平織り初体験――八王子織

先日、八王子織を体験しました。

シェニール織で織物に目覚めたというわけではなくて、
お散歩コースのデパートの本屋さんと同じフロア、
食べ物につられて立ち寄った「八王子うまいもの大会」の会場で
商工会主催の「織り体験」が
無料で開かれているのを発見したのでした。

早速、翌日朝イチで体験してきました。
フロアの隅っこに織り機が設置してあります。

糸は絹糸。
２０本ほどを横糸に使いますので、毛糸くらいの太さになります。
先日のシェニール織と同じくらいの太さです。


花瓶敷きの織り始めです。
手前のオレンジっぽいところは先生が織られたところで、
つづれ織りというのだそうです。


これが杼(ひ)です。板杼(いたび)というそうです。
糸を巻きつけて、経糸の間を右に左に滑らせます。


織り上がりました。


こんな感じの織り機です。
下にある踏み板のうち真ん中２本を交互に踏みます。


先生が縁の仕上げをしてくださいます。
張りの強さの調節をしているところ。

　
さすが鮮やかな手さばきです。


終わりました。


房をつけるための最後の織り。

そして今日、出来上がりを受け取りにいったついでに
２回目を体験しました。


今回は明るい色にしました。
明日受け取りに行きます。

八王子は織物の街でした。
戦前まて養蚕が盛んに行われ、絹の道を運ばれて
横浜から外国にも輸出されたそうです。
私が引っ越してきた頃、
畑のまわりには桑の木が植えられ、
北口には「桑並木通り」がありました。
今では西洋トチノキなどが植えられていて、
ほんとうにつまらないことです。

私が学生の頃まで、赤いノコギリ屋根の工場の
織り機がぱたこんぱたこんいう音の傍らを通学しました。

やがて織り機の音はやみ、工場も壊されてしまい
マンションや宅地になりました。

今でも市内に織り物工房は残っているらしく、
絹織物だけでなく、いろいろな織物が作られているようです。


帰りに八王子大鳥神社の酉の市に出るという
お菓子「切り山椒」を買いました。
ほんのり甘いすあまに山椒が隠し味。
食べ終わったあとに、口の中に山椒の匂いが広がります。

******

今夜のお夕飯です。
職場近くの山の幸満載。


ふたたびカラカサダケ。
カラカサダケ、ベーコン、万願寺トウガラシ、ニンニクを
塩コショウで炒めました。


すぐき(里芋の茎)を無人販売店で購入。
大好きなのです。一般的には乾燥したものを使いますが、
新鮮な生もおいしいです。


油揚げと煮ました。とろとろととろけるよう。
茹で汁がムラサキ色なのは、ポリフェノール?
捨てずに利用しました。

あとはやはり無人販売で入手した
里芋と手作りコンニャクとレンコンを鶏肉と炊きます。

*****

工芸の話がこんなところまで来てしまいました。
それではみなさん、ごきげんよう。

雨の井の頭公園 １０月吟行会

小雨で寒い１日、みなさまいかがお過ごしですか。

さて、写真の整理が遅れてもたもたしているうちに、
吉祥寺井の頭公園で行われた東京歌会吟行会から
もう１０日あまりが過ぎようとしています。

雨の中、４０余人の参加がありました。

あまり枚数は多くないのですが、いつものピカサです。
スライドショーでご覧ください。

朝９時すぎに吉祥寺駅についてしまったので、
お友達と待ち合わせの１０時まで
小雨の中、近くのお店や公園をうろうろ。

お友達と駅改札で待ち合わせ、
公園を歩きまわりながら取材、作歌。

１２時に公園近く南町コミュニティセンターに集合、歌を提出。
係の方が筆記、コピーして下さった詠草集ができあがるまで
お昼のお弁当を食べながら待ちます。
出来上がったら選歌、一票を投じます。

歌会では高得点歌から批評。
吟行会では１位以下、賞品が出ます。

歌会が終わるとかなりの本降りですが
２次会会場に移動。

あんなにしっかりお弁当を食べて間がないのに、
またしっかりと中華料理を食べてしまいます。

３次会は焼きとりの伊勢屋が満員で、
土砂降りの中、ようやくＴ山さんが見つけてくれたお店
(名前を忘れました(・ω・；A )にころがりこみ、
焼き牡蠣とハイボールでごきげんになったノイバラです(´・ω・｀)

１週間くらい絶食した方がいいくらい食べて飲んだ１日でした。

お世話係の方々、会場探し、準備から当日のお世話まで
大変お疲れさまでした。

見逃した方は明日２時半です

秋も深まってまいりました。

忙しくてブログで告知しそびれましたが、
一昨日の日曜日１７日、朝６時からの「ＮＨＫ歌壇」に
このブログですっかりおなじみのＦ島さんこと藤島秀憲さんが
ゲスト出演なさいました!

