ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

朝顔のアーチ

2010-08-26 21:31:00 | 食い倒れ隊
みなさまお久しぶりです。

これでもかという記録的な猛暑も盛りを過ぎ、
朝夕しのぎやすくなりました。
いかがお過ごしでしょうか。


わが家の玄関の朝顔のアーチは満開です。

毎朝ここをくぐるしあわせ。

蔦が枯れたので母が植えたのです。

いよいよわが結社の全国大会は明後日から、
金庫番ノイバラ、電卓片手に
黒字を目指して収支の計算に余念がありません。
こんなに一生懸命お金の計算をしたのは、
ん十年ぶりでしょうか。

必要経費を言われるままに渡しつつ、
ノートに数字を記していますが、
合わないだろうなあ・・(・ω・;A
大雑把な私なりの精いっぱいなのですが。

事前の打ち合わせや作業も明日で最後。
明日明後日もっていく物やらお金やらの
チェックも終わり、ほっとひと息です。

思えば、4月からエクセルの使い方を覚え、
6月中旬あたりの参加者名簿作りにはじまって、
目の前に次々と現れる課題をこなしているうちに、
2カ月は過ぎたのでした。
この1週間は勉強会の詠草集作りも加わり、
ストレスMAXでした。

なにはともあれ、終わってよかった。
いや、まだ本番はこれからですが、
準備は終わったということです。

      *

前回の打ち合わせは夜だったので、
終わってから飲みに行きました。
かなり遅かったので、残ったメンバーは
浅草の食い倒れ美女三人+下戸の用心棒F島さん。

おいしそうなホヤに目がくらみ(Hちゃんは苦手なのだそうですが)

Mちゃんが頼んだ「浦霞」。
向こうに見えるのは新鮮な〆鯖ではありませんか。

これは「めのは」、初めて食べます。
若布をはりぱりにしたもので、美味しいのです。

もう何を食べたか飲んだか詳しく覚えてませんが、
美味しいお魚やお酒で世界がぐるぐる回り、
下戸の用心棒にグレープフルーツを絞っていただいたり、
お金の計算をしていただいて、
事なきを得たのでした。

都電荒川線に乗るのは果たせなかったですが、
楽しい夏の思い出です。

*

大会の実行委員長O野さんの歌集が
昨日届き、さきほど読み終えました。
こんなお忙しいときに、歌集をまとめていらしたとは・・
なまけものの私は見習わなくてはいけません。

        *

母の庭の夏の花たち。



サギソウって、ほんとに鷺のよう。


台風のあとの夕空。ドラマティックです。


*


シェニール織の織り体験、二回目。

前回よりも難しい模様に挑戦。



職場の学生アルバイト君のミニクーパー。
今年つけたという怪傑ゾロみたいな覆面がかわいいです❤

ではではみなさま、ごきげんよう。

夏の海と五右衛門風呂

2010-08-17 08:55:53 | 日常
今朝からすでに室内33度でした。
猛暑の中、みなさまお変わりございませんか。

私はお盆休み、大混雑の職場の怒涛の接客も乗り切り、
よろよろしていますが、
スイカとトマトと寒天で元気です。

夜中はホタルと花火が見える自宅の庭でくつろぎ、
ピサより地中海に船出して、星をながめたり、チャドルを着たり
海賊さんとお友達になったりして、楽しんでいます。
(あっ、またオンゲーの話ですので、読み飛ばしてね。)

いよいよ短歌の全国大会を10日後にひかえて、
準備が切羽詰まってきました。
やらねばならぬことが満載です。(・ω・;A

どこにも行けませんが、
せめて夏気分を味わいましょう。

夏の海というと思いだすのが五右衛門風呂です。
子供の頃は夏になると家族で海に行きました。

亡父が「海水浴をすると一年元気ですごせる」と
信じていたので、夏休みになると父母と妹と四人で
房総や伊豆に出かけました。

なかでも何度か行った
房総半島外房の御宿(おんじゅく)の海は印象的でした。
まだマイカーはない時代でしたので、浮輪や水着は
リュックに入れて電車で行ったと思います

