神とも考えられる。


続く。






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本来??の桃太郎のモデルは、応神天皇で間違いないと思う。その1

2020年11月14日 03時42分53秒 | 伝説
御伽噺の桃太郎。誰もが知っている昔話です。でも、本当の桃太郎のストーリーを知っている人って少ないのではないかな。

今の桃太郎のストーリーは明治時代に変えられたと言われてますが、本来の桃太郎のストーリーはもうね、ドン引きしちゃいます。とても子供に語れない。とんでもない話なんです。

ちょっと語ってみましょうかね。


昔、昔、お爺さんとお婆さんが住んでおりました。
お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯へ行っておりました。
お婆さんが川で洗濯をしていると、上流から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコと流れて来た。
お婆さんは桃を拾い、家に持ち帰ってお爺さんと一緒に食べた。
そしたら二人は急に若返って、夜を共にした。そしてお婆さんは桃太郎を産んだ。
成長した桃太郎は自分の母親である若返ったお婆さんが好きになる。お婆さんも桃太郎に恋心を抱く。
そうなるとお爺さんは邪魔。桃太郎とお婆さんはお爺さんの殺害を考えるようになるが、お爺さんは山の神に守護されているから中々上手く行かない。
そこで桃太郎とお婆さんは、犬の皮を剥ぎ、猿の皮で太鼓を作り、雉を殺して生じる究極の呪いを山に向けて発し、山にいるお爺さんを呪い殺す事に成功。邪魔者が消えた桃太郎とお婆さんは幸せに暮したとさ。メデタシ、メデタシ。

簡単に説明しましたが以上です。

さて、この話だと鬼が出て来ないですね。

でも、お爺さんが殺されたのだから、お爺さんが鬼になるのかも。

お爺さんは山に柴刈に。

柴と言うと私は柴神・阿須波神をイメージするのですが、柴を刈るのだから阿須波神と敵対しているのだろうか。柴神であり鬼渡神である阿須波神を示しているのだろうか。

柴は小さな木々。木・樹は土から天に向かって立つ存在。つまり辰。そして木は鬼。お爺さんが山の神に守護されているとしているが、お爺さんが山の神とも考えられます。

実は桃太郎のストーリーですが、私の住む宮城県でも桃太郎の伝説が残っています。

鬼が島は金華山。鬼を退治して宝をぶっんどったは良いが、桃太郎は酒を喰らってグウタラ生活を送っていた。負けた鬼達はこんな奴に負けたのかと憤慨し、隙を見て桃太郎を襲い宝を取り戻したと言う話です。

まっ、其れは置いときます。今回はお爺さん暗殺ストーリーで考えたいと思います。

私は神道のカテゴリーで、たびたび聖婚に付いて語ってまいりました。

聖婚は神々の結婚。そのセオリーはいくつかありますが、一番代表的なのは近親婚。近親婚こそが日本の地主神である国津神の証明と言えます。

桃太郎の場合も母親と関係を持った。邪魔者のお爺さんを呪いによって殺し、母親であるお婆さんと幸せに暮した。これは紛れも無く近親婚。つまり聖婚。金太郎は人間ではない。神であると証明しています。


続く。




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女神山の小手姫伝説。

2017年06月16日 10時37分19秒 | 伝説

日本全国を調べた訳ではないですが、女神山と名の付く山は秋田県に三山、福島県に一山あります。

この女神山の女神とは誰なのか。福島県川俣の女神山には小手姫伝説が伝わっているので、この小手姫を指していると思われます。

この小手姫とは祟俊天皇の后です。祟俊天皇が蘇我馬子によって暗殺。祟俊天皇の第三皇子である蜂子皇子は聖徳太子に匿われ、京都の由良から船で北上。現在の山形県鶴岡市の由良辺りの海岸で八人の乙女が神楽を踊っていた姿の美しさに引かれて上陸。

そこに三本足のヤタガラスが現れて羽黒山へ蜂子皇子を導く。そこで羽黒権現を感得した蜂子皇子は出羽三山を開いたのです。

小手姫は息子の蜂子皇子を追ってこの地まで尋ねて来たが出会えなかった。しょうがないのでこの地の人々に養蚕と絹織物の作り方を教え、この地で一生を終えた。

或いは飯坂村の伝説では、この地の人々とは反りが合わず尼になった。更には息子に会えない辛さから、大清水に身を投げて死んだとか言われてます。

ここで疑問なのですが、福島県には手長足長伝説が数多く伝わっていますが、この小手姫と手長とは何かしら関わりがあるのではないでしょうか。

そして養蚕。オシラサマです。そして福島県伊達市の天照神明宮では養蚕が盛んで、別名・白蚕神明宮と呼ばれていた。そした祀られている神は天疎向津比売命。これは天照大神が天疎向津比売命、つまり瀬織津姫と言っている様なものです。

まだ上手く説明出来ませんが、手長が本来の天照大神である天疎向津比売命で、その伝承を伝える為に小手姫伝説が伝わったのではないでしょうか。

その証明は出羽三山に祀られ、瀬織津姫と思われる大物忌主が握っていると思うのですが、どんなもんでしょうねぇー。

因みに手長、或いは手名稚命、小手姫がオシラサマであるのは、絹織物は手で織られるからかも。これもどうでしょうねぇー。

この辺はまだまだ考えを練らないと答えは出そうに有りません。それを証明する神社がある事にはあるのですが。

 

ではでは。

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