ノイバラ山荘

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美男美女食い倒れ隊(30)「ペリクリーズ」、ピザと鰯@下北沢

2015-02-26 19:22:44 | 食い倒れ隊
今日はよく降りますね。
いかがお過ごしですか。


われらが矢代朝子さんの出演されている
カトケン・シェイクスピア劇場「ペリクリーズ」を観にいってまいりました!

[下北沢]ラ・べファーナ→本多劇場→魚菜

昨年末の歌舞伎座以来、
今年初めての食い倒れです。

何しろ、あの12月の観劇のあと
編集・校正のほぼ25名に
天から降った「歌人名鑑」執筆のノルマ。
調査と執筆に2か月をついやしたのでした・・。

調査はどれでもそうですが、
お金と時間はかかるけれど、
その結果がほんの数行だったりする、
砂漠に水を注ぐような世界です。

先週、無事に提出し終えた
食い倒れ隊のメンバー、ぼろぼろです・・。

くたびれて鼻風邪でぐすぐすのノイバラですにゃ。
千本ノックも一回お休みしてしまいました。

飛び始めた花粉のため
マスク装備のF島さんとHちゃんの
お二人に交じってマスク参加です。


まずはランチの待ち合わせ「ラ・べファーナ」
下北沢駅西口30秒。

ランチセット+デザートで1400円は安い!
と思えてしまうボリュームです。
もちろん、石窯のピザもおいしい❤


まずはサラダ。ここはお水ではなく、
ジンジャーピーチティーがサービスされるのです。
ほんのりあまい香りがして、おいしい紅茶です。

3種類のピザを3人で分け合うことにしました。


ノイバラのビアンカ。アンチョビとオリーブとケパー。


Hちゃんのパンナ。(だったと思う(・ω・;A )生クリームが入っています。


F島さんの狛江野菜のオルトラーナ。

どれもおいしかったですが、
ひとつくらいパスタにして味見してみればよかったと、
後悔したことでした。


デザートはイチゴのムースでした!(*^ω^*)幸せにゃぁ❤
最後のドリンクも選べます。
ノイバラはミルクティーを頼みました。


開演30分前。
ここでMちゃんと合流です❤
ご高齢のにゃんこのために、
病院にいってらしたのです。

早めに取ってくださっていたお席は
前から7列目くらいの真ん中、ちょうどいい感じでした。
本多劇場は傾斜があって見やすいのです。
(女子トイレは並びますが)

シェークスピアの戯曲は有名な「ロミオとジュリエット」「マクベス」
「リア王」「オセロー」などの悲劇もありますが、
「夏の夜の夢」「お気に召すまま」のような喜劇も多く、
「ペリクリーズ」もその一つ。

ペリクリーズはタイアの領主。
20年の艱難辛苦の末、妻・娘との再会を果たします。

矢代さんはターサスの太守の妻ダイオナイザの役。
ペリクリーズの娘、生まれたばかりのマリーナを預かり養育します。
のちに嫉妬からマリーナを殺そうとするのですが・・。

はらはらどきどきの後、
最後は再開の喜びと婚礼が一緒になってハッピーエンドです。

ノイバラはハッピーエンドの方が好きです。

素晴らしい舞台でした。
舞台装置も工夫されていましたし、
役者さんの演技も見ごたえがありました。
あっという間の2時間10分でした。

さて、どこかで飲もうということになり、
そこいらを一周して「魚菜(うおさい)」に決めました。
鰯料理専門店というのが珍しいです。

ここではすっかりくつろいで
写真を撮るのを忘れていました(・ω・;A

 
べい茄子のみそ焼き


鰯の姿寿司。

あとは何を食べたっけ・・

鰯のさんが焼き。
山菜(うど、たらの芽、こごみ、ふきのとう)の天麩羅。
柳川なべ。
メヒカリ唐揚げ。

こんな感じ?
いや、もっと食べたかな?