父の勤め先の保養所があったのですが、
私が小学生になりたての頃からですから、
だいぶ昔のことです。(笑)
保養所なんていうのは名ばかり。
民宿みたいな感じで、広い(と私には感じられた)畳のお部屋が
いくつもあって、他のご家族のところへ
ご挨拶に連れていかれたのを覚えています。
人見知りの私には苦行でしたが。

なんとお風呂は薪で焚く
五右衛門風呂でした。
(トトロの映画でご存知ですね)

薄暗い木造の掘立小屋のような別棟の
裸電球がぶら下がっている浴室に
おっきな鉄の釜がどーんと据えられていて、
浮いている板を踏んで沈めて入浴するのだといわれ
かなりびつくりしました。

そんなお風呂は見たこともありません。
釜に触れると熱いから気をつけなさいと言われて
身を縮めて緊張しながらお湯に入りました。

海で日焼けしてひりひりとする肌に
熱めのお湯が沁みます。

海はどうだったのでしょうか。
外房の荒い波は、関西近辺の湾の
明るく穏やかな海しか知らなかった私には
ただただこわかったのでしょう。

最初の年、「浮輪をかかえたままこわいと泣きながら
逃げかえった」そうです・・。

どこまでも続く熱くて黒い砂浜でした。


お祭り

2010-08-09 11:51:44 | 日常
土、日は地元のお祭りでした。
50年の歴史がある祭典です。

ノイバラが住んでいるのは古い宿場町なので、
旧街道で山車や神輿の御渡が行われたり
屋台が出て、近隣からも見物の人がたくさん来ます。

人ごみが苦手なので、山車と神輿だけ見に行きました。
各氏子町内会が山車や神輿をもっていて
その数36。

街の西と東のそれぞれに鎮守の神社があり、
夕刻、旧街道を二分して御渡が行われます。

山車や神輿は明治・大正期に作られたものもあり、
そののち戦災で焼失再造されたものもあり、
それぞれの歴史があります。

古いものは長い間倉庫にしまわれていて、
このお祭りで復活したのです。
凝ったお飾りは見ていて飽きません。

保存するのは大変なことと思いますが、
地元の方々のご尽力で
今年もまた素晴らしい御渡を見ることができました。

シェニール織(再織)体験

2010-08-05 15:42:52 | 工芸
夏空がきれいですね。
みなさんお元気ですか。

真っ青な空にふわふわと浮く白い雲をながめながら、
今日は近くのデパートで行われた「シェニール織」、
織りの体験講座に行ってまいりました。

おそらくみなさん、シェニール織と言われても
「?」だと思いますが、
「アーンジョー(Enjeau)」というブランド、
あるいは実物をご覧になってご存知なのでは。

ちょっとお高いので、自分で買ったことはありませんが、
プレゼントされたハンカチ、ポーチ、
セカンドバッグを持っています。
厚手のタオルのような、ビロードのような木綿の生地で、
クラシックなバラやお花の文様が織りこまれています。

数日前、デパートで日傘を選んでいたところ、
同じコーナーに、織り機がおいてあって、見本がありました。
30×21センチ位の大きさの布が \2940で織りあげられるのです。
置いてある糸が何やら毛糸のように太いのが気に入りました。

ノイバラは細かい作業はいらいらしてきて駄目なのです。
㎝単位だといいのですが、mm単位になると☆(@ω@)☆
だから陶芸は大丈夫ですが、ビーズアクセサリーは駄目。
編み物の毛糸は大丈夫ですが、裁縫の糸は駄目。

今まで織物に興味がなかったのは、
糸が細いせいなのです・・
あれは私の仕事ではない、と思ってきました。

しかし、シェニール織は毛糸の太さです♪
(シェニールとはフランス語で毛虫の意味だそうです)
さっそく申し込みました。

体験講座は5日間、午前午後の2回行われ、
好きな回を予約すればよいのです。
特に持ち物は必要なく、織り機の横に
エプロン、スリッパが用意されていました。

ノイバラは朝10時半からのクラスで、
ほぼ1時間半で出来上がりました!