爽やかな東直子さんのお隣で、
普段着でいつもの口調でお話なさっていました。
にこにこ笑っていらしたのは、
幸福感がそのままあらわれていたのに違いありません。

コメントを間違えないかとはらはらしていましたが、
落ち着いていらっしゃるように見えました。
(舞台裏では、コートはどこに置いたかなどと
あたふたしていらしたに違いありません)

現代歌人協会賞を受賞なさったとき、
藤島秀憲＝「イケメン」説が出たにもかかわらず、
このブログでは顔写真は出しませんので、
想像をたくましくなさっていた方も
これで満足していただけたと思います。

前夜夜更かししてしまったので、
６時に起きて「おはよー藤島さんおやすみ藤島さん」
また６時半には寝てしまった私です。

午後から校正作業がありますので、
睡眠をとっておかないと、悲惨なことになります。

いつもはＮＨＫ歌壇などは見ない母が偶然見たらしく、
「あの歌集の方でしょう」と嬉しそうにしていました。

残念にも日曜に見逃した方!

水曜日に再放送があります!
午後２時半に３チャンネルをつけましょう!

「イケメン」歌人を見るチャンスです!

キノコ――ムラサキシメジ

ふたたびキノコです。

今回は姿も色も味も香りも上品なムラサキシメジを発見しました。
　　

腐葉土になりかけた落ち葉の上に根を張っていて、
採ると葉っぱがくっついてきます。
どんぐりが生る木の下です。
直径は大きいものでも１０センチくらいです。

ムラサキシメジはお味噌汁の実にすると
いいと教えられ、やってみましたが、
3本しかなかったので、縮みはしませんでしたが、

・・・どこ?　(・ω・;A

お味噌汁をかき混ぜて探しながら食べました。

先日も採ったカラカサダケはカサの直径20センチにも
なるものがあって、うあああっっと思いながら
３つ採りましたが、料理してみると
くしゅくしゅと縮んで、一握りの量に。

ニンニクとベーコンと塩コショウで炒めたら、
お酒がすすむ一品になりました。

お料理の見目があまりよくないので、写真はありません。

キノコーーカラカサタケと妖精の輪

職場の近辺ではこの季節、キノコが生えます。
同僚にキノコマニアがいて、
採れたてキノコをおすそわけしてもらうことがありますが、
今回はカラカサタケを教えてもらいました。


これです。
まだカサが開いていない状態kのものを発見してから
２日後の今日、開きました。

　


小人になった気分でカサを見上げてみました。


ひだひだが美しいです。


直径１８センチと１２センチ。
かなり巨大ですが、味はイマイチらしいです。

明日はまだ仕事がありますので、
明後日食べてみます。

「キノコ中毒! ノイバラ入院!」(・ω・；A
・・なんていう恥ずかしいニュースになりませんように。

　
この白いのは「妖精の輪」になっています。
この写真ではわからないですが、直径３メートルくらいあるでしょうか。
かなり大きな輪状に生えていて、それは「妖精の輪」と
呼ばれているそうです。

「妖精の輪」は子供の頃読んだイギリスの児童文学にでてきて、
それはどんなものなのかわからなくて、
今のように簡単に検索できるわけでもなく、
ただただ想像をたくましくしていました。

妖精が踊った跡と書いてあったので、
光る輪が草はらに落ちているようなイメージだったのですが、
実物はキノコが輪状に生えているものなのでした。

一本のキノコから胞子が輪状に飛んだものらしいのですが、
なかなか不思議な光景です。

今日は１と０が並ぶ日なので、時間も１と０を並べて遊んでみました。

空の球根

近所に新しいお花屋さんができていました。

もう開店してから１年半になるというのに
知らなかったのは、現在、駅前の開発工事で
迂回させられて、その花屋さんがある通りを
通らなくなってしまったからなのでした。


