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このブログを始めてすでに1年半ぐらいになるだろうか。牧場の先行きが不安視されるようになり、少しでもキャンプ場や山小屋の宣伝になればと考え始めてみた。
理想は今までのように牛が登ってきて、牧場経営が継続されればそれに越したことはない。入笠の自然や美しい景観はそれで守られ、キャンプ場や山小屋も今まで通りあまり営利に走らずに、やっていくことができる。しかし、いろいろな原因が重なって、年々そういうふうにはいかなくなってきた。
多くの来訪者は、お馴染みさんである。そこに少しでも新しいお馴染みさんを増やしたいという思いと、もう一つある。それは、この美しい中級山岳と星空を、知るべき人たちに知って欲しいのだ。そして、その人たちに守り、育てて貰いたい。
今日も信大の実験立ち合いがあり、行ってきた。下は星も見えているが、いまごろ上は時雨れているだろう。灯の点らない管理棟や、夜の淋しい牧場が目に浮かぶ。誰がいなくてもあの風景や自然はあるからと言い聞かせてみるが、すると今度は四季折々の牧場風景が牛とともに心をゆする。
仕事をしていたころは、片道1時間15分くらいの通勤の間に何か思いついたり感じたことを、できる限り毒を消して書くようにしていた。その内容を昼の時間と、仕事を終える4時半ぐらいにPCに打ち込んだ。話し相手の替わりをしてくれるブログの作成は、最初考えていたほど負担ではなかった。しかし今は、そういうルーチンがない分、かえってブログ作成はやりにくくなったと言える。来週は2日(火)と5日(金)に登ることになっている。今週末来るようになっていた人は、通行止めで断念したみたいだ。
12月6日からは富士見のゴンドラが営業を再開する。まだしばらく、伊那側は車で来ることに何の問題もない。今年は本格的な雪のシーズンは、まだ先のような気がしている。
山小屋「農協ハウス」の冬季営業に関しましては、11月17日のブログをご覧ください。