どれもおいしゅうございました。




雨水をすぎて

2015-02-24 14:04:13 | 自然
日一日と春めいてまいりました。
みなさま、いかがお過ごしですか。

ノイバラ山荘、ずいぶん留守にしてすみません。
リアルでばたばたしております。

ようやく2月も大波小波を越えて、
一段落と思ったところへ
風邪をひき、ダウンしました。

風邪のおかげでこうしてブログを
書く時間ができたわけですが・・(・ω・;A


2月19日は雨水。
雨水の頃は風が強いように思います。


雲がすごい勢いで流れてゆきます。

 
薄い青の空に雲がなんてきれいなんでしょう。


河津桜の蕾
まだ固いですね。


辛夷の芽もまだ小さい。


まだ凍っている場所もあります。

 

 
車のガラスに映った空。

雨水は旧暦元旦。
春節の休暇に日本で観光、買い物を楽しむ
中国人のことが話題になっておりますね。

中の1人がインタビューに答えて、
「日本の青空がうれしい」と。

都心でもその日はきれいな青空で、
電化製品だけではなく、
青空を楽しんで帰ってくれたこと、
なんだかとてもうれしかったです。









「雨晴」

2015-02-24 13:58:38 | 飲食
先週日曜は短歌結社誌の編集日。

カテゴリーが「飲食」になってますが、
気にしないように。


いつものU宮さん差し入れの季節のお菓子。
桜もち、豆大福、うぐいすもち。

春らしくてきれい。
ノイバラは桜もちをいただきました。

この日は先輩歌人名鑑原稿の締切日でした。
まだ書けていない方もいらしててんやわんや。

もうすでに一昨日から編集の
割りつけ作業が始まっています。
ゲラができた順に
来月からノイバラも校正に参加します。


前菜のカナッペ。
U宮さんが芸術的にチーズやレバーペストを
塗ってくださいました。


銀嶺立山 純米大吟醸「雨晴」。
とてもフルーティでおいしかったです。


このきれいなお皿にT岡シェフが
会員からいただいた「あご(トビウオ)」の干物を
のせてくださったのです。

お礼の葉書に絵を書くのに、
役立ちました。

お礼の葉書へのお礼の葉書をいただき、
とてもうれしいです。

 
先日購入したムーミンのビスケット。


ラズベリー味がおいしいのです。
ムーミン、パパ、ママ・・ほとんどの
キャラクターが揃っています。


これは森の精らしい。


60分の1の確率で入っているそうですが、
2枚入っていました。

どうみても30枚以上は入っていなさそうですので、
2枚とはすごい確率。えへん。

だからどうってことなんですけれど。

風邪のお薬で眠くて仕方がありません。
みなさま、ごきげんよう。









研究隊の春

2015-02-11 19:57:22 | 短歌
みなさま、こんばんは(*^_^*)


なんだかね、
うれしいことが続くのです。

2013年に完成したものの、
掲載をずっと見送られてきた「思草語彙」。

ついに「佐佐木信綱研究」第4号での
掲載が決まりました。

なにしろ、ページ数が多い資料ですので、
いつ載せてもらえるのかわからないまま、
次の歌集『新月』の語彙も
あと1ヵ月すれば完成するという今、
有り難いことです。


掲載のために再チェックしています。
ふせんがついているところを直します。
結構ありますにゃ(・ω・;A

次の「新月語彙」を作ったおかげで、
前の「思草語彙」の不備が明らかになった部分もあり、
掲載が遅くなったのはラッキーかもしれません。
より完全な形でお目にかけることができます。


関係の文章の作戦会議も終わり、
いつものしっぽく蕎麦です。

午後は「新月語彙」の千本ノックが始まりました。


語彙のひとつひとつの言葉と番号に
○をつけつつノイバラが読み上げ、
HちゃんとF島さんが歌の一語一語に
赤で○をつけていきます。

ノイバラがノックをする係、
Hちゃんが内野(歌番号1~150)、
F島さんが外野(151~300)の
守備をしているのだそうです。

思草語彙は550首で初めてでしたが、
新月は300首でメンバーが鍛えられているので、
いくぶん楽かもしれません。

これで、語彙に歌集からの
落ちがないかのチェックをします。
ほぼ4回、1ヵ月で完成の予定。
がんばりますにゃ。


霜と雪

2015-02-11 19:00:00 | 自然
みなさま、こんばんは(*^_^*)

