最近、涙もろいです。
本で泣くことはあまりなかったのですが、
今日は不覚にも本屋で立ち読みをしながら、
ううっ・・と泣きだしそうになりました。
何に泣いたかというと。
ふらふらとお散歩ついでに立ち寄ったデパートの某書店。
手にとったのは、いつも発売日を忘れて読みそこなう
短歌雑誌のうち「短歌現代」。
「短歌現代」6月号、佐佐木幸綱「ホータレ」より4首
・ぐい吞みを並べ息子と飲んでいる我よりもやや目の位置高し
・水原弘に会いにし店よと教え居り水原弘を知らぬ息子に
・「石鎚」の一升瓶は真面目なりカウンターに静かな影のばしつつ
・飲み方も生き方もまだ教えずき教えることもなしと思いき
4首目、下句、「教えることもなしと思いき」に
ぐくっと来てしまいました。
若い世代への愛と信頼とがあふれだしているではありませんか。
乗り越えられるべき存在としての一抹の寂しさと思い切りと。
「父と息子」は作者の重要なテーマのひとつです。
どうでしょうか。
父と娘。
母と息子。
母と娘。
いずれの関係でも下の世代が大人になったとき、
「教えることもなしと思いき」と思うのでしょうか。
本で泣くことはあまりなかったのですが、
今日は不覚にも本屋で立ち読みをしながら、
ううっ・・と泣きだしそうになりました。
何に泣いたかというと。
ふらふらとお散歩ついでに立ち寄ったデパートの某書店。
手にとったのは、いつも発売日を忘れて読みそこなう
短歌雑誌のうち「短歌現代」。
「短歌現代」6月号、佐佐木幸綱「ホータレ」より4首
・ぐい吞みを並べ息子と飲んでいる我よりもやや目の位置高し
・水原弘に会いにし店よと教え居り水原弘を知らぬ息子に
・「石鎚」の一升瓶は真面目なりカウンターに静かな影のばしつつ
・飲み方も生き方もまだ教えずき教えることもなしと思いき
4首目、下句、「教えることもなしと思いき」に
ぐくっと来てしまいました。
若い世代への愛と信頼とがあふれだしているではありませんか。
乗り越えられるべき存在としての一抹の寂しさと思い切りと。
「父と息子」は作者の重要なテーマのひとつです。
どうでしょうか。
父と娘。
母と息子。
母と娘。
いずれの関係でも下の世代が大人になったとき、
「教えることもなしと思いき」と思うのでしょうか。