ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

働き方

2006年01月25日 | Diary
今日は残業を切り上げて帰ってきた。いまお風呂をためている。明日は早出だ。なぜ途中で帰ってきたかというと部署の社員が全員不在になるので残るわけにはいかなかったのだ。通常は席には不在でもその部署のトップの女性管理職が必ずいるので、マイペースでいられるのだけど今日は風邪でお休みだった。

きのうの夕刊でちょうど「これってプレ更年期?」という記事を読んだばかりだったので考えさせられた。「均等法スタート世代にあたる30代後半から40代前半の女性がめまいや動悸、のぼせなど不定愁訴を訴える。その世代は初女性総合職、初女性管理職とがんばって緊張しつづけてきたため今になって疲れがでているのでは・・・」。(私は当時総合職は体力的に無理と一般職を選んだのでそのような症状はないし、今は運動している分当時より元気かもしれない。)

そう、その女性管理職はちょうど私より2歳年上、既婚、子供なし、社内でもがんばっている方である。朝は部署で一番に出社し、帰りも遅い。場合によっては土日も働いている。プライベートの携帯でも常に仕事は受け付ける。今日、事情を知らずにきた人たちは皆そろって「めずらしいねー」

やはり記事のとおりだ。私も記憶にあるかぎり2年半、出張以外で会社に来ないことはなかった。休めないんだ。ものすごいプレッシャーなんだと思う。他にも何人か女性管理職がいるが皆さん同じような感じだ。パーティションがあるから直接は見えないけど、職務責任はとても重い。私自身はライン経験は2年しかないし、これからそのような経験をすることもないけれどとても勉強になると同時に自分の至らなさも痛感する。

同級生のダンナは土日も家で仕事し、必要があれば朝5時でも家を出る。休みの日に何かしようというエネルギーは残っていない。仕事ってそのくらいがんばらないといけないんだと思う。本当に私はお気楽だ。好きな仕事をして好きなダンスをしている。でもこれでいいのかなとも思う。去年の夏、先輩から「仕事とダンス、どっちが楽しいの?」「これからどう踊っていきたいの?」と真顔で質問され、「どちらともいえない」と答えた私ではあるが、かといって今の仕事を一生の仕事にするというには完全な実力不足だし、そういいきる覚悟もない。中途半端だ。でももうそんなことが許される年齢ではない。オバサンは実力がないといけない。先輩から「仕事はこれからどうするつもり?本当に働くと、気がついたら人生終わってるのよ。それってすごくむなしいのよ」だから「ダンスが楽しくてがんばれるならやりたいだけがんばって、仕事はほどほどにしてご主人を大切にするのも幸せかもね」と言われたことがある。そうかもしれない。

とりあえず今の仕事を地道に続けていくだけだけど、これからでも軌道変更はありうる。人生どう転ぶか本当にわからない。仕事をがんばってきた友人達もいろいろだ。子育てしながらがんばっているひともいるし、子供の手がかからなくなってきたのを機に再就職した人もいる。17年バリバリに働いて去年ご主人の転勤で仕事をやめ、はじめて専業主婦になった人もいる。

話は変わるが、私の直接の上司にあたるのは20代後半の中途入社の女性社員である。彼女はやはり優秀だが、上述の管理職と比べるとリラックスしていると思う。うらやましいし、そのうちそれが普通になってほしいと思うし多分そうなるだろう。

そんなことを考えていたら、今日届いたNewsweekの見出しは DAVOS 2006 "The future of work" Forget Retirement-Older Workers Are Now the Key to National Prosperity" だった(笑)。読まなきゃ。そして考えなきゃ。人生における仕事(家事などのシャドウワークも含め)の比率は否応なく高いから。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする