牧の夕暮れ、気温24度。里よりも標高で1千メートル位高いから、このくらいの気温で済んでいる。それに、夕暮れの風が吹き、暑くも寒くもない。都会の猛暑に痛めつけられた夏は、遠い昔のことになってしまった。
先日、里で集まりがあって冷房の効いた部屋にいたら、途端にくしゃみや鼻水が出て驚くだか、往生した。すっかり日常生活からそういうものが消え、当然になってしまっていた。車に乗っても、冷房は使わないようにしている。言わずもがなだが、陋屋に冷房器具などない。あるのは古い扇風機だけ。
こんなことを書けば猛暑に喘ぐ人にとったら、どうでもよい惚気話でも聞かされるようで、不快かも知れない。まぁしかし、ここでは圧倒的に自然を相手にやっているわけだから、短い夏の一時、ここの過ごしやすさくらい時には語ってみたくなる。
牛たちは囲い罠と第4牧区を出たり入ったりしていたが、いつの間にか全頭が囲い罠から放牧地に移っていた。今、1頭のホルスが白樺の生えた林の急な斜面を登っていくのが見えたが、なぜ広々としたとした草地でないのか不思議な牛たちだ。これも歴代の牛たちの見せる奇妙な行動である。
TDS君がテイ沢の草刈りに来てくれたが、きょうは別のことをして、沢は下見だけにした。下から5番目の丸太橋のすぐ上に、またしても倒木。写真ではわかりずらいが大木。
Xさん、牧場風景の撮影、あれはフリをしただけでしよう。気を遣わせてしまいました。
8月につきましては、キャンプの場合も、できるだけ予約をお願い致します。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」と「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。