ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

9月のおわり

2013-09-29 21:09:09 | 日常
こんばんは(*^_^*)

気温は高めですが、
もう秋ですね。

いいお天気なので、
行楽に出かけられた方が多いのでしょうか。

私の職場も混みました。


今日のワークショップのポスターに
温かなマフラーが・・❤

こんな大きなものまで
編めてしまう織り機を
作っていただくのですにゃ❤

ステキですね。



あらっ。
いつの間にこんなディスプレイが。


オバケちゃんがいて。


コウモリちゃんもいます。


外に出たら、こんなのがいました。
うぁ~ 毛が長いですにゃ。


上から。


前から。

・・・名前を調べようと
毛虫の図鑑を観ていたら、
痒くなってきたです・・(´;ω;‘)

ゴマフリドクガのようです。



いろりの里 四季亭

2013-09-27 22:43:22 | すてきなお店
こんばんは(*^_^*)

涼しくなりましたね。
いかがお過ごしですか。

今日テレビを付けたら偶然
「いろりの里」が映ったので、
私もアップしなくてはと思いました。


「いろりの里」の奥「四季亭」で
懐石料理をいただきました。

  
ステキなお庭を通っていきます。

   
駄菓子のお店もディスプレイしてあります。

   


四季亭。

  
四季亭のお玄関です。


食前酒、先附、八寸。
先附の満月八寸の下に歌を書いた紙が置いてあります。

 月みればちぢにものこそ悲しけれわが身一つの 秋にはあらねど

          大江千里 『古今集』秋上・193

にゃ~❤ステキですにゃ❤


椀替り。(松茸土瓶蒸し❤)

 
向附と焼物。

 
鉢物、食事。


水菓子。


お庭のハギ。
古語の「くはし」は
細し、美しとう字を当てますが、
細かいものは美しいとする
美意識なのだそうです。


ムラサキシキブは花も実も「くはし」ですね❤

   
   
またお庭を通って帰りました。

 
あちこちでマンジュシャゲが満開です❤

 






バーべキューとお泊り

2013-09-26 20:58:22 | 飲食
こんばんは(*^_^*)

曇ったり降ったり
はっきりしないお天気ですね。

職場のスタッフが近くで
バーベキュー&お泊り会を
企画してくれました。


仕事が終わってから地元のコテージへ。
駐車場から見る湖。
土砂降りでしたので、
急いで室内へ。


ここがベランダ。


バーベキューができるですにゃ❤


これはお二階の寝室へ行く階段です❤


スタッフ揃っていませんが、
先に帰る人もいるので、
とりあえず かんぱ~い。


Yちゃん差し入れのポテトサラダ。
酒豪だけあって、居酒屋風。


炭火はT谷さんの差し入れ。


お肉などの買い出しはY口さんご夫妻。
なんと、旦那さまは朝から市場に買い出しに行ってくださり、
スモークチーズの燻製のセッティングまでして、
お仕事のため自宅に戻られたのでした・・。

なんていい方なのでしょう(´;ω;‘)

 
分かりにくいようですが、
Rちゃん差し入れの鶏とポテトのオープン焼き。
あとからブロッコリーを加えました。
お料理の達人です。


イカです。


炭火ではなくガスコンロで焼きました。


おいしそうに焼けています。

 
タコのカルパッチョはタコのお皿で。
サンドブラストのタコ皿はYちやん作。
版画の達人ですので、デザインと緻密な作業で
右に出るものはありません。


これがY口さんの旦那さま丹精の
スモークチーズと竹輪。

すっっっごくおいしいです❤


これはお取り皿にとったスモークチーズと
F田さんの奥さまお手製のサラダ。
お皿が焼き肉のタレでよごれていて、
今ひとつきれいに撮れません。


鮭のちゃんちゃん焼き。


これは元メンズノンノのモデル君のお皿。
すごく痩せていて、
あまり食べないんです・・。


サンマまで焼けています。


突如花火大会が始まり、
ネズミ花火で遊ぶK根さん。


ちよっとやりすぎでは??(・ω・;A

 


