ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

季節はどんどん移り変わる。人間も

2006年03月24日 | Diary
朝の通勤電車の窓からは桜の花が目に付くようになった。来週はいよいよ満開か。

腕の湿疹がなおってきたので「やはり日頃運動しているから抵抗力がアップしたのかしら」と喜んでいたら、今朝のニュースで「関東南部では花粉のピークが過ぎました。」ぬかよろこびだった。

残業帰り、あまりの空腹に(何て大げさ!)途中駅で下車し、おはちでもろみチキン定食を食べてきた。窓際の席から大きな交差点を眺めながらかっこむように食べた。食べ終わる頃にはだいぶ元気回復。本屋さんでターザンの「ストレッチバイブル特集」を買う。

帰りの電車はまだそれほど遅くないのに大混雑。歓送迎会シーズンだよね。それに振袖姿の卒業生などもちらほら。期末だ!あと10日もすると真新しい制服の中学生や高校生、スーツ姿が板につかない新人の団体、地方からの出てきた大学生とその母親などで通勤電車の秩序は一時的に混乱する。

20代の頃の前後10年間の変化は大きかったけど、いつの間にかあまり変わらない日常が続く。

昨夜母に電話した。用件は母が若い頃好きで私も子供時代よく一緒にテープを聴いたポール・アンカのコンサートに誘うためだった。年に一回母の日のプレゼントとして何か見に行く。私の頭の中では「オー・プリーズ・スターンド・バイ・ミー、ダイアナ・・・」がリピートし、きっと母も喜ぶと思ったんだけど。

「ポール・アンカ!?」

     おや、なんだか反応が鈍い・・・

「何日!5月18、19日。おとうさん、その日は旅行じゃなかった?」

     父に確かめている・・・

「どこであるの?」

「昭和女子大学人見記念堂か中野サンプラザ」

「あら、遠いわねー」

    気乗りしていない。

「ポール・アンカっておじいさんでしょ。何歳かしら」

「うーん、ミック・ジャガーが還暦過ぎたからもっと上」

「じゃ、70は過ぎてるわね。どーせ見るならもっと若い人のがいいわ」

「じゃあ勘三郎の四谷怪談でも行く?」

「テレビで取り上げられてたけど、フラメンコとかでもいいわよ、スペインで見たけど」

 その後話題は次々と展開し、気がつくと1時間近く話していた。

 結局、母がしばらく見たいものはないか探すことになった。

 それにしても、私が小さい頃は青春の思い出としてポール・アンカの曲、大好きで聴いていたのに人間年とともに変わっていくのね。


 ちなみにもうすぐ70になる父と、少し若い母が知り合った頃、つまり1960年代前半はダンスパーティーというのが大流行し、二人とも踊っていたらしい。父の友人にはボランティアで盲人のパートナーをしている人もいるという。その父が私がラテンを始めた頃「お母さんとはね、ダンスの呼吸が昔から合わないんだよ・・・」

そして私もご夫婦でラテンを踊る素敵な奥様に

「ご主人が踊っていいですね。ウチは頼んでも全然だめなんですよ」と言ったら

「うちも興味なかったんだけど、ちょっと許せないことがあって交換条件で
 ダンスに付き合ってもらうことにしたの。ご主人はきっと真面目な方なのね」

うーん。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする