続きます。
そのお気の毒であり辛い人生を必死で生きている人工透析患者に対し、自業自得とは考えさせられました。どこまでが自業自得なのかを。
私は甘党だし太っています。父親も糖尿病であります。糖尿病になりやすい血筋だと思います。透析患者になる可能性があるのか。先天的なのか。これは一概に言えません。
簡単に言うと私はオールドタイプの日本人。植物を食すのに向いた日本人。手っ取り早く言えば胴長短足であります。
つまり腸が長いから食べ物の栄養をとことん採るエコノミータイプの日本人。飢餓対応、貧乏対応型の日本人。粗食対応型の日本人なのです。
だから美食を食すには向いていない。糖尿病にもなりやすいし太りやすい。腸が長い分、毒素まで吸収し癌にもなりやすい。
しかも私、5~6歳の頃、腎臓病をやっています。母親の料理がしょっぱ過ぎたのか、塩分を好むためかも知れませんが、血圧も境界線を行ったりきたりしています。食事には気を使わないといけない。透析を受ける可能性も少なくない。でも怠惰と言われればそれも当っている。
長谷川氏は先天的な人工透析患者を省くと申していましたが、どこまでが先天的なのかどうやって判断できるのでしょう。
例えば私がギャル曽根みたいに喰いまくっていたら、完全に糖尿病を悪化させます。人工透析になるのは間違いないと思います。っとすると私は先天的となるのでしょうか。
基準をギャル曽根にすると膨大な数の日本人が先天的な透析患者になりえると思います。この判断が難しいです。
私も10年間、毎月一回40人の人工透析患者を見てきました。正直、私より痩せている患者さんが大部分です。彼らは怠惰な生活をしていたから人工透析を一生受けねば成らなくなったのか。それは違うと私は思いますね。
極論を申しますと私同様美食を食べるのに向いていない人達。臓器の性能が弱いタイプの人達。運も悪かったし、ストレスで馬鹿食いしたり、酒に溺れた人もいるでしょう。
私はその人の歩んだ人生も人工透析に大きく左右すると考えます。それを一概に怠惰と言い切って良いものなのでしょうか。
勿論、長谷川豊氏の言い分は判ります。年間500万円も透析費用が掛かるのは問題です。それは何とかせねば成りません。
胴長短足の人は糖尿病や人工透析に成り易いと言うのは私の偏見ですが、どんな食生活を送っている方が人工透析になってしまうのか知らしめるのが大切だと思います。そして人工透析や糖尿病患者の苦しみ、不自由さも伝えていくべきです。
私の通っていた病院は人工透析がメインの病院でした。儲かるから40台もベッドを用意し、透析を行っているのです。この金額を最低レベルとは言いませんが、減額できる要素はあると思えます。その部分も行政は考えていくべきだと思います。世の中、悪いお医者様は大勢いるみたいですから。
以上、私の人工透析患者への考えを述べさせてもらいました。長谷川豊氏の発言は物議をかもし出していますが、提言としては良かったと思っています。誰かが声を上げるべきだとも思います。
でもこの方、人工透析患者の苦しみを判っていっているのでしょうか。一度人工透析を体験して同じ事を発言できるでしょうか。
インパクトを持たせる為にあのような熾烈な発言をしたのだと思いますが、人工透析の苦しみをチョットだけ知っている私も酷い発言だと思いました。あの発言は苦しんでする透析患者の心の傷に塩を塗る発言です。言い過ぎだと思います。
この長谷川氏、私は知らなかったのですがフジテレビの元アナウンサーで業務上横領、虚偽記載で4階級降級で平社員となり退社。それでフリーとなったと聞いていますが、まさか毒舌ブームに乗ろうとして今回の発言をしたのでしょうか。
もしそうならとても許せないと思います。自分が芸能界で生きて行く為に注目して貰いたいから発言したのであれば。
私はこの人の人格を疑います。こんな人が出るテレビは見たくありません。今後は避けたいと思います。
ではでは。