ノイバラもやってみましたにゃ❤

 
ま、暗くて何を撮っているのか
わからないです。


か~えろ。

このまま、男子は完徹。
女子は完徹組と就寝組にわかれました。

ノイバラはもちろん就寝組です。
11時でもう眠いです・・。
今週もずっとがんばりました・・。


お二階で目覚めます。


屋根裏部屋です。
ハイジみたいですにゃ❤


二階からの景観。

 


昨日は雨で撮れなかった
コテージ全景。


栗ちゃん。

湖は雨で濁っています。


受付がある本館。

 
撤収はあっという間。
仕事組とお休み組に分かれて閉幕したのでした。

企画してくださった方、
準備して下さった方、
差し入れしてくださった方。
どうもありがとうございました。























元野良猫ジャンくん

2013-09-22 22:45:05 | 
こんばんは(*^_^*)

お彼岸はいいお天気が続きますね。
連休を楽しんでらっしゃいますか。

ノイバラは忙しい毎日を送っています。
落ち着いたら少しずつ写真をアップしますね。

今日はにゃんこ動画を楽しみました。

元野良猫ジャンくんが飼いネコになるまで

別の動画を見ている時に
偶然発見。

保護されて数カ月は
ゲージの中でシャーシャー(威嚇の声)
しかしなかったジャンくんが、
初めてにゃ~と鳴いた時には、
うるうるしてしまいました。
さらに撫でられるのを嫌がらなくなり、
ゲージから出て・・。

根気強く待ち、少しずつ時間をかけて
心を通わせてゆく
飼い主さんに感動しました。

人と人の信頼も、
このように何年もかけて
築くものなのですね。

相手が傷ついていればなおさら
長い年月をかけて。

信頼というのは築くのは難しいけれど、
生きていて、一度は体験すべき、
この世で一番美しいもののひとつだと
ノイバラは思います。

十五夜

2013-09-19 21:05:45 | 日常
こんばんは(*^_^*)

綺麗なお月さまでしたね❤

 
ちょうど仕事の帰りに上り始めました。
地平に近い時は赤っぽくて大きかったです。


スタッフRちゃんにもらったフルムーンクッキー❤
おいしかったですにゃ❤


今日は粘土の再生をしました。
これはバットに広げられたどろどろになった粘土。
残った粘土をバケツの水につけておいて
やわらかくなったものです。
これから時間をかけて水分をとばして
ほどよい固さになるのを待ちます。


これが土練機。
さっきのどろどろ粘土がほどよい固さになったものと
新しい粘土を混ぜて
後部の穴から入れると
中の螺旋の羽で混ぜられ練られて
押し出されてきます。
カエルちゃんのお口からにゅうっと
練られた粘土が出てくるのです。
(カエルちゃんのお口というのは
ノイバラの妄想です。
カエルちゃんに見える?)


にゅうっと出てきたのを適当に切って
カゴに入れて・・。


重さを図って・・。


まるめてバケツに入れますにゃ。


ひとバケツに100個位は入っています。
「さわらないで!」という無粋な注意書きは
このバケツをゴミ箱と間違えて
紙や泥や釘ガラス片といったゴミを捨てる方がいらして、
粘土が使えなくなってしまいますので、
こういうみっともないことになりました・・(・ω・;A

粘土玉1個700円でひとつの作品が作れます。
お茶碗、コップ、30センチ位のお皿ができます。

お客様で混むときは接客して、
あとはストラップにして売るために
七宝焼きミウルくんを作ったりしました。

いろんなお仕事があるのですにゃ❤

「風立ちぬ」

2013-09-18 20:47:55 | 映画
こんばんは(*^_^*)

爽やかないお天気でしたね。
短歌の勉強会のあと、
映画を見てきました。


「風立ちぬ」

私の周りでも賛否両論なので、
どうしようかなぁ・・と迷っていたのですが、
大学院生スタッフが「泣いた」というので、
お友達と観てまいりました。

最初の関東大震災のシーンだけで、
観にいく価値があります。

風景描写が素晴らしいです。
大正~昭和初期の日本を
こんなに克明に描写したアニメを知りません。

実在の設計技師を主人公にしていて、
飛行機に関しても、見ごたえがあります。

出来上がった飛行機を牛に
飛行場まで引かせていく場面など、
想像したこともなかったです。

難しい時代が描かれていて、
万人の賛同を得ることは
できないかもしれませんが、
実在のゼロ戦設計者、堀越二郎と
堀辰雄の小説『風立ちぬ』『菜穂子』を
ミックスしたこの映画、
映像の美しさだけでも一見の価値があります。


台風18号と雨漏り

2013-09-16 11:29:44 | 工芸
台風お見舞い申し上げます。
みなさまのところではいかがですか。

ノイバラのところでは、
前哨戦の昨日、
朝と夜は土砂降りでしたが、
晴れ間が出たりもしました。

電車も遅れはあるものの、
ほぼ平常通りでした。

今日はいけません。
朝から風雨強いです。

電車も道路もストップで、
仕事行くことができません。

迂回迂回の裏道を使えば、
通行止めはないかもしれませんが、
土砂災害にまきこまれる危険が大きいです。

お休みしてもいいということでしたので、
ほっとしています。

家でやるパソコン作業が
山積みでしたので、
今日お休みになったのは
天恵です。

明日1日でやらねばならぬことに
2日かけられますので・・。

昨夜はまた窓のところに
雨が吹き付け、雨漏りです。
横殴りの雨に弱いです。

ネットのお友達に
楽しいアニメを紹介していただきました。

雨漏りも楽しんでしまう
マチコちゃんたち、最高❤

ほぼ2分半ですので、
是非どうぞ。
7話までも面白いです。

「やんやんマチコ」第8話

ろくろのリハビリ

2013-09-13 22:07:22 | 日常
こんばんは(*^_^*)

日中は暑かったですが、
夜は涼しくて虫の音しきりですね。

いつまで蝉さんはがんばるのだろう・・
朝の峠は蝉時雨です。

 
蝉さんがにぎやかですが、
なんとなく日差しは秋です。


ここの斜面にはいっぱい蝶がいます。


この小さな紫の花に集まっているのです。
イヌトウバナ・・ですかにゃ?


集まるのはシジミチョウ、モンシロチョウなどです。


今日は電動ろくろの練習をしました。

ろくろの指導をするスタッフが減って、
ノイバラがピンチヒッターに
なるかもしれないので・・。
ろくろは3年振り? 4年振り?

最初よれよれになってしまって、
あらら~(・ω・;A

この倍くらい挽きましたが、
厚さも大きさも不揃いです。

もとから大して上手くないので、
どこまでを戻るというのか
わからないですけれど、
もとの勘が戻るまで
もう少しかかりそうです。

明日から世間は連休らしいです。
皆さまの連休プランは?
楽しい連休をお過ごしくださいね❤






ミケランジェロ展@国立西洋美術館

2013-09-09 20:05:54 | 美術
こんにちは(*^_^*)

ひと雨ごとに涼しくなりますね。
そして、日1日と日暮れが早くなります。

開催初日、ミケランジェロ展
いってまいりました。

会期終盤になるほど混雑しますので、
初日なら空いているかな~と。

しかも初日が金曜日でしたので、
夜の8時までです。

3時半頃から見学しましたが、
ゆっくりと回ることができました。


今回の目玉は15歳で制作したとされる
「階段の聖母」ですが、
最後の方に展示されていて、
レリーフの前には誰もいない
独り占め状態でした。

しかし、感動はないです・・。
まだミケランジェロの個性は出ていません。


これはよかったです。
テンペラ画「レダと白鳥」(紛失)のレダの顔の準備素描。
赤石墨で描かれたこの素描、
モデルは男性のお弟子さんなのですが、
それは当時の慣習であったと書かれていました。

以前から、ミケランジェロの女性は
逞しすぎると思っていましたが、
男性モデルを使っていたのですね。

「ピエタ」の聖母などでは
そんなに目立たないですが、
メディチ家礼拝堂の彫刻や
システィーナ礼拝堂のフレスコ画は
どう見ても筋骨逞しい男性に
乳房をくっつけたとしか思えない・・。