朝晩冷え込みは厳しいものの、
今日は3月上旬の気温だったそうです。

春まであと一歩。


おかげ犬サブレをいただいたので、
以前伊勢神宮で買ったおみみくじ入りの白ワンと
記念撮影です。


週末まで職場では雪が残っていました。

 
 


畑。

 
1日降った雨で夕方にはだいぶ融けました。


靄が立っています。

  


河津桜のつぼみ、まだまだです。

  
これでおさまってくれるといいのですが。
これ以上雪が降りませんように。

ここ1ヵ月の雪と霜の風景です。

     


枯葉が凍ってきれいです。

    


朝の霜の風景。しんと身が引き締まります。


谷にはまだ朝日が届いてこないのです。

 
こんな風景が見られるのもあと1ヵ月ほどでしょうか。

















詠歌辞典と神保町

2015-02-09 19:52:20 | 短歌
みなさま、こんにちは(*^ω^*)

おひさしぶりです。
また10日ぶりとなりました。

お変わりありませんか?
ノイバラは相変わらずばたばたです。

5日夜半はおどかされていた2度目の雪も積もらず、
本当に助かりました。
まだ残っているのです・・雪が。
ほとんど昨日の雨で融けましたけれど。


さて、先月の万葉集のご講義で先生が見せてくださった
佐々木弘綱編、信綱補の『詠歌辞典』が手に入りました。


明治30年初版、ノイバラが購入したのは
明治40年の第8版ですが、
最初の持ち主は大正元年に入手したようです。


中身は和歌を作るための辞典で、
雅語(歌の言葉)と俗語の対照、枕詞など、
歌を作る上で欠かせないハンドブックです。

今は口語短歌が一般的で、
特に雅語や枕詞、古い言葉を知らなくても作れますが、
昔はいろいろな勉強をしないと
歌は作れなかったのですにゃ。

ええ~古臭い~と思われるでしょうが、
歴史があるっていうことは、
宝物を閉まってあるのと同じです。
雅語や枕詞、古語を宝石をはめ込むように
ポイントで使えたらステキですにゃ。


直方体の掌サイズです。


これは?
誰かの序と思われますが、
読めませんにゃ・・(´;ω;‘)


「詞の栞」「仮字の栞」「枕詞の栞」
「日本小文典」(動詞、助動詞の活用など)の順です。

 
ページを繰っていくとこんな感じです。

       
今の作歌に使えるかどうかはわかりませんが、
楽しそうな辞典です。

万葉集、1年4か月で巻一が終わりました。
来月は巻二からです。

さて、水道橋です。


エクセルシオールカフェでホットドッグ
食べていたら・・。


脚が赤い鳥? ユリカモメですかにゃ?


なぜ水道橋にいるんでしょうか?


(´・ω・`)う~む


「東京座跡」の看板です。

明治30年に出来た神田三崎町の歌舞伎劇場。
三座、川上座、とともに三三座と言われたそうです。

大正5年に閉館していますから、
20年くらいの命だったのですね。


この日はここに御用でしたにゃ。
知る人ぞ知るN書房。
初めての訪問でした。


1時間ほどで御用は終わり、
案内の方に連れられて神保町を歩きました。


カトリック神田教会。
明治7年創設の歴史ある教会です。


古い建物です。現在の聖堂は
昭和3年に建てられたものだそうです。

 
ロマネスク様式とルネッサンス様式を融合させた建物だそうです。


模様がかわいいです。


研数学館。
昭和4年に建てられたゴシック調の建物ですが、
左角の部分は「和民」に身売りしたんでしょうか。
きれいに改装されていますが、
もとの姿とは違います。

 
老舗の玉英堂2階で「稀覯本(きこうぼん)」を見ました。
稀覯本とは古書や限定版など、
世間で容易には見られない珍重すべき書物なのだそうです。

1900万円もする絵草子や
塚本邦雄の限定10部とか、
初めて見ました~。

 
喫茶さぼうる。
T岡さんの弟さんの個展の折には
さぼうるの歌がたくさん作られましたにゃ。


なるほど、ここが・・。
壁のレンガの落書きが突っ込みどころ満載です。
ココアをいただいて、あたたまりました。

昔は古書に興味はなかったし、
現在、古書はもっぱらネットで買いますので、
神保町はあまり歩いたことがないのです。
雰囲気ある町ですにゃ❤