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三銃士

ミュージカルの三銃士、2回目。

前回は二幕でのリシュリュー枢機卿で頭が吹っ飛び、後半が特によく分からなかったので、今日は心して観た。この前観たときには現実なのか俄かには信じ難く・・・翌日になっても「あれは夢だったんじゃ?」な気分だったのにゃが。
どうやら夢じゃなかったらしい。

まずはその問題の部分
第一弾は「わが心氷にあらず」という曲。ミサ曲のような雰囲気で始まるのにゃが、内容はリシュリューの心の内を吐露したもの(自分は好きで戦争するんじゃないんだよ~すべてはカトリックのためという)。多分何かアンビバレントなものを表現したいんだろうけど・・・絵ヅラ的には何を言いたいのかよく分からない。不思議なイキモノ?の中をさまよい、不思議な動き(手旗信号ではなさそうだ)をする枢機卿・・・。
悪夢のようなものなんでしょうか???

何かすっきりしないまま、話はどんどん進んで行き、第二弾。
戦地での「我を信じよ!」。甲冑姿(ご丁寧にマント付き)でスタンドマイク(しかし実は足が付いてない。マイクとスタンドの繋ぎ目が、黒と黄色の工事中のよーなトーンのテープだったような気がするけど、見間違いか?)を使って、激しく歌いまくる枢機卿。
ビジュアル面でのインパクトが強すぎて、歌詞はなんにも覚えていにゃい(聞き取りにくいとも言う。きっと何度見ても覚えられないに違いない)。
ロックコンサートとは縁がなかったので、TVなどでは見るけど、本当にマイクを振り回して歌う人というのを生で見たのは初めてにゃった。それがなぜ今で、やまぐちさんだったのかは最大の謎。

で、落ち着いて思い出すと、ストーリーのそこここに謎が。

そもそもリシュリューは何をしたかったのか。なぜにあんなに王妃を追い詰めたの?
あれだけ盛り上げた戦争は、結局あったの?なかったの?
船がバラバラになって、どうやってダルタニャンはイギリスに着いたの?
なんでミレディはコンスタンスを殺す必要があったの?
アトスはミレディのことがずっと気になっていたみたいなのに(一幕で永遠?一人で歌うぐらい)、なんであっさり捨てちゃうの?
じゃがいも号はどうなったの?(そこかよ!)
等々


もう1つそれで良いの?的なことは・・・ロシュフォールが歌うシーンがあまりにも少ない気が(アトスの歌は半分でいいから、ロシュフォールがなんであんなにリシュリューに尽くすのかのエピソードを入れて欲しい・・・クリスタルの天使っていう表現があまりにも唐突過ぎて、聞いていて辛い・・・orz)

八方うまく丸めようとして、浅いストーリーになっているのが、前回「お子様向け」と言った理由かにゃあ・・・。

今日はeプラスの貸切で、公演後に井上さんと瀬名さんのショートトークがあった。
宝塚仕込みの瀬名さんに、井上さんが銀橋を渡るときのコツというのを伝授されていたのが面白かった!渡りきったところで、客席にお尻を向けないよう、身体の向きを切替えるのだそうな。確かに宝塚の皆さんはそうしていた気が。
相変わらず井上さんはトークも上手だにゃ。

で、リピートしたいかというと・・・実に微妙。
珍しい物(←こらこら)見たさもあるけれど、実際にそのシーンになるとワケがわかんなくなるし・・・。
今日は珍しくおトンと行ったにゃが、とりあえずあと1回、今度はぼーずとも行く予定。
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