それが慣習に基づいた
ものであったとは。

しかし、慣習といいますが、
同時代(23歳年長)のダ・ヴィンチの
聖母などは女性らしい体型ですし、
貴族の女性の肖像画も描いています。

ミケランジェロは肖像画を
なぜ描かなかったのでしょうか?
また、なぜ女性をモデルとして
描かなかったのか・・。


「クレオパトラ」
60歳くらいの時の素描。
名作の誉れが高いそうなのですが、
ノイバラにはその良さがわかりません。

塑像にすれば素晴らしい作品に
なるのかもしれません。

女性はあまり好きではなかったのだろうな・・
という気がします。

肉体は神の作りたもうたものの中で
一番美しいものだとしながら、
「ピエタ」の聖母が若すぎるのではないか
という意見に対して、言った言葉。

「純潔な女性がそうでない女性よりも
瑞々しいままでありつづける
ということを君は知らないのか?
いわんやマリアにおいておや、だ。
彼女は肉体を衰えさせるような劣情を
一度も抱いたことがないのだからな」

・・気持ちがわからないではありませんが、
劣情ね・・(・ω・;A
抱いても抱かなくても肉体は衰えます。

作品についてはあまり見るべきものはありません。
数少ない作品を日本にもってくる
わけにはいかないでしょうし、
彫刻もフレスコ画も移動不可能・・。

彼の制作の周辺を知る資料が多かったです。
システィーナ礼拝堂の人物デッサン多数。
ミケランジェロ自筆と彼宛ての書簡。

その中で・・「食べ物のスケッチと3種のメニュー」
ミケランジェロの日常を語る簡単なメモ。

食い倒れのノイバラとしては
食いつかなくてはならないところです。

食べ物の絵はヘタかも・・。
ちっともおいしそうに見えません。

メニューは魚と野菜の簡素な食事ではありますが、
毎食ワインを1瓶開けています。

まるで高野山の精進料理のような食事です。
彼の日常を知る手掛かりとして楽しみました。


ラファエロとダ・ヴィンチを見て、
今度は? とわくわくしながら出かけたのですが、
物足りない感じがしました。

あまり好きではないミケランジェロの、
「おおっ」と驚く発見があって
好きなれるかと思ったのです・・。

好きになれない理由はマッチョが苦手という、
ごくささいなことなのですが。



お夕食は国立西洋美術館レストラン「すいれん」。
オムレツです❤


特別展「ル・コルビュジェと20世紀美術」も、
企画展のチケットで見られます。


「地獄の門」。夜見ると迫力あります。
夜風が心地よかったです。

秋のメニュー

2013-09-09 19:54:44 | 日常
仕事は9月になっても忙しいです・・。


おいしそうでしょ?
突撃! 職場のおやつシリーズかとおもいきや・・。


これは食べ物ではありません。

 
これから始まる秋メニュー、
フェルトのストラップの芯の部分なのですにゃ❤

かわいいクマさんやワンちゃんなども
この白い球に色のついた羊毛を
針でちくちくしていくとできるのですにゃ。

手芸の季節ですにゃ~。


昨日は藍染めのワークショップでした。
15組の親子がストールとTシャツを染めていました。


これはね。Tシャツを染めているところ。


これは担当のYさんが綿を染めているところ。
栽培した綿を染めて糸にして織るのだそうです。
またステキなメニューが開発されるのですかにゃ。

1日降ったり止んだりで、
外のテントでの開催は危ぶまれていたのですか、
何とかもってくれました。

よかったですにゃ。

万葉講座の終わり、小さな歌会

2013-09-07 22:47:37 | 短歌
こんばんは(*^_^*)

夜が涼しくなりましたね。
よく眠れるようになってうれしいです。

38年間続いた万葉集のご講義、
20巻すべての歌が終わりました。

月に一回ずつの積み重ねです。

先生、お疲れさまです。
私たちは用事があれば休めますけれど、
先生は1日もお休みすることができません。

創成期よりお世話をしてくださった
結社の先輩が90歳を越える
ご高齢であるにもかかわらず、
車椅子でご参加くださいました。

ここしばらくはお姿をみることがなく、
本当にお久しぶりです。

酸素吸入なさりながらの参加、
昨夜は興奮して眠れなかったとのこと。

先輩たちがお世話して下さったからこそ、
私たちが勉強することができたのです。

地味で地道な仕事をひきうけて、
根気強く続けていく・・本当に尊いことです。

最後の最後の「いやしけ吉事」の歌を
ご一緒することができました。

私は巻12の終わりの部分からの参加です。
まだ人数が少ない時代で、
諸先輩に菓子折りをもってご挨拶をして
末席に入れていただきました。

途中で居眠りをするような
不詳の弟子ですけれど、
休んだことは数えるほどです。

語彙を始めてから、
古典が少し読めるようになり、
面白さもわかってきたところで・・。

でも、また巻1から再開して
くださるそうですので、楽しみです。

     *

午後はアメリカから全国大会のために
帰国されているA木さんを囲む歌会です。

1年に1度のこの10人余りの小さな歌会、
いつからお誘いいただいたのか忘れましたが、
ずいぶん続いているような気がします。

お食事をいただきながら、
事前に作った歌を1首1首批評していきます。

こんなふうに、遠くからの客人と
歌を間において話すことができるとは、
なんと幸せなことでしょう。

ここで歌はなごやかな
コミュニケーションのための
道具の一つです。

思えば万葉集の時代も
酒宴で客人をもてなし、
主人をほめる歌を作りました。

地方によって言葉が違った時代、
歌が共通の言語であったのです。

雅語というのは詩歌のための言葉ですが、
共通語という役目も担っていました。

歌を勉強すれば、歌で
コミュニケーションができたのです。

現代では短歌は特殊な言葉に
なってしまいましたが、
千数百年のつながりの尻尾に
いられる幸せを思います。

高野山と神戸⑥ーー布引の滝と異人館

2013-09-04 15:35:22 | 
新神戸駅で「布引の滝 徒歩5分」の
表示を見てまず見学することに決めました。

一行はO山さん、Kさん、私に
ニューフェイスのHМさんが加わり4人。


駅の観光案内所で地図をいただき・・。


結構な登山というので、
一番手前の滝のみ見ることにしました。


左へ行くと異人館へも行けるのですね。


布引の滝は歌枕。
手前より雌滝、鼓ヶ滝、夫婦滝、
雄滝の4滝を合わせての名称です。

 
藤原定家も歌を作っています。
「布引の滝の白糸なつくれば
絶えずぞ人の山ぢたづぬる」

 
いさご橋

 
橋の下を見ると・・濁流です!
昨日からの雨のせいでしょうか。

 
右手の階段を上がると鼓ヶ滝に行けます。




雌滝(めんたき)。

 
すごい水量です。
高さ19メートル。
しなやかで上品な滝と
地図には書いてあるのですが・・。
新生田川上流の貯水池が放流したのでしょうか。


「音にのみ聞きしはことの数ならで
     名よりも高き布引の滝」藤原良清

これは現地を訪れることなく
作った歌でしょうか。




手前のクサギの花に黒アゲハがひらひらと。
日本画のような場面です。
(滝が白ければ)


ちょっと角度を変えてみました。

 
こちらにも歌碑があります。
「布引の滝の白糸わくらばに
   訪ひ来る人も幾代経るらん」藤原行能(ゆきよし)


布引の滝の歌はたくさんありますが、
こんなのがおもしろいと思いました。

「布引の滝のたきつ瀬 音に聞く
   山のいはほを今日見つるかも」賀茂真淵
    ( 知人の家に置かれている
     布引きの滝の岩の断片を見て詠んだ歌)

「岩はしる音は氷にとざされて
   松風おつる布引の滝」寂蓮法師

「山人の衣なるらし白妙の
   月に晒せる布引のたき」藤原良経

さて、また新神戸駅に帰り
今度は観光案内所で異人館の
案内を受けて、タクシーで異人館へ。


石畳の小径で下ろされました。


オランダ館は外から見るだけです。


時間が足りませんので、
案内所のおねえさの言うとおり
「風見鶏の館」と「萌黄の館」
(2館観賞券600円)を
見ることにします。

   
 
 

ここかしら?

