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星を賣る店--クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会@世田谷文学館

2014-02-27 19:44:22 | 文学

世田谷文学館「星を賣る店」

クラフト・エヴィング商會って何だろう?
S藤さんの第2歌集の装丁をしたところですので、
装丁を仕事としていることは分かりますが・・。
謎めいています。


万葉集の講座が終わって、
少し遅い昼食、蘆花庵で腹ごしらえ。


確か「肉汁そば」850円、だったと思います。
おいしかったです。

入店したら誰もいなくて少しびびりましたが、
私のあと次々にお客が5人も入り、
安心しました。


世田谷文学館。

クラフト・エヴィング商會とは・・
吉田浩美と吉田篤弘によるユニット名。
著作の執筆と、装幀を中心としたデザイン・ワークを
主として活動しているそうです。

展示されているモノたちのその世界は好きで、
アイデアの奇抜さやノスタルジックな雰囲気を楽しみましたが、
見終わってからもやもやが残りました。

何か「違う」という感覚です。
もちろんセンスはいいのですが、
物足りないのです。

商業デザインだけに、
表面的な感じがするのかもしれません。
デザインとしてはすぐれているのでしょう。

付属の図書館で
鴎外の「手作り教科書」という
電子ブックを見ました。

画面に触れるとページがめくれていきます。
地理と歴史のノートでした。

子供のために作ったのか、
自身のために作ったのか・・。
わらないまま、急いでいましたので
確かめることもなく帰りました。

[後日談]
この展覧会をお勧め下さった
鴎外縁のМ・S子さんによりますと、
「手作り教科書」とはおそらく鴎外が
子供のために作ったものだろうということでした。

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