デパートの一角に織り機が5台置かれ、
インストラクターの女性の説明からはじまります。

<歴史>

アーンジョーというのは外国のブランドかと思っていたのですが、
会社の創始者、前田安助(やすすけ)からとられているそうです。
安助=アンジョなのですね。国産なんです!
シェニール織の会社はほかにドイツのフェイラ―(FEILER)が有名。
現在はこの2社だけだそうです。

もともとは18世紀スコットランドに生まれた織り物で、
チェコ→ドイツと生産地が移り、日本には
明治初期に持ち込まれたそうです。
明治10年、和歌山で前田安助の研究の結果、
日本製の「シェニール織」が誕生しました。

<特徴>

横糸に使う毛糸状の太い糸の作り方が独特です。

①デザイン 絵の色の一粒一粒を分解して織物データ作成。
②下織(したおり)  横縞模様の織物を織ります。

③一度織り上げた横縞生地を縦方向に切り、
 モール状のシェニール糸を作ります。
④上織(あげおり) デザイン画と柄を合わせながら完成。

<上織体験、スタート>


①まず、糸を巻きます。
 
②織り機にセットされた黒い経糸の間に通します。
   左→右→左・・シャトルを通しては抑える作業を
   左、右、左とペダルを踏みながら繰り返します。
   糸には一段分ごとに紫の印がついているので
   長さを間違えることはありません。
 
③少しずつ出来上がってきます。
  
④完成。

1時間半はあっという間でした。
2回目はもっと複雑な文様に挑戦したくて、
また予約してきました。

今度のはポーチに仕立てて母にプレゼントしようかな♪




夏の点景

2010-08-03 10:21:02 | 日常
毎晩、寝苦しいですね。

天気予報で「熱帯夜」と「真夏日」ときくだけで
ぐったりします。
35℃なんて、信じられなーい。

昨年の日記を読んだら、やはり猛暑だったらしいですが
夜は眠れると書いてあるので、今年の方が暑いかもしれません。

O野ボスからやったことのない作業を頼まれ、
がんばることにしました。
4月からずいぶんパソコン力アップしてると思いますー。
世間的には並以下なので、やっと追い付きつつあると申しますか・・。


昨夜はお納戸にあったリモンチェッロを半分に割って飲んだところ、
世界がぐるぐる回り始め、ベッドに倒れこむはめに。

きれいなレモン色と甘さに騙されてはだめです。
レモンの皮のエキスをアルコールで抽出してありますので、
アルコール度数はめちゃくちゃ高いということに
後で気づきました。

半分に割って、ウイスキーストレートと同じくらい。
それを380ミリのグラス一杯飲んだのですから世界も回ります。

今まではお菓子つくりにしか使っていなかったので、
こんなに強いとは思いませんでした。


いつもの夏の風景です。

 
ご近所の蓮。
   


寒天のおやつ。
黒豆を入れてあります。


梅干し。
母が2階のベランダで土用干ししています。


裏庭のトマト。
苗を植えたわけでもないのに
多分埋めた生ごみから発芽したのが昨秋。
今年は2本にパワーアップして実も赤くなりました。


青草がきれい。
こんなに雑草を残しているところは珍しい。
すぐ除草剤をまかれてしまうもの。

 
サルスベリ。
この華やかなピンクのぴらぴらした花弁は
虫にとっては邪魔物?
花弁が落ちたあとに蕊が現れ、虫が飛んできます。

See you again

2010-08-02 17:08:59 | 日常

このブログではおなじみとなった
カナダの歌のお友達F原さんが
私の職場に遊びに来てくださいました。

お嬢さんが小学二年生なので、
日本の学校に夏休みの2カ月間だけ
編入なさるのです。

彼女は日本人ですが、
お嬢さんはハーフ。

日本語をマスターさせたい、
日本文化を身につけさせたいという
彼女の強い願いです。
万葉集を親子で覚えていらっしゃるそうです。

お嬢さんはこんがりと日に焼けた
活発なお子さんです。

陶芸をやってみたいということで、
蓋つきカップと
上絵付けを体験していかれました。

帰りには隣町の湖上祭の
花火も見ていかれたそうです。

あさってにはもう帰国されてしまいますが、
今年も絵画見たり、歌会、お食事と
ずいぶん一緒に遊びました。

短歌が結んでくれた縁です。

さよなら。元気で。お気をつけて。
また来年、会えるといいですね。