 


まずは風見鶏の館ですね。

   
ドアの模様がかわいいです❤

       


トーマス一家。

         


お2階へ。

         
  

 
1階のお部屋に戻ります。


表札。


「風見鶏」というNHKドラマがあったのですね。

 


次は萌黄の館。

  
       


お2階へ。

     


サンルームですにゃ❤

   

   
暖炉のタイルがかわいいてす❤

  
電気のスイッチかわいい❤




お庭に出てみました。

  

 
震災で落ちた煙突。

   

 
また風見鶏の館に帰ってきました。

   

  


トーマス坂を下ってカフェを探します。


ステキなお店❤

 
北野坂すぐの北野物語館。
ステキですが、混みすぎです。
中身スタバですので混むのでしょうか・・。


「カフェ ド パリ」にしました。

 
ケーキセットおいしいです。

ウェイターの(おそらく)フランス人の
おにいさんが愉快で、
「思い出作ってね~」と
私たちの写真をたくさん撮ってくれました。


駅へ向かってあるいていると


シティループのバスが来ました!
これは断然乗るのが楽しい❤

  
車窓の風景。

そして、何と、新神戸駅間近で
バスの窓からM宅さんを発見!

ロッカーにいらっしゃるところを捕まえて、
新幹線の時間までビールを飲みながら
おしゃべりを楽しんだのでした。

帰りついたのは夜中。
ばったり眠りにつきました。


翌朝の定番ご飯。
やっばりこれくらいでいいのよね~

  
おみやげいろいろ。

夜は「般若湯」。(お酒ですが、空海はお酒は許したらいです)
「ごま豆腐」、「いかなごのくぎ煮」を肴にいただいたのでした。




















高野山と神戸⑤ーー全国大会

2013-09-04 13:09:44 | 短歌

三宮からはポートライナーで
全国大会会場のポートピアホテルへ。

  
普段は海から遠いので、
うれしいです。
下りたらHちゃんと偶然ばったりお会いしました。


会場。

 
突然ですが、大阪で上方落語を聞いていらした
F島さんのTシャツです。
この後の歌合わせで寄り人(よりうど)をなさったので、
壇上で映えました~。

安田純生さん「歌枕の世界」の講演、
先生と坪内稔典さんが加わった鼎談、
盛り上がった歌合わせのイベントも無事終わりました。

お部屋にチェックイン。

   
20階の眺めはいいです。
Kさんと同室なのですにゃ。

あまりゆっくりする時間もありません。
荷物をほどいてから、
懇親会会場に向かいます。


 
途中に飾ってあった画、
小磯良平は神戸生まれなのですね。
平明で暖かな画風は
神戸の気候風土なのでしょうか。

 
先程までの講演会会場のお隣が
懇親会会場です。




テーブルは「熟田津」
熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば
       潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな(額田王)

他にも歌枕の地名がテーブルの名になっていました。

  
アトラクションは地元高校生による
人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」。

上手でした!
思わず引き込まれる熱演です。
ステキな公演を見せていただいて
ありがとうございました❤


いよいよ、乾杯に続いてお料理の始まりです。

安田純生さんがお帰りにならないうちに
『思草』の読みの疑問点を質問。
語彙で迷っていた点が一つ解決しました❤




サラダに入ってたこれは、
ハスイモというものだそうです。

里芋みたいな植物で、
茎を食べるようです。
ズイキと同じものですね。

  


フランスで同室させてただいた
H川さんにいただいた手編みの食器洗い。
手マメでいらっしゃるのです。


選歌用紙の投票箱はノイバラの手作りです。
以前東京大会の時に作ったのが、
引き続き使われているのですにゃ❤
もう痛んでいるけれど、
立派にお役目を果たしています。
うれしいです~❤


二次会。
旧交を温め、初めての方ともお話ししました。


HちゃんがO野さんの選者賞を授賞なさったのですが、
賞品が間に合わず、借用書のようなもの。

皆と別れてお部屋に帰ります。
お風呂が広くて気持ちよく、
ついのんびりと入ってしまいました。

Kさんととりとめもないことを話しているうちに、
ぐっすりと眠っていたのでした。


朝食は30階のレストランでバイキング。


多すぎるかも・・。


窓際の席は気持ちいいです❤


多すぎるといいながら追加。

 
30階の眺め。

 
お部屋の撮影をします。

  
ステキでしょ?