「Le Ciel」。空っていう意味ですね。


ハロウィンかぼちゃの飾りがかわいいのです。
店の前には秋植えのチューリップ、ヒヤシンス、スイセンの球根！


買ってきました！　天使の置物は店内の棚にあったのに一目惚れ。
今日は植えられなかったけれど、今度お天気のいい日に植えましょう。

お花を育てるのは好きでしたが、
ここ数年、全く手入れをする気力がなく、
地植えはともかく植木鉢の植物は枯れていくばかりでした。

種を見ても球根や苗を見ても、手に取る気にさえならなかったのが、
今日、突然、植えてみたいと思いました。
それは　ひらめき　のようなもので、
固く閉ざされた扉が開いて光が差し込んできた感じです。

なぜなのか私には分かりませんが、
とてもうれしいのです。

あたりまえのように植えていた頃は
できなくなるなんて思いもよらなかったけれど、
またできるようになると、同じ球根が
かけがえのないもののように思えます。

丸丸とした球根を見ていると、涙が出てきます。
最近、涙もろい私です。

りすの山遊び

朝から爽やかです。

いろいろに御用を足しに街に出かけます。

図書館で「短歌」をコピーします。

書店ではもう来年のカレンダーが売られています。
バラのスケジュール帳、
猫ちゃんとお花と月齢のカレンダーを買いました。
（・ω・;A　３つもどこに飾ろう・・

デパートの地下でかわいらしい兎ちゃんのお饅頭を発見！
贈り物に買って帰ろうとしたところで、
なにやらかわいらしい栗鼠ちゃんが目に留まりました。

桂新堂の「りすの山遊び」\620
　

はっと隣を見るとハロウィンのおせんべ\210も。
　

思わず買ってしまいました・・・(^_^;)
この桂新堂さんは昨年末、このシリーズで猫入りを出していたので、
目をつけていたのです。

ただ単に栗鼠がプリントされてるだけなんだけど・・
ただ単にかぼちゃとお化けの形なだけなんだけど・・
うふうふとお茶受けにしているノイバラでした。

徒然考ーー日本のエネルギー問題について

まじめなタイトルですが、
私の妄想ですので、笑ってやってください。

先日、テレビで見た
スポーツジムのランニングマシンのルーツにひらめきました。

もとは水車のようなものの上を囚人に歩かせて
穀物を挽く動力にしていたそうなのです。

これだ!

ランニングマシーンで発電をすればいいのだ!

ランニングマシーンに限らず、サイクリングマシーンでも、
筋肉を鍛えるやつ(名前を知らない(・ω・；A )でもいいですが、
発電効率のすばらしくいいのを開発するのです!
日本の技術をもってすれば作れないはずはない!
それを安価で提供できるようにすれば・・

①公共、民間にかかわらずスポーツジムにマシンを設置、
無料で利用できるようにする。

②それぞれの発電量に応じて、それぞれ個人のカードに
現金が支給されるシステム。

③スポーツジムがまとめて電力会社に売って収益を上げる。

これで、家でくすぶっている失業者、ひきこもりの人、
体は丈夫だけれどすることのない年配者が、
エネルギーを作り出す生産者になり、報酬も得られるわけです。
しかも、体も鍛えられるので病人は減り、健康保険の問題も改善!
エネルギー問題も改善!

その現金での支給を寄付したいお金持ちの方はそれもOKとして
寄付額に応じて賞状の一枚も出しておけばよろしいのでは。

そんな施設があれば、
私ならよろこんで暇な時間に走ったり筋肉鍛えにいきますが。
みなさまはいかがですか?

対立の図式

洗濯物がベランダの光に揺れています。
秋らしい爽やかな土曜日、みなさまいかがお過ごしですか。

こんな状況ですので楽しみにしていた軽井沢高原文庫はあきらめて、
オンラインゲームの地中海でお船にのって
美術品蒐集とお宝発掘に精出すノイバラです。
レベル17を最高にいろいろなレベルの山賊と戦っているので、
甲冑やら剣やら、爆弾などの武器も取りそろえています。
どうしても駄目なときは先輩の援軍を頼みます。

ネットでもリアルでも戦う女です(´・ω・｀)

　　　　　　***

土地問題でご心配のメールをいただきましたので、
その後の進展をお知らせします。

９月２９日、相手の企業の方も同席のうえ、
双方の測量士(土地家屋調査士)さん同士で話し合っていただきました。
その結果、企業対個人という対立の図式は
考えなくてよいということが分かりほっとしました。

企業の方では売却を急いでおり、
こちらと対立して長引くことは望んでいないということです。
もちろん全く味方というわけではなく、気は許せませんが、
レベル17の敵が一挙にレベル１になった感じです。

あとは市の方との交渉にこちらの測量士さんが
当たってくださるそうで、結果待ちです。
地元で長く働いていらっしゃる年配の職人気質の測量士さんなので、
うまく運んでくださると思います。

２９日の測量士さん同士のお話をうかがって、
問題の本質が見えてきました。

正式な売買で取得して、登記され、固定資産税を４０年も払い続け、
境界線でクレームをつけられたこともない土地が、何故突然
「一部ケイハンの土地ですよー、もと国有地で今は市の管轄になりました。」
とまるで不法使用しているかのようないい方をされることなったのか。

「企業の方に要請されたただの立ち会いです」とおしゃっていた
市の土地境界線画定の担当の方こそがこの問題のキーマンであったのです。

中立の立会人といいながら、実はこちらにとってレベル17の敵は
この市の担当者であったのです。

向こうの根拠となる資料を市の担当者が明らかにしてくれないので
あくまで推測ですが、プロの話を総合すると、
ケイハン(斜面)と呼ばれる元国有地は
測量をしていないので、どこからどこまでか、
確定できない性質の土地なのです。
大雑把な図面の形をもとに解釈するときに、
解釈する立場によって違いが出ます。
市は市の都合よく解釈したので、
うちの土地にケイハンを食い込ませる形になりました。

市の都合というのは、うちの奥の位置指定道路のことです。
現在では４メートル道路に２メートル以上敷地が接していないと
建て替えができない決まりになっています。
(クリアする裏技はあるそうですが)
５０年前にうちのあたりは住宅地になりました。
奥の土地はそののち１０年ほどたってから、住宅地になりました。
そのときに、この位置指定道路に関して
きちんと測量しなかったのではないかと思います。
そのきちんとしていない道路を規準に説明しようとするので、
ずれが生じます。
多分、うちにケイハンの土地をかぶせなければ、
説明がつかなくなる、つまり正規に建て替えのできない土地が
出てくるということなのです。

ひどい話です。

現在、市が杭を打とうとしているのは、わが家の土地だけです。
お隣も同じ条件のはずなのですが
(というか、うちよりもたくさん土地を取られるはず)、
知らされてもいません。
正規の建て替えができなくなる斜め奥の土地の方にはお気の毒ですが、
４０年きちんと道路が作られなかったのは、
市の責任であって私たちのせいではありません。
私たちがかぶるべきことではありません。

それを私たちの無知をいいことに押しきろうとは、
どういうことなのでしょう。

最初はこちらに心構えもなく知識もなく、
ショックで家族全員、体調を崩しましたが、
ショックから回復していろいろ調べたり、相談した結果
新たに測量士さんという味方と、
敵ではありますが企業と現在は共闘関係を得ました。

最初中立と見せて、正体が明らかになった
戦うべき相手は相変わらずレベル17ですが、
いきなり襲われた感じだったのが、今は心配して下さったり、
援軍を申し出てくださる方がいらして心強いです。

そして、目の前で行われたプロ同士の話し合いは
とても興味深いものでした。
むこうの年若い測量士さんは地元の年配の測量士さんをたて、
その仕事を否定されることはなく、市との交渉を任されました。
相手方の企業も自分たちの立場を明かされて
「私は敵ではありませんよ」アピールをされました。
皆が冷静で、実のある話し合いだったと思います。

これからどういう展開になるかわかりませんが、
しばらくはドレスをあきらめて、甲冑と兜と剣が手放せないでしょう。

頓挫していた歌集のための歌をまとめよう計画は
そろそろ始められるかしら。

ではではみなさま、ごきげんよう。