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バレエあれこれ

今日は井脇バレエの「眠れる森の美女」を観てきた。今年初のバレエ鑑賞^^

オーロラ姫が松岡梨絵さん、なんとカラボスが橋本直樹さん!。主宰の井脇さんはじめ、元Kバレエの方々も煌びやかに踊られて、楽しい舞台にゃった。
所々新しい演出があって(なにしろカラボスが男でかっちょいい^^)、そこがとても面白かった。
もちろん本来のシーンも美しく優雅だったけど、強く印象に残ったのが「赤ずきん」。最初は至極オーソドックスなのに、「え!?(目が点)」になってから、次々と畳みかけるように笑いのシーンが。

眠りなので、呪いの話だけど、全体的に温かみのある優しい作りにほっとした。

今年お初の舞台鑑賞、なかなか良いスタートが切れたかと。

と、昨日の「王子と踊る」で過去のことを色々と思い出した。


~十年前のそれは発表会。白鳥の湖、第一幕のワルツ。

多人数の女子生徒相手に男性ダンサーは二人という強引な振付。なので、一人一人の持ち時間は限りなく短い。
猫がやったことといえば、幕中からリフトでセンターまで持ち運ばれ、あちちゅーど でゅばんでくるっと一回まわされるだけ。
男性ダンサーの一人はアダージオクラスを教えていた大先生の息子と、借りてきた外の人で、猫の相手は外の人。
コドモながらに、スタイルよくないし、トシだし(って、中学生からしたらみんなそうだったろうけど)、お肌はでこぼこだし、息がタバコ臭くて
「なんか嫌」
と思った。

決定的だったのは舞台稽古(もちろん1回しかチャンスはない)稽古中は一度も失敗しなかったのに、その時に初めてリフトを失敗された。
しかもそれを猫のタイミングがずれたから、と言われた。
幕から「じゃーん!」とリフトされるはずのところを、しょーがないから歩いてセンターまで出ていくことになり、帰りたくなるほどミジメだった~。
ああいうときって大した距離じゃないのに、ものすごく長く感じるもので。
あれは相手の人が途中でへばって音に遅れたんだった。猫はほかの人たちがえんえんと踊っている間、今か今かと待機していたのだからタイミングを誤るはずがない(←えらそう)

本番はなんとか失敗しなかったけど、本番も歩くことになったらと、ものすごく不安だった・・・。

そもそも普段のアダージオクラスもあんまり楽しくなかったな~と。
新しいリフトを習うときに、必ず最初にやらされたのだ。当時はクラスに入ったばかりで一番小さくて軽かったから。
なんかわけわかんない間に肩だのにのっけられて、説明している間乗りっぱなしとか。
(ようするに先生の体力温存用?)
本番舞台で他の人をおっことしたところを目撃した身には、内心びくびくものだった・・・。

アダジオクラスが嫌で辞めた部分も大きかったのだ・・・
先生に相談すれば良かったのかもしれないけど、「先生の息子が怖いです」とも言いにくかっただろう・・・
なにしろ先生は絶対の存在で、「中学生になったらもれなくアダージオも」なんてことになっていたし。

な、ことがあったのは昨日の王子たちが生まれるはるか前のこと(爆っ)
昨今の男性ダンサーは見目麗しいし、タバコ臭くなんてないし、たった2分間の休憩の間にちゃんとお着替えまでして、最後まですっきり爽やかにしてくれました。
なんて恵まれた環境になったのでしょう~(感涙)ゲートを創設してくれたくまさん♪のおかげでもありますね。

ブラック過ぎて今でもくっきり覚えていることもあるけど、昨日のこともこの分ならきっと一生忘れないでしょう~♪
明るい思い出で塗り替えられたことはとても幸せ!^^
ちょっとこっ恥ずかしいところもあるけどね。


p.s.
もしまたこんな機会があったとしても、膝にお座り、は無い方がいいな~(王子の膝のためにも!)
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