歌会です。
賞品は貰い損ねましたが、
先生選の8首に入っていたからよしとしよう。


昼食。


かわいい❤N原さんのワンコとお手製のドレス❤

オプション旅行組と別れて、
私たちは異人館などを見て
帰る予定です。


ホテルのシャトルバスで新神戸まで行きます。
バスのお腹にポートピアホテルの
絵が描いてありました。
こんな形だったんですね。

7時半の新幹線に乗るまで
新神戸周辺を観光しました。

高野山と神戸④――朝の宿坊と神戸

2013-09-03 21:43:22 | 
恵光院宿坊の朝です。


宿泊した離れのお玄関。


サンダル脱いでこの下駄を穿いていました。

 
お庭の蓮です。

     

 
不動堂に向かう階段。
後で6時半からの勤行に参加します。

 
歌が刻まれているようなのですが
読めません(´;ω;‘)
「寄松」という題字と
下句「まつもちとせのこ(か?)ひとおもはむ」から
類推すると、松にことよせた恋歌ではないかと・・。


勤行の時間までお散歩することにしました。

 

 
早朝、恵光院の門が閉まっています。

  

 
苅萱堂のバス停。

     
かるかや餅ってどんなだろう?
食べてみたかったですにゃ。

 
象さんの椅子がかわいいです。

   
千住院橋の郵便局のポストで
葉書投函して帰ってきました。


あ、もう門が開いている。


勤行に参加します。
外国人がたくさんいます。




堂内真っ暗で・・(・ω・;A
僧侶3人によるお経は心地良く、
30分はあっという間でした。
ご焼香とお参りもさせていただきました。


護摩祈祷までいられませんので、
7時には朝食です。
このくらいの量でちょうどですかにゃ❤


また読めない掛け軸を見ながら食べます。


朝のお庭は清々しいです。

大急ぎてチェックアウトして、
40分のバスに乗ります。


途中、警察署。
しぶいですにゃ~。


霧の高野山です。

 
さよなら高野山。
売店でごま豆腐を買い足しました。


ケーブルカー。


うあ~、霧ですにゃ。


上りと擦れ違い。




極楽橋駅。

 
急行ですので、途中橋本で乗り換えなのです。

  
着きました~。

ここからはなんばまで南海鉄道、
梅田までは御堂筋線、
三宮まではJRで行きました。

余裕があったつもりなのですが、
梅田の乗り換えで迷い、またぎりぎり。
小雨が止まないですので、
三宮からはタクシーでランチのお店まで。


ここです。「トアロードデリカテッセン


2階がサンドイッチルームになっています。

 
落ち着いた雰囲気です。


お目当ては「ローストビーフサンド」


ローストビーフとサラダ菜を
少量のマスタードで挟んであります。
ローストビーフが柔らかくておいしいです。

このお店はネットのお友達に
教えていただいたのです。
ここは見てないと思いますけれど、
どうもありがとう。

高野山と神戸③――金剛峯寺、壇上伽藍、大門、宿坊

2013-09-03 19:58:28 | 
奥の院から金剛峯寺へ。
奥の院復路は違うルート歩きました。、


マニ車?




無縁塚。
偉い人は五輪塔など大きな石で建造しましたが、
無名の人々は石を背負って上げたそうです。
背負える位の小さな石の塚。
昔のものを整理して積み上げると
こんな高さになるのですね。




山口誓子の句碑でしょうか。
「夕焼けて西の十萬億土透く」

「奥の院前」からバスに乗ります。


バスで千住院橋まで戻ります。

  
お店の並んでいるメインストリートを
5分ほど歩きます。

 
古い書店でしょうか。
切り紙はお守りになるようです。

 
金剛峯寺入り口。

  
観光案内をしてくれる女性がいて、
写真を撮ってくださいました。
観光パンフと熱中症対策の
塩飴もいただきしたにゃ❤

 
正門をくぐります。

 
正面、主殿。
大きいですにゃ~。

 
左手、かご塀というらしいです。

  


