京都五山の送り火での被災松の使用がセシウムの検出により再び中止になってしまった・・・
~以下、8月13日読売新聞朝刊より抜粋~
送り火 薪の使用中止
「京都五山の送り火」で燃やす予定だった岩手県陸前高田市の松で作った薪から放射性セシウムが検出され、計画の中止が決まった12日、京都市や送り火保存会の関係者は「せっかく五山の足並みがそろったのに・・・・」と落胆。被災地からは、二転三転する状況に「これ以上騒いで欲しくない」との声も上がった。
薪の検査結果は12日午後2時頃、依頼していた京都市内の検査会社の担当者から京都市に伝えられた。市長室で聞いた門川大作市長は、想定外の結果に「えっ」と絶句。薪の使用中止をその場で決断したという。
「薪の使用は断念せざるをえない。尽力頂いた皆様に心からおわびします」
門川市長は、午後4時に始まった記者会見の冒頭で、そう言って頭を下げた。
検出された数値は危険なのかとの質問に、「食品と間違って基準はない。国には早く基準を示して欲しい」と繰り返した。
岩手県が10日、陸前高田市のがれきから高濃度の放射性物質が検出されたと発表したことを巡って、「今日知った。陸前高田市は福島から190キロ以上も離れているのに・・・」と打ち明け、陸前高田の薪からは検出されないことを前提に話を進めてきた自らの認識の甘さを認めた。薪については「専門家の意見を聞き、京都で適切に処分したい」とした。
約1時間の会見で、「おわび」「申し訳ない」という言葉を20回以上も重ね、京都の信頼失墜についても。「おわびする以外にない。被災地と心がつながる取り組みを新たに行いたい」というのがやっとだった。
京都市によると、謝罪のために門川市長が13日にも陸前高田氏を訪れる考えを伝えたところ、同市に「気持ちは解ったが、今の時期は混乱を招くので控えて欲しい」と断られたという。
~中略~
被災した松は様々な形に加工され、活用されている。キーホルダーを扱う陸前高田市支援連絡協議会はグッズ販売は続ける方針だ。ただ、阿部広宣事務局長は「放射性物質の問題は鈍感過ぎてもいけない」と京都市の中止の判断に理解を示した。
何とも後味の悪い結果となってしまった・・・今更、愚痴っても仕方がないのだが・・・
最初の時にそのまま実施していれば、陸前高田の人達にも京都の人達にも良い結果となった筈なのにと想えば・・・哀しい・・・
少しだけ、想いのかけ違いが生じたらこの様な結果になってしまう・・・
今回の事は、京都に住む人間として・・・被災地の方々にお詫び申し上げます。
~以下、8月13日読売新聞朝刊より抜粋~
被災地 2度悲しませた
セシウム検出に絶句 | 京都市長「甘かった」 |
送り火 薪の使用中止
「京都五山の送り火」で燃やす予定だった岩手県陸前高田市の松で作った薪から放射性セシウムが検出され、計画の中止が決まった12日、京都市や送り火保存会の関係者は「せっかく五山の足並みがそろったのに・・・・」と落胆。被災地からは、二転三転する状況に「これ以上騒いで欲しくない」との声も上がった。
おわびするしか
薪の検査結果は12日午後2時頃、依頼していた京都市内の検査会社の担当者から京都市に伝えられた。市長室で聞いた門川大作市長は、想定外の結果に「えっ」と絶句。薪の使用中止をその場で決断したという。
「薪の使用は断念せざるをえない。尽力頂いた皆様に心からおわびします」
門川市長は、午後4時に始まった記者会見の冒頭で、そう言って頭を下げた。
検出された数値は危険なのかとの質問に、「食品と間違って基準はない。国には早く基準を示して欲しい」と繰り返した。
岩手県が10日、陸前高田市のがれきから高濃度の放射性物質が検出されたと発表したことを巡って、「今日知った。陸前高田市は福島から190キロ以上も離れているのに・・・」と打ち明け、陸前高田の薪からは検出されないことを前提に話を進めてきた自らの認識の甘さを認めた。薪については「専門家の意見を聞き、京都で適切に処分したい」とした。
約1時間の会見で、「おわび」「申し訳ない」という言葉を20回以上も重ね、京都の信頼失墜についても。「おわびする以外にない。被災地と心がつながる取り組みを新たに行いたい」というのがやっとだった。
京都市によると、謝罪のために門川市長が13日にも陸前高田氏を訪れる考えを伝えたところ、同市に「気持ちは解ったが、今の時期は混乱を招くので控えて欲しい」と断られたという。
~中略~
陸前高田「あまり騒がないで」
「風評被害が広がるので、あまり騒いで欲しくない。善意が結果的にこういう事になってしまい、陸前高田だけでなく、被災地の皆さんに心配をかけることになる」。陸前高田市の戸羽太市長は京都市の発表後に記者会見し、困惑の表情を見せた。さらに「被災地のみならず、みんなが被害者だ」と話した。被災した松は様々な形に加工され、活用されている。キーホルダーを扱う陸前高田市支援連絡協議会はグッズ販売は続ける方針だ。ただ、阿部広宣事務局長は「放射性物質の問題は鈍感過ぎてもいけない」と京都市の中止の判断に理解を示した。
何とも後味の悪い結果となってしまった・・・今更、愚痴っても仕方がないのだが・・・
最初の時にそのまま実施していれば、陸前高田の人達にも京都の人達にも良い結果となった筈なのにと想えば・・・哀しい・・・
少しだけ、想いのかけ違いが生じたらこの様な結果になってしまう・・・
今回の事は、京都に住む人間として・・・被災地の方々にお詫び申し上げます。
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