令和4年11月25日
観光庁
全国旅行支援、来年も実施=最大7000円に縮小
観光庁は25日、国内観光の需要喚起策「全国旅行支援」について、割引率などを縮小した上で、年明け以降も実施すると発表!
飲食店や土産店で使えるクーポンも含めた1人1泊当たりの最大支援額は、従来の1万1000円から7000円となる。
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、年明けの具体的な開始日は後日、示す。
観光庁は対象期間をこれまで「当面12月下旬まで」としていたが、年内は繁忙期前の12月27日宿泊分まで行う。
繁忙期となる年末年始は対象外とする。
年明け以降の旅行支援では、割引率を現在の40%から20%に縮小。
上限額も、鉄道やバス、航空などの公共交通と宿泊がセットの旅行商品は1人1泊当たり最大8000円から5000円に、
宿泊のみや日帰りは同5000円から3000円に引き下げる。
クーポンの仕組みも見直す。
スマートフォンなどの電子クーポンを原則とし、平日は3000円分から2000円分に引き下げる。
休日は従来通り1000円分を配る。
年明け以降も、コロナワクチン3回以上の接種か陰性証明が必要。
旅行支援は観光業界を支えることなどを目的に10月から始めた。
観光庁によると、終了時期は現時点では未定。
旅行支援では、国の予算を都道府県が事業者に配分している。
一部予約サイトで売り切れが起きたことも踏まえ、観光庁は予算がスムーズに事業者に渡るよう、配分方法も改める方針だ。
斉藤鉄夫国土交通相は25日の閣議後記者会見で「全国的に需要喚起の効果が表れている」とした上で、
「可能な限り長期的な支援を実施する観点などから、制度を見直した」と説明した。
◇全国旅行支援の見直し
年内 年明け
【割引率】 40% 20%
【割引上限額】
公共交通+宿泊 8,000円 5,000円
日帰りなど 5,000円 3,000円
【クーポン券】
平日 3,000円 2,000円
休日 1,000円 1,000円