高野槇は神聖な木のようです。
お墓にあげたり、仏様にお供えしてあったりします。

 
経蔵。 


特徴なのでしょうか。
檜皮葺の覆屋を持つ、とあります。


主殿を見学します。


天水桶。
檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の延焼を食い止めるため、
雨水をためた桶が屋根の上に用意されていて、
ハシゴがかけられています。
正門入ってすぐ正面にありますので、
おやっと思いますよね。

 


鐘楼。

一般は主殿右手の小玄関(こげんかん)より入ります。


建物内より、鐘楼あたりを見ました。


建物内大玄関より正門を見ました。


ハシゴ、不思議ですよね。

   


各お部屋の襖画が素晴らしいのですが、
撮影禁止ですので、ゆっくり歩きながら
全部の絵を堪能しました。

     
この渡り廊下、鳴ります。
うぐいす張りなのでしょうか。

 

 
新別殿でお茶をふるまっていただきました。
この薄甘いおせんべがおいしいです。
すごい蟬時雨。

 
先程通りすがりに見た
蟠龍庭(ばんりゅうてい)を見学します。

   
  

 

   

 
お台所です。

   

 
この建物右手の門は?
扉がきれいですにゃ。


壇上伽藍に向かいます。
金剛峯寺より徒歩5分ほど。


さっきの金剛峯寺との関係は?
壇上伽藍「金堂」が本堂、
主要な行事が行われるそうです。
お山全体で一つのお寺と考えるらしいです。

山内に点在するお寺は、
塔頭寺院(たっちゅうじいん)といいます。
高野山全体を大寺(だいじ 総本山金剛峯寺)に見立て、
山内に建てられた小院のことなのだそうですが・・

それではノイバラの泊る恵光院は、
塔頭寺院の一つなのですね。

(@ω@;)む、難しい・・。


手を洗い、口を漱ぎました。


東塔。


壇上伽藍は中門より入り、
金堂を右手に見ながら回るのが
正式なお参りの仕方らしいですが、
中門は修復中、右手東塔から入りましたので、
左に見ながら逆回りをしてしまった・・(・ω・;A 。

決めたのが忙しさmaxの
夏休み真っただ中でしたので、
事前にほとんど何も調べていなかったですにゃ。


三昧堂。

 
大会堂。

  
愛染堂。

  
根本大塔。


金堂。

 
金堂のまわりをぐるぐる回ってみました。


根本大塔と金堂は
内部見学しました。


御影堂。
燈籠が飾ってあってきれいです。


その奥、ふたつのお堂。

 
西塔。

 
鐘楼。


明神社。


鳥居とあうん。

 
うんには角がありますにゃ。


新しそうですが、鐘。


不動堂。

  
蓮池。


メインストリートに出ました。


勧学院。

 
霊宝館。
ここで八大童子を見ました。

時間が迫っていますので、
大門まで急ぎます。




田村木国の句碑。「山門を出でて秋日の谷深し」


高野山西端、入り口です。
ここからは山道です。
「谷深し」なのですね。


宿坊5時までに着くと伝えてありますが、
もう4時45分なので無理そうです。
バスは本数が少なすぎ。
恵光院まで約30分、歩くことに決めました。

  
お店を見ながらいけるので、
楽しいです。

   

 

「般若湯」「ごま豆腐」など
おみやげを買いながらなので、
宿坊に着いたのは5時半になってしまいました。
6時間、ほとんど歩きづめです。


離れのお部屋は広くて落ち着く感じ。
畳、久しぶりです。

 
お庭ステキ❤


卓上に護摩木が置いてあります。


お夕食。
品数が多くお腹一杯になりました。


この掛け軸を眺めながら食べるように
セッティングされます。


記念品のお箸ですにゃ。

稲光がみえていたのですが、
雨が降り出したのは夜半。

お風呂をいただいて、
明日の全国大会の詠草読んでから、
11時頃就寝しました。

雨の音を聞きながら、
しばらく夜の高野に
心を彷徨わせました。