野菜くずだって、捨てたもんじゃない。
昨年末に本屋をうろうろしていたら、雑誌コーナーで見つけた日経OFFで、野菜スープの特集があったので拾い読みしたところ、見慣れぬ文字があった。
ベジブロスって何だ?
玉ねぎの皮、ピーマンの種、キャベツの芯など、これまで野菜くずとして捨てていた部分をためて、それを煮込んで作るスープだそうだ。日本酒を少量加えるのがコツとのこと。でも、ブロッコリーは甘くなるので少量がいいとか。
気になったので、購入してじっくり読んでみる。半信半疑ではあったが理屈は分かる。この時期は鍋物を多く作ることもあり、野菜くずなら毎日出る。これを活かす発想が気に入った。
いろいろレシピが載っていたが、そのなかで驚いたのがインスタント麺を作るときのお湯の代わりに、この野菜スープを入れるという奴。ホントかいなと思ったが、たしかに普通のお湯よりは栄養はありそうだ。
もっとも最初に作ったのは、鶏肉入りの野菜スープ。いつもならコンソメ顆粒で作るのだけど、今回はこの野菜スープと塩コショウのみで味を調えてみた。これが思いのほか美味しかった。薄味なのもいいが、風味が格段に芳醇なのだ。
ヘンな話だが、最近は野菜くずをため込むのが楽しみである。私の場合、一人分なので3日もあれば十分な野菜くずがたまる。これがいろいろと使いまわしが出来る。関西風に白だしを使ったり、シチューのベースに使ったりと色々と楽しんでいる。
もっと早くに知りたかった・・・
ちなみにインスタント麺に使うことは、未だやっていない。よくよく考えたら家でインスタント麺を食べることは、年に2,3回なので機会がないのだ。多分、栄養面だけでなく風味も増したものになるはず。
今後のお楽しみにしておこう。