おはようございます。
やっと降りましたね。
静かな雨が渇いた土を潤しています。
さて、いよいよ『佐佐木信綱研究』第ゼロ号、
校正も終わりました。
編集長Y綱さん、F島さんの獅子奮迅の働きで、
(ノイバラもちょこっとお手伝い)
今月末にはお手元に届くと思います。
次の12月発行の第1号に向けて
猫研究隊の研究は着々と進んでいますが、
昨日は行き戻りつつあまり進みませんでした。
今までやったところから、
疑問点がでて、また見直しを
余儀なくされたのです。
問題は「す」です。
・悲しき哉わがわざすさみ身は病みていえせぬきずぞ胸にのこれる
第4句「いえせぬ」は「癒えせぬ」だと思うのですが、
「癒ゆ」+「す」(使役の助動詞)+「ず」(打ち消しの助動詞)
と品詞分解していました。
しかし、意味的に「す」を
使役の助動詞とすると何かおかしい。
尊敬の助動詞でもないし・・
動詞の可能性も?
3人で頭をかかえました。
その時くたびれ果てたノイバラに
フランク永井「君恋し」の
歌が降ってきました。
この歌詞に「尽きせぬ思い」が
あったように思ったのです。
「癒えせぬ」って「尽きせぬ」と
同じ成り立ちですよね。
デジタル大辞泉によりますと、
「尽きせぬ」は[連語]、
「尽きることがない、いつまでも変わらない」の意とあり、
「尽きす」を見よとあります。
尽きす
「す」はサ変動詞、強調の働きがあるようです。
「癒えせぬ」とは「癒えることがない、いつまでも癒えない」。
こうするとすっきりと意味が通ります。
「す」を使役の助動詞にしなくてよかった・・(´;ω;‘)
しかし、家に帰って「君恋し」の歌詞を調べてみたところ、
「尽きせぬ思い」なんていうフレーズはないのです。
宵闇せまれば 悩みは涯なし
みだるる心に うつるは誰が影
君恋し 唇あせねど
涙はあふれて 今宵も更け行く
唄声すぎゆき 足音ひびけど
いずこにたずねん こころの面影
君恋し おもいはみだれて
苦しき幾夜を 誰がため忍ばん
去りゆくあの影 消えゆくあの影
誰がためささえん つかれし心よ
君恋し ともしびうすれて
えんじの紅帯 ゆるむもさびしや
???(・ω・;A ???
まあ、結果的に分かったので何でもいいですが、
ノイバラの頭の回路は
一体どうなっているのでしょう。
歌詞がやたらクラシックだと思ったら、
大正2年にできた曲で、
フランク永井のリバイバルなのですね。
彼の低音が何ともいえず好きなのです。
「君恋し」お楽しみください。
やっと降りましたね。
静かな雨が渇いた土を潤しています。
さて、いよいよ『佐佐木信綱研究』第ゼロ号、
校正も終わりました。
編集長Y綱さん、F島さんの獅子奮迅の働きで、
(ノイバラもちょこっとお手伝い)
今月末にはお手元に届くと思います。
次の12月発行の第1号に向けて
猫研究隊の研究は着々と進んでいますが、
昨日は行き戻りつつあまり進みませんでした。
今までやったところから、
疑問点がでて、また見直しを
余儀なくされたのです。
問題は「す」です。
・悲しき哉わがわざすさみ身は病みていえせぬきずぞ胸にのこれる
第4句「いえせぬ」は「癒えせぬ」だと思うのですが、
「癒ゆ」+「す」(使役の助動詞)+「ず」(打ち消しの助動詞)
と品詞分解していました。
しかし、意味的に「す」を
使役の助動詞とすると何かおかしい。
尊敬の助動詞でもないし・・
動詞の可能性も?
3人で頭をかかえました。
その時くたびれ果てたノイバラに
フランク永井「君恋し」の
歌が降ってきました。
この歌詞に「尽きせぬ思い」が
あったように思ったのです。
「癒えせぬ」って「尽きせぬ」と
同じ成り立ちですよね。
デジタル大辞泉によりますと、
「尽きせぬ」は[連語]、
「尽きることがない、いつまでも変わらない」の意とあり、
「尽きす」を見よとあります。
尽きす
「す」はサ変動詞、強調の働きがあるようです。
「癒えせぬ」とは「癒えることがない、いつまでも癒えない」。
こうするとすっきりと意味が通ります。
「す」を使役の助動詞にしなくてよかった・・(´;ω;‘)
しかし、家に帰って「君恋し」の歌詞を調べてみたところ、
「尽きせぬ思い」なんていうフレーズはないのです。
宵闇せまれば 悩みは涯なし
みだるる心に うつるは誰が影
君恋し 唇あせねど
涙はあふれて 今宵も更け行く
唄声すぎゆき 足音ひびけど
いずこにたずねん こころの面影
君恋し おもいはみだれて
苦しき幾夜を 誰がため忍ばん
去りゆくあの影 消えゆくあの影
誰がためささえん つかれし心よ
君恋し ともしびうすれて
えんじの紅帯 ゆるむもさびしや
???(・ω・;A ???
まあ、結果的に分かったので何でもいいですが、
ノイバラの頭の回路は
一体どうなっているのでしょう。
歌詞がやたらクラシックだと思ったら、
大正2年にできた曲で、
フランク永井のリバイバルなのですね。
彼の低音が何ともいえず好きなのです。
「君恋し」お楽しみください。
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