難しいことを難しく云う言葉はいらない！

難しい言葉が多過ぎません？
皆が理解できる言葉じゃないと

専門的なことでも、わかりやすく…

　今朝の新聞の「編集手帳」欄で、『“むずかしいことをむずかしく”は、ご免被りたい』という言葉がありましたが、とても同感しましたね・・・

　私が自分の企画したものを営業していた頃の話なのですが・・・
　訪問させて頂いた会社のデザイナーさんが応対してくれはったんですね。そのデザイナーさんは、色々とファッション業界の専門用語を多用される方やったんです・・・
　内心、私は「この女性ひと、繊維の知識が無いなぁ～」・・・と感じていたんですね。それなのに、ファッション雑誌などに多用されている言葉を羅列ばかりされるので・・・ならば、私は少々専門的な言葉を投げかけるか・・・と・・・
　結局、理解されていないから、一から十まで細かい説明をすることとなってしまったのですが・・・

　私は基本的に、難しい言葉は使わないようにしているんですが、その時、若かった私は「相手が流行りのファッション用語ばかりを使いたがるんやったら、専門用語を使ってやろう」なんて浅はかなことを考えてしまってたんですね。
　結果としては、お互いの言葉が理解不能気味となっていて、その後は、お互い普通に解りやすい言葉で話し合った記憶がありますね。

　この例のように、相手に対して優位な立場に立とうとすれば、簡単に云える言葉でも敢えて難しくしゃべったりすることが多いかと思います・・・今の世の中、敢えて難しい言葉を使い、伝わりにくくしている面もあるように感じますね。
　年金制度などにしても、これからの高齢化社会に、敢えて、難しい言葉を使って、解ったような・・・解らないような言葉で国民を惑わすようなことをせずにもっと、もっと皆が分かる言葉で説明して頂きたいものですよね。